先日、保育士さんたちが妊娠する順番を相談して決めている・・・というようなことが話題になりましたね。

少子化が進む昨今、子育て支援を充実させようという動きもある中で、現場では「人材確保」が難しい、というのも実際のところのようです。

では、看護師の現場ではどうでしょうか。

今回は、経験者が産休に入る前の手続きから周りへの根回しなどやるべきことを解説します。

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看護師の産休は実際取れるの?

私は現在3度目の育休中です。

つまり、いずれも産休後にそのまま育休に入りました。

1度目は4月の入園式に合わせて、子どもが9か月になるまで取得しました。

現在は約1年で申請はしていますが、子育ての状況をみながら、少し早めに切り上げようかと検討しているところです。

いずれも上司に妊娠を報告した時点で、育休を取るのは当然のような対応をされましたし、実際に私の周りでも1年間(子どもの1歳の誕生日の前日まで)取る人が多かったです。

そもそも「産休」と一言で言うことが多いですが、実際には「産前休暇」「産後休暇」となります。

前者は出産予定日の6週間前(多胎妊娠(双子以上)の場合は14週間)から、後者は出産の翌日から8週間となります。

産前休暇は本人の請求によるものであるのに対し、産後休暇は必ず休まなければならない期間となります。

つまり、産後8週間以内に働くことを希望しても、それはできません。

あくまで産前休暇は予定日から数えますので、実際の出産日によって日数は変わります。

産前休暇を取る予定であっても、産前休暇がないまま出産になることもあるということです。

そして育休とは産後2週間から子どもが1歳になるまで会社を休める制度で、保育所に入れない場合など最長で2歳まで取得できることになっています。

私の周りでは、妊娠を機に退職した人はいますが、出産後も仕事を継続する場合で産前休暇を取得しなかった人はいません。

また、そのほとんどが産休後に続けて育休も取得しています。

勤務先の業態によって取りやすさに違いはある?

