小さい頃にピアノの先生に憧れたことはありませんか?

憧れの職業でありながらも、実際はどうすればピアノの先生になれるのか。

資格はいるのか。

あるいはどのくらい稼ぐことができるのか。

実際は分からないことばかりだと思います。

そんな方のために、ピアノ講師の仕事内容について詳しくご紹介します。

ピアノ講師の大生かな仕事内容

レッスン

まずは当然ですが、ピアノ講師の仕事として1番大切な仕事がレッスンです。

ピアノ講師の1番の役割は、生徒にピアノを弾けるようにする、上達させることです。

このレッスン内容によって、生徒のピアノの上達具合が関わってきますし、その教室のカラーも決まってきます。

保護者の方も1番重要視している項目でしょう。

基本的には生徒と1対1でレッスンをしますが、リトミック等のクラスを開いているピアノ教室は、グループレッスンでやる場合もあります。

レッスン時間の多くは30分〜1時間の間で、その先生や教室によって違いがありますし、生徒の年齢やクラスによってレッスン時間を変えている先生も多いでしょう。

体験レッスン

ピアノ講師をするにあたって、まず頭を悩ますのが生徒を集めることだと思います。

生徒募集方法としては、看板やチラシ、HP等で募集する方法がありますが、既に習っている方からの口コミで入会する方も多いように感じます。

また昨今では、何か調べものをするときはインターネットで検索する人がほとんどだと思います。

ですので紙媒体だけではなかなか生徒確保に繋がらないようです。

また興味を持ってくれても、いきなりそのピアノ教室に入会することはほとんどありません。

まずは体験レッスンを受け、教室の雰囲気や先生との相性をみて入会するかどうかを判断します。

せっかく体験レッスンを受けてもらっても、ピアノや先生に魅力を感じてもらえなければ入会には至りません。

体験レッスンで最大限に魅力が伝わるよう、体験レッスンの内容をしっかりと考えておくことが重要です。

「自分の教室の強みは何か」それを考え、募集の仕方や体験レッスンの内容を決めると生徒数もきっと増えていくでしょう。

教材選び

レッスンと同じくらい大切な仕事が、この教材選びです。

一貫して、同じ教材を使用している先生も居ますし、生徒さんによって教材を変えている先生も多いでしょう。

また、楽器店に勤めている先生であれば、楽器店から指定された教材を使用することもあります。

また一言にピアノ教材と言っても、本当に沢山の種類の教材があります。

指の訓練に特化した教材や、同じ作曲者だけの曲が入っている教材、様々な作曲者の曲が入っている曲集など、「何を身に付けさせたいか」「その生徒に合った教材」を選ぶことが大切です。

またどんどん新しい教材が出版されていますので、常に最新の情報を仕入れておくようにしておくと良いでしょう。

発表会

発表会は日々の練習やレッスンの成果を発表する大切な場です。

1年に1回、または2年に1回の教室もあるでしょうが、ほとんどのピアノ教室で発表会が行われています。

まず発表会をするために必要な準備として

  • 会場予約
  • ステージ飾り付けの花や風船等の予約
  • カメラマンの手配
  • アナウンスの手配

以上の4点は最低限必要となります。

会場は1年前には予約しておく方が良いでしょう。

人気の日にちはすぐに予約で埋まってしまいます。

また、会場によっては事前に打ち合わせが必要な場合もあります。

当然のことながら、大きい立派な会場ほどレンタル料も高額になってきます。

参加費でこれらをまかないますが、ピアノ教室の生徒人数によっては赤字になってしまうため他のピアノ教室と合同で発表会を行うこともあります。

またアットホームな教室であれば、ピアノ講師の自宅教室で発表会を行うこともあります。

発表会は、生徒自身の自信や達成感に繋がり、日々の練習のモチベーションを高めるものでもあります。

また保護者にとっても、いつもは練習しか聴いていないため、堂々とした演奏に感動し生徒の成長を感じることができます。

「ピアノを習わせて良った」「また頑張って習わせていこう」と満足感を得てもらうことができるでしょう。

子どもの生徒の場合は、保護者の協力が必要不可欠です。

そのためこういった保護者のモチベーションも良いレッスンを行う上で大切になってきます。

是非発表会は行った方が良いでしょう。

月謝管理

レッスンをして、その対価としてお月謝を頂くことでピアノ講師の仕事が成り立っています。

ピアノ講師を始めるうえで、月謝を自分で設定しなければなりませんが、あまりに高すぎると生徒が集まらないし、低すぎても教室としての価値が下がる上に、ピアノ講師の仕事としても成り立たなくなってしまいます。

この月謝設定は、地域性があり、地域によって月謝の相場がある程度決まっていることが多いです。

予め近所のピアノ教室の月謝をリサーチしておき、それを考慮したうえで月謝設定をすると良いでしょう。

レッスン回数は月4回か、1年のレッスン回数で設定している教室がほとんどで、1レッスン制の教室もあります。

大切なことは、自分の教室の強みや特色を明確にし、自信をもった月謝設定をすることです。

1番良くないことが、月謝設定に自信がなく、後からお月謝の金額を変更してしまうことでしょう。

目に見えないものだからこそ、自信をもって、月謝、レッスン回数を設定しましょう。

教室管理

最後はピアノ教室やピアノの管理です。

当然ながら教室はこまめに掃除し清潔にしておく必要がありますし、ピアノは定期的な調律が必要です。

年に2回は調律をしておく必要があるでしょう。

またピアノは違う生徒が毎日触れるものですので毎日手入れする必要があるでしょう。

確定申告

ピアノ講師は個人事業主です。

毎年の確定申告のため日々経理を管理しておき、確定申告は忘れず行う必要があります。

また、青色申告、白色申告によっても帳簿づけや保管義務などが変わってきますので、しっかりと確認しておきましょう。

ピアノ講師のやりがいはコレ!

