毎年夏が近づいてくる頃から求人が出始め、学生を中心に人気のバイトの一つとして紹介されることの多い「プール監視員」の仕事。

今回はこのアルバイトに興味をもっている方に対して、監視員に「向いている人」の特徴や逆に「向いていない」と考えられる人の特徴、またこの仕事をするにあたって必要となるスキルなどはあるのか、といったことを簡潔に紹介していきます。

どんな仕事に応募するにせよ、まずはその職場をイメージして自分が本当に働きたいと思うか、ということを考えてみることが大切です。

以下で解説している事柄も参考に、一度プール監視員が実際に働いている現場をイメージしてみてください。

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プール監視員とはどんな仕事?

プール監視員は、プールサイドでお客様にとって安心・安全な環境を維持するために働いています。

みなさんがよく見かけるような、監視台に座っていたりメガホンを片手に持っていたりする監視員もいますし、プール施設全体を見回る「パトロール」業務に従事している人もいます。

加えて、エントランスや売店での仕事もプール監視員の仕事に含まれることがあります。

すべての監視員に共通している職務は「お客様にとって安心・安全な環境を提供すること」であるといえますが、それぞれの具体的な担当職務や持ち場によって、どのようにお客様に接すればより満足してもらうことができるか、ということを常に考えることが大切になります。

たとえば、プールサイドで監視している場合は、プール施設内でのルールを啓発したり、違反行為をしているお客様には注意しなければなりませんが、その伝え方や対処の仕方はそれぞれのお客様や状況によって最適な方法が異なります。

臨機応変に対応できる力が重要な職場といえるでしょう。

プール監視員の大まかな仕事内容

プール監視員の仕事は大きく分けて、プール施設に来場されたお客様の「監視」業務、施設を清潔で安全な場所に保つための「清掃」業務、落とし物や迷子の捜索などお客様のお困りごとに対応する「接客」業務になります。

それに加えて、上述した施設エントランスでの「受付」業務や、売店設備がある場合はそこでの「物販」業務などに従事する監視員もいます。

プール監視員のメインの仕事である「監視」業務は通常、与えられた場所や監視台の周辺で行います。

つまり、それぞれの担当する範囲が明確に定められているため、自分の範囲外で業務を行うことはなく、同僚と無線で連絡を取り合うことで円滑なオペレーションを実現しているのです。

例外的に、「パトロール」などと呼ばれる職務についている監視員は、施設全体をくまなく巡回し常に異常がないかを点検しており、監視員同士のコミュニケーションの橋渡し役といえる職務も担当しています。

パトロールは一般の監視員よりも幅広い視野をもち、優先順位を考えて適時適切・臨機応変な対応をしなければならない職務を担うことから、バイトリーダーなどの職場経験豊富な人が担当しています。

監視員はその他にも、持ち場周辺の「清掃」、落とし物連絡や迷子の捜索依頼が入った場合は「接客」業務の一環として、自分の担当範囲内での捜索、などを行っています。

また、比較的規模の大きい施設やシフトに入っている人数が多い職場などでは、エントランスでの「受付」業務や周辺清掃などを担う人や、売店施設での「物販」業務をメインに行うアルバイトがいることもあります。

それでもプール施設内でお客様の安心・安全な環境を維持するという基本職務は共通であることから、受付や物販業務も含めて「プール監視員」として募集をかけている求人が多いようです。

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プール監視員が向いている人の6個の特徴とは?

プール監視員の仕事は特別難しい業務を担当するわけではないので、基本的にはどのような方でも業務に慣れていくことができますが、ここではとくにこの仕事に「向いている人」の特徴をいくつか紹介していきます。

応募を検討している方は一度ご自身の性格とマッチするか確認してみてください。

体力がある

監視員は基本的に立ちっぱなしの時間が長く、監視業務や接客業務を行う際はお客様のもとへ迅速に移動しなければならないことも多いので、体力仕事としての側面があるといえます。

また、屋外施設の場合は直射日光や雨にさらされることも多く、基礎体力に自信がない方には少々酷な現場であることも事実です。

そのため、この仕事に特性がある人の第一条件として「体力がある」という点があげられるのです。

屋外で働くことが好き

プール施設で働く場合、多くは「屋外」での勤務になります。

また施設の特性上、開放的な雰囲気であることも多いため、屋外でのびのびと働くことが好きな方にはうってつけの職場といえます。

もともと性格的にアウトドア派である方や、夏はたくさん日焼けして心身ともに健康的になりたい方には魅力的な仕事でしょう。

反対に、日焼けすることが苦手な方やどちらかというとインドア派であるという方は、現場に慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。

大人数でわいわいするのが好き

プール監視員の仕事は大人数の募集が多い職種です。

そのため、学生の方が友達同士で応募したり仲のいいグループみんなで働く、といったことが可能な職場です。

実際、プール監視員の仕事をしていると地元の友達に再会したり、同じ大学でも今まで接点がなかったような人たちと仲良くなったり、といったことはよくあります。

ちょっとした同窓会やサークル活動のような雰囲気になることも多く、大人数でわいわいしながら仕事をするのが好きな方はこの職場に「向いている」といえます。

チームワークで物事を解決することに慣れている

プール監視員の職務である「監視」業務や「接客」業務は、一人でこなすというよりは複数人で力を合わせて対応する場面の方が多いです。

たとえば、プール内では頻繁にゴーグルの落とし物の連絡が入りますが、お客様に対応した監視員から全体連絡として無線が入り、それぞれが持ち場周辺を探索することで素早く発見に結び付けることができます。

お客様が多くて落とし物探索に手が回らない場合などは、パトロール担当が一人で探し回ることもありますが、みんなで協力して探索する場合に比べてかかる時間は圧倒的に多くなります。