スタッフ数の多い大きな病院と、数人しかスタッフのいないクリニックでは、確かに取りやすさに違いはあるかもしれません。

後者では、妊娠したスタッフがお休みに入るにあたって、新たに代わりのスタッフを募集しないといけない場合があるからです。

ただ、クリニックのスタッフの年齢層によって、だいぶ雰囲気は変わってくるでしょう。

子育て世代が多く働いているようなところでは、皆さん「お互い様」という気持ちで働いていると思うので、それほど気まずさは感じないと思います。

これから妊娠・出産を考えている方は、勤務先を選択する際に、実際に働かれている方の年齢も確認しておくとよいでしょう。

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経験者が解説!妊娠判明後にやるべき3個のこと

妊娠がわかったら、職場への対応はどのようにしたらよいか悩みますよね。

では、妊娠が分かってからの対応を順を追ってみていきましょう。

上長に妊娠の報告

まずは妊娠がわかったらすみやかに上司へ報告をしましょう。

タイミングに悩むところですが、多いのは「心拍確認後」といったところでしょうか。

ただ、看護師は肉体労働が多い仕事でもありますので、体調が悪い場合や、流産の危険がある場合など、早めに報告をすることによって、仕事上配慮してもらうことができます。

「こんなこと言って大丈夫かな。」と考えずに、上司に報告・相談することが大切です。

産休育休の申請

上司に報告をしたら産休育休の申請手続きがあります。

これはおそらく産院からの書類も必要になるので、「予定日が確定後」になるでしょう。

必要書類を上司または担当の方に確認しましょう。

妊婦用ナース服の準備

妊娠中期になってくるとだんだんお腹も大きくなってくるので、マタニティ用の制服が必要になってきます。

病院から支給があるのか、自分で用意しなければならないのかを確認しましょう。

私はこれまで一度もマタニティ服は着用しませんでした。

いずれの時も病院からの支給はあったのですが、大きめの制服に替えることで代用がききました。

職場の先輩ママ達はどうしてるか確認してみるのもよいでしょう。

経験者が解説!産休前にやるべき3個のこと

お休みは長期になりますので、その前にやっておきたいことがあります。

業務の引継ぎ

これは、病棟で一スタッフとして働いているような場合は、それほど引き継がなければならないようなことはないかと思われます。

委員会やグループワークなどで、自分が担当している役割があると、後任者に引き継ぎは必要ですね。

また、代わりのスタッフが来る場合や、訪問看護で担当を代わってもらう場合などにも必要になってきます。

自分が休みに入ったあとに、残ったスタッフや患者さんが困ることのないように、引き継ぎ事項をしっかり確認しておきましょう。

関係者へのあいさつ周り

同僚や上司への挨拶も必要です。

産休に入るタイミングで行うのがベストですが、予期せぬ事態で突然お休みに入ってしまうこともあります。

その場合は体調をみながら、タイミングをみてごあいさつに伺いましょう。

その他

わざわざ記述するようなことではないかもしれませんが、私が個人的に面倒だと感じていることの一つに、ロッカーの明け渡しがあります。

長く使っていればいるほど持ち物も多いですし、制服やシューズなど全てを自宅に持ち帰らないといけないので、産休が近づいてくると少しずつ整理を始めていました。

お腹が大きかったり、体調があまりよくなかったり、荷物は多いしで、とても大変でした。

スケジュールを立て、少しずつ荷物の整理をしておくことをおすすめします。

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経験者が解説!産休中にやるべき3個のこと

産前休暇に入ったらあれをやろう、これをやろう、とやりたいことがいっぱいでしたが、なかなか思うようにはいかず・・・。

気を付けなければいけないのは、妊娠後半、お仕事がお休みになって一気に体重増加!なんてことにならないようにしなければなりません。

特別安静の指示がないのであれば、適度に体は動かしましょうね。

そしてあとはゆっくり、出産までの日を過ごしましょう。

さて、無事赤ちゃんが生まれたら、その翌日から「産後休暇」となります。

出産手当金や育児休業給付金の申請

出産手当金、育児休業給付金のほかにも、児童手当や健康保険の加入など、赤ちゃんが生まれたら手続しなければならないことがたくさんあります。

これらに必要な書類、提出先などについては、おそらく産休育休の申請をするときに、合わせて説明があるでしょう。

そもそも何が必要なのか、まったくわからない!という方も多いかと思いますが(実際私もそうでした)たいていの場合、すべて職場のほうで教えてもらえると思います。

わからないことがあれば、まずは職場に聞いてみてくださいね。

復帰先へのあいさつ

復帰先、復帰時期が決まったら、そちらへの挨拶も忘れずにしておきましょう。

事前に挨拶しておくことで、スムーズな職場復帰ができると思います。

保育園など、仕事復帰後の赤ちゃんの預け先の確保

おじいちゃんやおばあちゃんなどがおうちで赤ちゃんのお世話をしてくれるのならばいいのですが、そうでない場合は仕事復帰後はどうするのかを考えなくてはなりません。

保育園に入所させる場合、保育園に入れるかどうかで仕事に復帰できるかどうかが影響されるので、もしかしたら働くお母さんたちにとっては最重要事項でしょう。

私も妊娠中から保育園入所の申請をしました。

やはり年度の申し込みのスタート時に申し込みをしたほうが入れる確率が高いからです。

昨年の法改正で、最長2歳まで育休を取得できるようにはなったものの、やはり職場との兼ね合いもあるでしょう。

ですので、産休中と言わず、場合によっては妊娠中から家族で相談しておいたほうが良いかと思います。

看護師妊婦のよくある疑問

妊娠して喜ぶのもつかの間、次の瞬間には職場に対する疑問や不安が出てくるかもしれません。

よくある疑問について紹介していきましょう。

上長以外に知らせるタイミングはいつ?

