皆さんこんにちは。

今回はスーパーマーケットのお仕事紹介として、店長のお仕事について書いていきたいと思います。

スーパーの店舗における最高責任者である店長には、どのような役割があって、どのような仕事をするのか、また店長になる為にやらなければいけない事、店長に向いている人など、店長にまつわる様々な事柄について紹介させていただきます!

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食品スーパーマーケットの店長はどんな仕事?

食品スーパーマーケットの店長の仕事を一言で言うと、「店の経営者」です。

地域密着型の経営を行なっている食品スーパーでは、天候や気温、マスメディアの動向などによる顧客ニーズの様々な変化に対して、機敏に反応することが求められ、その為本部ではなく、現場での判断力が重要になってきます。

店長は現場の最高責任者として、店舗の営業方針や経費管理など、経営面の総てをつかさどる経営者としての能力が求められます。

食品スーパーマーケットの店長の具体的な仕事内容とは?

仕事の内容

営業企画

会社全体の販売促進計画を元に、月間、週間の店舗の営業企画を、各部門の責任者と協議しながら考えていきます。

会社全体の販売促進計画は、チラシの投入やダイレクトメールの発送など、「店舗に足を運んでもらう」為の目的で行われることがほとんどであり、来店いただきたお客様に「いかにたくさん商品を買っていただくか」は店舗での独自の企画にかかっています。

チラシの商品に追加して売り込む商品の選定や、売り込む場所の決定、人の配置や試食販売などのイベント企画など、様々な内容に関して、企画会議を行いながら方針決定をして行きます。

企画の落とし込み、チームワークの醸成

営業企画が決定したら、朝礼や文章回覧などで、各従業員に企画の内容と、販売スケジュールの落とし込みを行なっていきます。

これは社員だけではなく、パートタイムやアルバイトなど、実際に作業を行う担当者にまで落とし込むことが重要になります。

社員の指示に従って仕事を行なっているパートタイムやアルバイトは、店舗の経営に関する意識は低く、売上高や客数に関しても興味がない場合が多いです。

その様な意識が薄い層にも、店舗の経営に参画しているという意識を植え付けていくことで、一体感が生まれ、企画に対する成功率も上がってきます。

いかに組織内のチームワークを高めて、「目の前の商品をお客様に売りたい」という気持ちを、全ての従業員が持てる様になるか、店舗の経営理念の全従業員への浸透も、店長にとって非常に大切な仕事となります。

評価のフィードバック

月間、週間の営業企画に対して、業績の評価とフィードバックも、店長の大切な仕事となります。

自身が努力した結果に対して会社がどの様に評価してくれるかは、従業員のやりがいにつながる大切なポイントですし、仮に失敗したとしても、その内容を的確に指摘し気づかせることで、次の成功に対するモチベーションに変えることができます。

この様に、会社と従業員をつなぐ架け橋として、企業理念や経営計画の従業員への浸透と、従業員の頑張りを、経営層に評価という形で伝えていくことも、店長の業務の一つとなります。

経費管理

評価のフィードバックによって、形となるものは昇給やボーナスなどの人件費になります。

いくら売上高を上げても、それ異様に人件費を消費していては経営は成り立ちません、とはいえ、評価に対して形となるべきものを与えないと従業員のモチベーションは上がりません。

店長はこの収入と支出のバランスをうまく取り、従業員のモチベーションの維持と経費の適正化を同じタイミングで行なっていく必要があります。

売上から仕入れ金額を引いたものを粗利益、粗利益から人件費を含む諸経費を引いたものを営業利益と言います。

この営業利益を上げていく為の、利益と経費の調整も、店長の重要な仕事の一つです。

仕事の流れ

開店前〜開店

まず朝出勤して始めに行うことは、今日の自店の販売計画、および競合店のチラシなどの状況確認です。

自店と競合店の状況を比較して、競合店に対して販売計画が劣っていないかチェックし、劣っている場合は追加の企画などを準備し調整を行います。

そして当日の自店の販売計画を朝礼で全従業員に落とし込みます。

朝礼は一日の始まりのモチベーションを上げるために、大変効果がある取組ですので、情報をしっかり伝える他にも、楽しく一日の仕事が始められる様、工夫を凝らします。

また開店前の売場の状況をチェックし、商品の欠品や、売場の乱れが無いように指示をします。

開店後〜お昼のピーク

開店後は店頭に立ちお客様と会話をしながら、来店状況や商品の販売状況などをチェックして行きます。

11時を過ぎると、12時のピークに向けて、特に惣菜商品を中心に商品が並んでいるか、売場が空いていないかなどのチェックを行います。

ピーク時には店頭での売り込みを従業員に指示し、売場に活気が出る状況に保ちます。

またレジが混む場合もあるので、定期的にお客様の並んでいる状況などを確認し、必要な場合はレジ応援を手配するなど、人員の配置に対しての配慮を行います。

お昼のピーク〜夕方のピーク

お昼のピークが終わると、5時ごろの夕方のピークまでは小休止となります。

昼食をとったり、事務仕事を行うなどして過ごします。

また、一日の売上高の折り返しが午後2時〜3時ごろとなる為、売上高をチェックし、目標の50%に届いていなければ、部門長会議などを行い、夕方からの売り込み強化に向けての企画を新たに作ります。

午後5時頃からの夕方のピークタイムは、1日で最もお客様の多い時間帯となり、売上高に大きく影響します。

「売り逃がし」が無い様、試食販売なども行いながらお客様に全力でアピールします。

ピークタイムが終了後は、値引きなどの閉店までの業務指示を、夜間シフトの責任者に伝えて業務終了となります。

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食品スーパーマーケットの店長として大事な2個の役割

経営者としての役割

営業利益達成のためには、売上や利益など営業面での数値の他にも、人件費や水道光熱費など経費面での数値にも精通していなければいけません。

どの分野に投資し、どの分野で儲けるかなど、経営者としての判断力が問われることになります。

リーダーとしての役割

いくら良いプランを持っていても、自分一人で実現することは不可能です。

店長は店舗のリーダーとして自らの考える理想に向かって従業員を導いていかなければなりません。

皆が憧れる経営の理想像を考えることはもちろん、トップダウンではなく、一人一人が自ら考え行動できる様に、パートタイムやアルバイトにまで自らの理想を浸透させ、共有化できる環境を作ることが大切になります。

食品スーパーマーケットの店長はどういう人と仕事で関わるの?