そのため、「自分一人で何でも解決する」という姿勢よりも、「従業員全員のチームワークで物事に対処する」という心構えで仕事に取り組むことに慣れている方は、この仕事に「向いている」と判断できます。

人の立場に立って考えることができる

プール監視員の仕事も「接客業」の一種ですので、お客様の立場に立って物事を考えることができる人はこの仕事に適性があるといえます。

また、プール監視員のように大人数で働く職場の場合は、お客様の立場に立つことと同様に、「同僚」の目線を意識することも大切になります。

上述のようにプール監視員の職場はチームワークが重要ですが、同僚に協力をお願いするようなときは、相手の立場に立ったものの言い方が必須になります。

他人に何かを依頼するときに自然と相手の「立場」から考えることができる方は、この職場が必要としているタイプの人材といえるでしょう。

接客が好き

プール監視員の仕事は想像以上にお客様と接する機会が多いので、結局のところ「接客が好き」という特徴は、この仕事に適性があるか否かを判断する最も基本的な事柄といえます。

接客業にはやりがいや喜びを感じたりする瞬間も多い半面、クレームを正面から受けなければならないといった「デメリット」も存在します。

「接客が好き」というのは、このようなデメリットも含めて、それでも接客業に魅力を感じて生き生きと仕事に取り組むことができるということです。

もし本当の意味で接客が好きであると自覚しているのであれば、この仕事はとてもやりがいのあるものになることでしょう。

プール監視員が向いていない人の3個の特徴とは?

反対にプール監視員の仕事に「向いていない人」の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

「向いている人」の特徴の反対が主なものになりますが、ここでは代表的なものを3つ紹介しておきます。

水が苦手

プール監視員は当然、一日の仕事の大半を水にぬれたり、水をかけられたり、もしくは泳いだりするわけなので、そもそも「水が苦手」という人はこの仕事に「向いていない」と言わざるをえないでしょう。

その程度にもよりますが、水にぬれることがまったくダメである人は別の仕事に応募する方がよいでしょう。

ちなみに、「泳げない」ということを、この仕事をあきらめる理由にあげる方も多いですが、泳力については「少々泳げる」という程度で充分です。

スピーディーに泳ぐ機会はほぼないですし、お客様を救助する際にもプール内よりもプールサイドを移動することの方が多いので、それほど泳力に不安を抱く必要はないでしょう。

肌が弱い

肌が弱く、プールの消毒剤で肌が荒れてしまったりする方は、この職場にはあまり「向いていない」かもしれません。

学校の授業でプールに入るときにも、消毒剤や塩素の影響で肌が荒れてしまうことがありますが、プール施設の場合も同様に、殺菌・消毒に関しては厳密に管理して行っていますので、肌が弱い方はその影響を受けてしまう可能性が高いでしょう。

受付業務や物販業務などではあまりプールの水に接する機会もないですが、プール内に入る確率が皆無というわけではないので、もし応募する際には肌が弱いということをあらかじめ面接官に知らせておくことが大切でしょう。

人見知りが激しい

プール監視員の仕事はたくさんのお客様と触れ合う機会があるので、人見知りが激しくてあまり接客に慣れていない人は、この職場に順応することに少々時間がかかるかもしれません。

加えて、この職場は大人数で働くことも特徴であり、お客様に対してだけでなく同僚や上司との間においてもコミュニケーションをとることがとても大切になります。

誰でも最初は緊張していますし不安もあるので時間はかかりますが、あまりにも人見知りが激しくていつまでも円滑なコミュニケーションがとれないとなると、業務の遂行に支障が出てしまう可能性もあります。

この仕事では、業務遂行に支障がでるとお客様の安全を脅かす事態に直結しますので注意が必要です。

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これからプール監視員の仕事をはじめるには、どうしたらいい?

では実際にこれからプール監視員の求人に応募しようとする場合、その前に何かしておかなければならないことはあるのでしょうか。

基本的にはやる気さえあればどなたでも応募できる仕事であり、事前に何か準備をする必要はありませんが、ここではこの仕事に必要なスキルや経験はあるのか、という疑問点について解説しておきます。

必要なスキルや経験は?

結論からいえば、プール監視員として仕事をするにあたって必ず取得しておかなけばならない資格や、絶対的に必要とされるスキル・経験などはありません。

多くの方が未経験からこの仕事を始めていますし、前職でプール監視員に似た職種を経験していない人はもちろん、接客業の経験がない人、アルバイト自体が初めての人まで、さまざまな人が働いている現場です。

プールの仕事というと、「泳げないとダメ」というイメージを持っている方も多いですが、実際は成人であれば余裕で足がつく水深のプールがほとんどなので、泳力はそれほど重要視されません。

万が一溺れているお客様を救助するとなっても、泳いで救助に向かうよりも最寄りのプールサイドまで移動して、そこから飛び込んで助ける方が効率的です。

そもそも水が嫌いであったり、まったく泳ぐことができないとなると話は変わってきますが、基本的には軽く泳げる程度で問題ない職場です。

まとめ

今回は、とくに夏場に人気が出る短期バイト「プール監視員」について簡潔に解説していきました。

この仕事は夏休み期間中だけの「期間限定」の募集であることも多く、比較的高時給で効率的に稼げる職場であることが人気の理由です。

今回紹介してきたプール監視員に「向いている」人の特徴などは、あくまで一例にすぎませんので、少しでも興味をお持ちの方はぜひ求人に応募してみてください。

私自身もプール監視員の仕事を2シーズン経験しましたが、そこでの経験や出会いが後の人生にとても良い影響を与えてくれたと実感しています。

夏の楽しい思い出作りをしたい、と単純に考えている方にもおすすめの職場ですので、ぜひトライしてみてください。