これはその職場の雰囲気にもよるでしょうか。

私の場合は「心拍確認後」、体調があまりよくなく、仕事にも影響が出てきてしまったので、そのタイミングで上司のほうから周りへという形でお知らせしましたが、それ以前にも数人には直接お話はしていました。

もし同じ職場に経験者がいるのであれば、どんなタイミングがいいのか、こっそり聞いてみるのもいいかもしれません。

妊娠報告で気まずくなることはある?

少なくとも私の経験上ではそんなことはありませんでしたが、冒頭で保育士さんの妊娠順番制について触れたように、その職場によっては気まずくなることもあるかもしれません。

ですが、だからといって妊娠を隠して出産することはできませんし、必ず必要なことですので、まずは上司から、きちんと報告をしましょう。

新人でも産休は取れるの?

取れるのか取れないのかと言われたら、決して取れないということはありません。

ただ、良い顔はされないかもしれません。

ですが、まず第一に考えてほしいのが、おなかの赤ちゃんとお母さんの身体のことです。

周りに何を言われても、気にしないようにしましょう。

私の知人で、勤続どのくらい、という条件のある職場に勤めていた人がいましたが、その人は妊娠を機に一度退職し、同じ職場に再就職しています。

さらに第2子を年子で授かったため、また条件をクリアできず、再度退職、再就職、と繰り返していました。

でも職場の雰囲気は良かったらしく、何も問題なく復帰できていました。

勤務時間の短縮を希望をする人は多い?

妊娠中、申請すれば勤務時間を短縮できる場合もありますが、私自身はもちろん、私の周りにも妊娠中に時短勤務の申請をする人はいませんでした。

体調が悪い時に早退する、お休みする、という形でした。

体調によっては産院から母性健康管理指導事項連絡カードを記載してもらうこともできますが、職場によってきまりが違いますので、勤務についての希望がある場合は職場に相談してみましょう。

産休に入るタイミングで多いのはいつ?

現在私が勤める職場では、切迫早産などの場合を除いて、皆さん産前6週で産休に入っています。

私は以前は公務員でしたので、そのときは産前8週でした。

今回も産前6週のタイミングで産休に入る予定でしたが、体調があまりよくなかったこともあり、その2週前に産院から母性健康管理指導事項連絡カードを記載してもらい、実質8週前からお休みに入りました。

自分の勤務先で出産する人はいる?

現在私は総合病院に勤めておりますので、産科ももちろんあります。

私は別の産院に通っていましたが、職員で出産する人も多いようです。

一番のメリットとしては、仕事を休まなくても妊婦健診を受けられるということ。

仕事の合間に待ち時間なしで健診が受けられますので、貴重なお休みを使う必要がありません。

また、現在はそのようなことはありませんが、以前は出産に対して職場から助成があったようです。

そのため、もし現在お勤めの病院に産科があるのであれば、助成があるのかどうかなど確認してみるといいかもしれません。

自分の病院での出産を経験することで、患者さんの気持ちによりいっそう寄り添えることができるようになると思いますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

妊娠を望む働く女性にとって、産休や育休についてはとても心配される事柄だと思います。

幸いなことに、私はこれまでの職場で産休や育休が取りづらいと感じたことはありませんが、中には「妊娠は病気じゃない」「私たちの頃には育休なんてなかった」「産後はおっぱいを絞りながら働いたものだ」などというようなことを言ってくる人もいるかもしれません。

周りの意見に耳を傾けることはもちろん大切なことですが、周りの言葉に影響されてストレスを貯め込んでしまってはおなかの赤ちゃんにもよくありません。

復帰後にしっかりと働いて、勤務態度で見返してやればいいのです。

いろいろ言われるのも今だけと思って割り切りましょう。

初めての妊娠、出産であれば尚更様々な疑問や不安があるかと思います。

そんなとき一番頼りになるのはやはり身近にいる先輩です。

職場や友人など、それぞれの立場からアドバイスを聞けると思いますよ。

産休も育休も母子にとって必要な制度です。

きちんと権利を主張して、元気な赤ちゃんに会う日を心待ちにしましょう!

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