主に土日が中心の試験監督の業務は、大学生から主婦の方々に人気のアルバイトとなっています。

今回はそんな試験官の仕事についてご紹介したいと思います。

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試験監督の仕事とはどんな仕事?

試験監督の仕事とは、その文字の通り、試験の進行を監督する業務です。

英検、漢検などの資格試験から、大手予備校・塾の模試など様々な種類があります。

試験を滞りなく進められるようにすることが試験監督の1番の仕事です。

試験官の大まかな仕事内容

試験が始まる前にスタッフとの打ち合わせや説明会があるので、試験開始の1~2時間前には集合することが多いです。

担当教室の問題用紙を持って部屋に入り、その日の試験のタイムスケジュールを黒板に書くこともしばしばあります。

時間になったら、問題用紙を配布し、注意事項を受験生に伝えます。

試験が始まったら、受験票の顔写真を見ながら本人確認を行ったり、不正がないか見回ります。

また「残り〇〇分です」など時間を伝える場合もあります。

試験時間が終わったら、答案用紙を回収し、本部に届けます。

試験によっては備品や教室の片づけを手伝う場合もあります。

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試験の種類によって異なる勤務時間

試験の種類によって、勤務する時間も大きく異なります。

学習塾・予備校の場合は、平日夕方~夜に行われる場合も多く、小学生が対象のものなら1科目40分程度と短くなります。

英検やTOEICなどの場合は、試験の前後に会場のセッティングや片付けを入れて3~4時間程度で終わります。

センター試験や大学の模試の場合は1科目の試験時間も長く、科目数も多いので8時間以上かかる1日がかりの試験となります。

試験監督の求人に応募する際には、どのような試験なのか事前にしっかりと確認しておきましょう。

試験中の仕事内容

それではここから試験監督の仕事内容を細かく見ていきましょう。

問題用紙・答案用紙の配布

受験生の数が多いと、答案用紙を配るのも大変です。

少人数の場合は一人で任され、人数が多い場合は二人で手分けすることもあります。

試験開始までに全員に配り終わるように、時間配分に気を付けなければなりません。

試験開始の合図

デジタル時計や電波時計を渡されるので、秒単位で正確に試験開始の合図を出さなければなりません。

見回り

試験中は、受験生の一人一人を見回りながら不正行為がないかチェックしたり、困っていないかを調べます。

体調不良の受験生がいた場合はすぐに本部に連絡したり、トイレに行かせることや、落としたものを拾うことなどもあります。

試験終了の合図

終了時刻になったら、ただちに記述をやめさせます。

その際、名前、受験番号などの記入漏れがないか再度チェックを行います。

答案用紙の回収とチェック

試験が終了した後、回収した答案用紙をチェックします。

教室で試験を受けている受験者数と答案用紙の数が合っているかを確認します。

受験番号や名前が書式通りに記入されているかどうか、(なぜか受験番号を逆さ順に書いてしまっている人がいることもあります)受験番号順に答案用紙が並んでいるかどうかを確認します。

答案用紙の確認は、受験生の合否や成績に直接関わる大切な作業です。

とにかく入念に一点一点確実にチェックしましょう。

試験官が向いている人の3個の特徴とは?

