ナースが働きたくなる職場

ナースが働きたくなる病院って、いったいどんな病院なのでしょう。

もちろん「お給料が高額である」などのメリットが多いことも重要なポイント。

でも、それだけでは無いようです。

看護師である私が、これまでの転職によって得た経験や、他の看護師たちの意見などをもとに

「ナースが働きたくなる病院」について、まとめてみました。

病院関係者や看護師の方はもちろん、他の職種の方にとっても、興味深い内容となっています。

看護師たちのホンネに迫りつつ、病院に本当に求められていることとは何なのか、一緒に考えてみましょう。

給与額が納得できる額である

二人のナース

給与額は多ければ多いにこしたことはありません。

しかし、いくら高額な給与額を提示しても、いつも人手不足に悩まされている病院もあります。

高額な給与額に魅力を感じて、一時的に人は集まるものの、すぐに辞めてしまうからです。

お給料がよいと評判であった病院を辞めた看護師が、退職の理由を「給与額が仕事に見合った額ではなかったから」だと語っていました。

内情は、人手不足の上、仕事がきつく、しかも、先輩看護師が新人をこきつかうことが当たり前になっているという劣悪な環境だったのだそう。

この程度の給料では割に合わないと感じたのだそうです。

つまり、給与額さえ高額であれば、必ず「働きたくなる病院」になれるわけではないということ。

逆に給与額はそこそこでも「仕事内容に見合った額である」と評価され、人気のある病院も存在します。

「納得できる額である」という点がポイントなのです。

福利厚生や手当などが充実している

働きやすい!と実感するナース

福利厚生の充実は、重要な要素の一つですね。

これらが充実しているかどうかによって、いざという時の安心感がまったく違います。

病院側の誠実さや職員に対する考え方も反映されているように感じられますね。

手当にも同様の要素がありますが、中には「手当」によって全体の支給額を多めに見せることで

基本給を減らすなどという悪質な病院も存在するようです。

「手当」が多ければよいというものではなく、正当な基本給を示した上での追加要素だと考えるべきでしょう。

尊敬、信頼できる上司がいる

対象となる上司は看護師であるとは限りません。

施設長や院長、院長の家族などの場合もあります。

具体的なメリットとして

  • こうあるべきという指針があるので方向性が明確になる。
  • 知識や技術を吸収できる。
  • 看護師、医療従事者としての在り方を学べる。
  • 褒めてもらえたり、信頼してもらえたりすると、モチベーションがあがる。
  • 必然的に患者さんの喜ぶ姿や感謝する姿に接する機会が多くなる。

などが挙げられるでしょう。

しかし、実際は、これらのメリットよりも、上司の人柄そのものに惹かれて働き続ける人が多いように思いますね。

「この人の笑顔がみたい」「この人の役に立ちたい」という思いこそが、「働きたい」と感じさせる最大の要素なのではないでしょうか。

やりがいを見出せる

いくら条件が良くても

  • 仕事内容が単調すぎて面白くない
  • 全体のレベルが低く、向上心がわかない
  • 金儲け主義で、患者さんをないがしろにしている
  • 患者さんの数が極端に少ない

などの「やりがい」の見いだせない職場で働くのは、苦痛だと感じる人が多いようです。

もちろん「それでもいいや、お金さえもらえれば」という割り切った考え方の人も中にはいらっしゃるようですが、ほとんどの看護師は、自分の仕事に誇りを持っていますので、このような職場で働き続けたいとは思わないでしょう。

「やりがい」こそ、ハードな仕事を続ける看護師さんたちの真の心の支えなのではないでしょうか。

人間関係がよい

「人間関係がよい」病院は、間違いなく、看護師が働きたくなる病院です。

人間関係のトラブルが、ストレスや退職の原因となることが、圧倒的に多いからです。

では「人間関係のよい」病院にするためには、何が必要なのか考えてみるともっとも求められる要素でありながら、評価しにくく、対策がとりにくいことがわかりますよね。

基本的に重要なのは職員に余計なストレスを与えないこと。

人間はイライラしたり怒ったりすることで、人間関係を悪化させますのでストレスを与えないことが、関係を良好に保つポイントになります。

次に大事なのは、人格的に問題のある看護師を採用しないこと。

短い面接で把握することは困難ですが、女性特有の直観力で見極めてしまう看護師もいるようです。

面接の場に同席させるなどの対策が功を奏するかもしれません。

さらに大事なのは、余計なもめ事を起こさせる要因を作らないこと。

一部の看護師を特別扱いする、給料の額に差をつける、優劣をつけるなどの行為は確実にトラブルを招きますので、気を付けましょう。

特に大勢の女性看護師を抱える病院の男性院長などは、女性心理を把握して言動に注意する必要がありそうですね。

100%「人間関係がよい」職場を目指すことは難しいですが、上層部の心がけ次第で、少しでも良い方向へと改善することは可能です。

胸をはって「うちは人間関係がよい」と言えるようになれば、かなりの強みになるでしょう。

職員への愛情が感じられる

職員として、大事にしてもらっていると感じられれば、働き続けたいと誰もが思うはずですよね。

給与や昇給などで、表わすことももちろん可能ですが、それ以外の方法でも気持ちを伝えることは可能です。

例えば

  • 病気になったときに、わざわざお見舞いに来てくれた。
  • 体調が悪い時に声をかけてくれたり、勤務を調整してくれたりした。
  • 豪華な慰労会を開催してくれた。
  • 毎年、誕生日プレゼントをくれる。
  • 時々、仕事のあとに飲みに誘ってくれる

などでしょうか。

そんな些細なことぐらいでと思うかもしれませんが、これが原因で気持ちが変わって、感謝の気持ちを持ち続けながら、頑張っている看護師さんも居るようです。

病院関係者の方にはぜひ参考にしていただきたいですね。

最後に

いかがでしょうか。

このような条件がすべて整った病院であれば、誰だって今すぐに転職を決意しちゃいますよね(笑)

すべては無理でも、改善しようと努力している姿勢がみられれば、看護師さんたちの心も動かせるはずです。

「働きたくなる病院」が増えることで、大勢の病院関係者や看護師が笑顔で働けるようになるといいですね。


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