地域の自治体

店長はその地域における会社の代表者として、地域の自治体と良好な関係を築きながら、その地域の発展のために貢献しなければいけません。

例えば地域の清掃活動やお祭り、学校行事などには積極的に参加し、地域の中での店舗という存在をアピールすることで、地域住民の信頼を得ていくことも大切な仕事になります。

官公庁

コンプライアンスの視点より、労働基準監督署や農林水産省、保健所などの官公庁とは頻繁にやり取りをする必要があります。

しっかりと法令遵守することにより店舗の信頼度は増し、お客様の指示も増えることになります。

また仮に食中毒などを起こした場合、失った信頼はなかなか取り戻せません。

全従業員に法令遵守の意識を浸透させ、安全で安心な店舗であるというイメージを維持していく必要があります。

食品スーパーマーケットの店長になるために必要なこと

企画力

店長は店舗のリーダーとして、まずその店舗の方針をどの様にするか企画しなければいけません。

従業員が夢や目標を描きやすい環境にするために、まず「自身の店舗をどの様にしたいか」をはっきりと決め、従業員に伝えていく必要があります。

リーダーシップ

店舗の方針は、全従業員に浸透すればするほど、実現しやすくなります。

わかりやすい言葉で熱意を持って伝えていくことが必要ですし、周囲の人間に「この人についていこう」と思わせる人間となることも大切です。

それぞれの個性によりアプローチは違いますが、まず、周囲に対して魅力的な人間になる為に、自ら考え行動することが必要になってきます。

財務知識

店長の数値における最終目標は「営業利益の達成」です。

その為には、営業数値だけではなく、人件費などの経費数値の管理も重要になります。

損益計算書や貸借対照表などの数値から、店舗の問題点を読み解く財務知識も、店長となる為には必要な能力となります。

食品スーパーマーケットの店長の給料事情は?

店長は店舗の最高責任者である為、スーパーマーケットの中でも比較的高い給料を支給されています。

店舗の規模により異なりますが、年収は600万〜1000万程度と、責任に応じて多くの収入を得ています。

食品スーパーマーケットの店長でやりがいを感じること

営業利益の達成

営業利益は決して売上高だけを伸ばせば達成するわけではなく、経費面も含めた総合的な経営知識が必要となります。

営業利益高の達成という結果は、その様な収入と支出のバランスをしっかりと計算し調整することができた成果として、非常にやりがいを感じることができます。

部下の成長

自身が採用し育成してきた部下が一人前になり、やりがいを持って仕事を行い、店舗に貢献している姿を見る時は、大きな達成感を感じることができます。

店舗を一つのチームとして、人の採用から育成まで自身で決定できることも、店長の仕事の中でやりがいを感じることの一つです。

お客様、地域からの感謝

スーパーマーケットはお客様の感情がダイレクトに伝わる業界です。

直接目の前で自身の販売努力や接客に関して感謝を述べられると非常にやりがいを感じますし、地域の食を預かる仕事として、例えば常連のお客様の子供の成長を間近で見られるなど、地域全体に貢献できたと感じた時は、非常に達成感を味わうことができます。

食品スーパーマーケットの店長に向いている人のタイプは?

独立心のある人

店長は店舗の経営者でもあり、ある意味自分の店を経営しているとも言えます。

経営者としてあまり制約を受けず、自身の理想を実現したい人や、一国一城の主として、周囲に影響を与えながら仕事をしたい方などには向いている仕事と言えるでしょう。

人が好きな人

スーパーの店長は仕事を通じて様々な人と触れ合います。

そして、その仕事の大部分は自身で行うのではなく、自身の考えを周囲の人々が実現することにより、成り立っています。

その為自分でなんでもやらなければ気が済まないという人よりは、人と関わることが好きで、周囲の人たちと協力しながら、皆で一つのものを作り上げていくことにやりがいを感じる人の方が、向いている仕事と言えます。

地域愛のある人

スーパーの店長は決して世界を相手に仕事をする事はなく、どんなに規模が大きくても、その商売の対象となるのはその店舗が存在している地域で暮らしている人々になります。

いかに店舗のある地域を愛し、その地域の人々と積極的に交流しながら、その地域の発展のために貢献したいと思える人でないといけません。

広く浅くではなく、狭く深くその地域に密着することができるか、地域愛を持てないと成立しない仕事と言うことができるでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は店長のお仕事についてご紹介しました。

スーパーの店長は、平均して売上高は年間約10億、従業員は約50名という、ちょっとした中小企業の社長レベルの規模の組織の長として、経営を行うことが求められます。

地域を愛し、自らの理想の実現の為に周囲と協力しながら、経営者として行動することが必要です。

身につけなければならない知識や技能も多く、大変な仕事ですが、自らの努力が営業成績だけではなく、従業員の成長や、地域の発展にも帰依することがある、非常にやりがいのある仕事と言うことができます。

ぜひ自分自身の企画力、計算能力、そして人間力を磨き、その地域にとって無くてはならない、「自分自身のお店」を作ることのできるリーダーを目指していただければと思います。