時間を厳守出来る人

当たり前のことですが、受験生は1分1秒を大切にしています。

問題用紙を配るのも時間通りに進めなければなりません。

試験会場によっては持参の腕時計ではなく、正確な電波時計を貸し出される場合もあります。

緊張すると手がカサカサになって問題用紙・解答用紙を配るのに手間取ってしまう場合もあるかもしれません。

試験監督のベテランはMY指サックを持参している方もいるようです。

かといって、配るのが早すぎても、試験開始時間まで間が空いてしまうので、時間配分が決め手となります。

焦ることなく落ち着いて問題用紙・解答用紙を配布しましょう。

文字がきれいな人

これは必須ではありませんが、学習塾の試験では、科目と試験時間を黒板に書くことが多々あります。

また問題訂正をあらかじめ黒板に書く場合もあります。

例えば、「算数 9:00~10:00」「P3、問4の記号はA」などです。

これは受験生の立場かた言うと、ごくまれに「読めない!!」というくらい汚い字の試験監督がいて(筆者経験あり)、受験生から質問・クレームが飛び交う時もあります。

黒板やホワイトボードに注意事項を書く場合は極力丁寧に、きれいに書くように注意しましょう。

何もしないことが苦痛ではない人

試験監督の業務で意見がわかれるのが、ズバリここでしょう。

試験が始まってしまうと、実質何もすることがないのが試験監督です。

退屈だからと、あまり頻繁にぐるぐる見回っては受験生の集中を妨げてしまう場合もあるので注意が必要です。

もちろん、読書やスマホは禁止、問題をパラパラ見ることも禁止です。

約1時間何もしないで座ったままでいることが苦痛な人もいると思います。

眠気との闘いだと感じる人もいるでしょう。

これほど時間が経つのが遅いと感じる仕事はなかなか無いかもしれません。

肉体労働をしたくない人や、何もしない時間が苦にならない人にはお勧めの仕事だといえるでしょう。

試験官が向いていない人の3つの特徴とは?

長時間座っていることが苦痛な人

試験は1科目約1時間だとしても、1日で約4~5時間何もせずにただ座り続けなければなりません。

とにかく時間が過ぎるのを待つだけなので、日頃デスクワークではない人が試験監督の仕事をすると退屈で仕方ない、と辛いこともあります。

また会場によっては、椅子がない場合もあるので足がかなり疲れます。

声が小さい人

試験会場によっては、マイクを使用する場合もありますが、注意事項や呼びかけが受験生全員にしっかりと伝わるように、はっきりとした声で話さなければなりません。

あまりにも声が小さいと、大事な訂正事項を受験生が聞き逃してしまう場合もあるので、はっきりとした声で、ゆっくり話すように心がけましょう。

朝が苦手な人

土日に行われる試験の監督は、集合時間が朝7時という場合も多々あります。

大体の試験が朝の9時開始で、受験生は8時過ぎから集合してくるので、スタッフはその前に会場入りしなくてはなりません。

夜型の人にとってはこの早起きは大変となるでしょう。

また試験中についウトウトしてしまわないように気を付けることが必要です。

試験官の仕事をするために必要なスキルや適正とは?

必要なスキル

試験監督をするのに、必ず持っていなければならない資格はありません。

大学生、大学院生が中心ですが、大卒の主婦の方も見かけます。

募集欄に大学生以上と記されている場合が多いです。

初回は履歴書、もしくは申込の際に大学名を書くことが多いです。

試験当日に渡されるマニュアルを熟読し、しっかりと理解する力、ルールを守れる力が必要となります。

独断での判断や行動はNGです。

わからないことがある場合は、本部や監督主任の人に必ず確認をしましょう。

また試験監督の仕事では、コミュニケーション能力も大切になります。

試験が始まる前や終わった後に、会場で困っている人がいたら、積極的に声をかけ助けなければいけません。

「受験票をなくしてしまった」「忘れ物をしてしまった」「教室の場所がわからない」など、試験の規模が大きくなればなるほど、困っている人の数も必然的に多くなります。

迷っている人を見かけたら積極的に声がけをしていきましょう。

適正は?

責任感のある人が向いています。

センター試験や資格試験から、模擬試験など様々な試験がありますが、どんな試験監督でも1番大切なことは、試験が滞りなく円滑に進むように配慮することです。

時間配分がルーズになったり、マニュアルをいい加減に読み上げる、などは決してしてはいけません。

受験生が安心して試験を受けることが出来るように、責任感をもって試験監督を務めることが出来る人が良しとされます。

これから試験官の仕事をはじめるには、どうしたらいい?

監督する試験によって異なりますが、英検や漢検などの資格試験の場合はアルバイト情報誌や、ウェブサイトで紹介されている場合がほとんどです。

あらかじめ履歴書を送り、派遣会社に登録をしておくと、試験日程の一覧が送られてきて、都合の良い日程を選んで当日会場に直接行く、というパターンが多いです。

また学習塾や予備校などは、各スクールのウェブサイトで直接試験監督の募集をしている場合があります。

塾の受付に電話をし、試験監督をしたい旨を伝えると、試験の日程や当日のスケジュールを教えてもらえます。

その際、当日の服装や、持ち物、注意事項はしっかりと確認しておきましょう。

また試験監督の仕事は既に仕事をしている知人からの紹介の場合もあります。

その場合は知り合いから、試験の雰囲気や業務内容を教えてもらえるので、試験のイメージがしやすいでしょう。

試験監督は単発の仕事の場合が多いため、面接を行わない場合がほとんどです。

その代わりに、派遣会社が試験監督の登録会を開き、事前に注意事項など一通り説明を行います。

その登録会で、よほど服装に問題があったり、態度が悪かったりしなければ、断られることはありません。

登録されると、自分の都合の良い日程を選び、試験監督の仕事をすることができます。

試験監督の服装・持ち物は?

試験監督の指定服装は9割以上がスーツです。

中にはジャケット着用ならOKという場合もあります。

大学生はリクルートスーツを着用している場合がほとんどです。

冬は暖房、夏は冷房が入っているので、暑い・寒いはあまり気になりません。

シャツの色は白が無難です。

服装に関しては細かく決まっている場合もあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

男性では茶髪や長髪はNGとなる場合が多く、女性でも明るい髪色や、ピアス、ネイルはNGとなる場合がほとんどです。

試験中は教室内を歩き回ることが多いため、靴は歩きやすい履きなれたものを選びましょう。

シーンとしている教室内に、ヒールのコツコツとした音はかなり響きます。

なるべく歩く時の音が出ない靴を選んで履くようにしましょう。

また持ち物は腕時計が必須となる場合もありますが、多くの試験会場では電波時計や、デジタル時計が試験監督に貸し出されます。

説明会ではメモをとったりするノートや筆記用具が必要となりますが、そのノートを試験会場に持ち込むことは出来ないので、あまり細かく気にすることは必要ありません。

試験監督の時給(日給)は?

試験監督の魅力は、短期・単発の仕事が多いことです。

予定のない日を有効活用することができます。

試験の内容により様々ですが、試験監督の報酬は時給制と日給制の場合があります。

時給制では1000円~1400円、日給制では6000円~9000円が平均相場となっています。

勤務時間は3時間程度のものから、8時間を超える長時間のものもあるので、事前に勤務時間と時給・日給の金額をしっかりと確認しておきましょう。

拘束時間が比較的長いとはいえ、座っているだけ、という仕事内容で、それなりにまとまった報酬がもらえるので、学生にがおすすめの仕事と言えるでしょう。

試験監督と採点業務

ちなみに学習塾・予備校の試験監督業務の場合、採点業務と両方募集されている場合があります。

事前に試験監督で申し込んでいたのに、実際校舎に行ったら「今日は採点にまわってください」と言われた経験があります。

採点の場合は、塾の講師の先生が採点したものを再度チェックする作業がほとんどです。

時給は試験監督と変わらないので、私はどちらかと言えば採点業務の方が楽に感じました。

これは個人差があるようで、何もせずに座っている試験監督の方が楽、と感じる場合ももちろんあると思います。

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まとめ

試験監督は、肉体労働ではなく体力を使わないところが魅力です。

拘束時間はやや長く、退屈な部分もありますが、1日でしっかりと稼ぐこともできます。

また試験は全国でかなり頻繁に行われているので、土日の度に応募することが可能で、まとまった収入を得ることもできる人気の仕事です。

シンプルな作業内容とはいえ、ミスは許されないので、きちんと責任をもって行動できる人材が望まれます。

社会人になる前にスーツ勤務に慣れておきたい人や、コミュニケーション力を磨きたい人や試験監督に興味のある人は是非チャレンジしてみてくださいね!