好きなことを職業にできる

自分の好きなこと、得意なことを職業にできるほど幸せなことはないでしょう。

大変なことも多いですが、毎日ピアノや音楽と触れ合うことができるので、大変なことや苦労も乗り越えることができます。

また、人と接すること、子どもと接することが好きな人にとってもこの仕事はやりがいを感じることができるでしょう。

ピアノを通して生徒の成長を感じること

生徒の成長を感じられたときは本当にやりがいを感じる瞬間です。

幼稚園先だった生徒が高校生になり、大曲を弾けるようになったり大きく成長した様子を側で感じることができるのは、素晴らしい経験です。

このように何年、何十年と生徒の人生に関われる職業はなかなかないのではないでしょうか。

またピアノの演奏技術以外でも、ピアノを通して人としての成長も感じることができ、やりがいを感じることと思います。

ピアノを習っていて良かったと思ってもらえること

ピアノを弾けるようになったことで、その生徒の自信につながったり、ピアノや音楽が好きになってくれることほどピアノ講師冥利に尽きることはありません。

「ピアノをやっていて良かった」「ピアノが好き」「先生に教えてもらって良かった」と言ってもらえたとき、本当にやりがいを感じることでしょう。

自分自身も勉強し続けることができる

生徒にピアノを教える立場であっても、先生は常に勉強し続けなければ、良い指導者にはなれません。

生徒によって教え方も変える必要がありますし、生徒がさらっている曲は先生が深く知っておく必要があります。

また教材も様々な教材が新しく出版されますので、常に新しい情報を知っておくことも大切です。

さらには自分自身の演奏スキルも磨い続ける必要があります。

大変なことのように感じますが、好きな仕事をしながら勉強できて自分自身が成長していけることは、この職業の素晴らしところだと思います。

発表会やコンクールを終えたあとの達成感

発表会までに生徒が曲を仕上げることがでいるように準備したりレッスンすることは想像以上に大変なことです。

またコンクールに挑戦する生徒は先生と2人三脚で頑張らなければなりません。

しかし、発表会で生徒が見事に演奏できたり、発表会が無事に終わり生徒と保護者の笑顔をみたとき。

コンクールで生徒が良い結果を出したときに感じる達成感には、先生自信も「これからも頑張ろう」と励みになり、やりがいを感じる大きな瞬間でしょう。

ピアノ講師の仕事をするにあたって必要なこと

ピアノの演奏力

生徒にピアノを教えるわけですから、先生自身に演奏力がなければ指導することはできませんし、生徒に見本の演奏を弾いてみせ、「こんな風に弾きたい」と思わせることはできません。

自分自身が弾けて初めて、生徒にピアノ技法について指導することができます。

音楽の知識

ピアノを教えると一言でいっても、実技だけでなく、教えるには音楽やピアノに対して深い知識が必要です。

「この作曲家はどのような作曲家で、どのような背景や気持ちで作曲したのか」など、曲に対しての知識も必要ですし、楽譜に表記してある音楽用語の意味や読み方も知っておく必要があります。

個人事業主であること

会社であれば事務の人がいたり、経理の人や、人事担当の人もいるでしょう。

しかしピアノ講師は個人事業主ですので、全て自分で行う必要があります。

ピアノ教室を開くにあたって、開業届を出す必要がありますし、確定申告、細かな事務作業も全て自分で行う必要があります。

また生徒や保護者にも様々な人がいるので、もしクレームなどがあればその対応もしなければならないでしょう。

自分で好きなよう仕事が出来る分、大変なことも多い仕事と言えるでしょう。

ピアノ講師の仕事についてよくある疑問

ピアノ講師の資格は必要?

ピアノ講師という資格はありませんので、資格は必要ありません。

しかし所属する音楽教室によっては、音楽検定の資格や演奏グレードの資格などが必要とされる場合もあります。

音楽大学や専門学校を出ていないといけないの?

資格が必要ではありませんので、音楽大学を卒業していないとピアノ講師になれないというわけではありません。

しかし、音楽の専門知識やピアノ演奏技術を学ぶために、音楽大学や音楽の専門学校でしっかりと勉強しておくことは必要でしょう。

また、生徒の保護者によっては教室選びの際に、先生の経歴を重視する人もいますので、経歴で不利にならないためにも音楽学校は卒業しておくべきと言えるでしょう。

ピアノ講師の給与はいくらくらいなの?

生徒数によって給与も変わってきますので、大きな幅がありますが、7万~16万程度でしょう。

もちろん、生徒数が多い教室は20万を超えていることもありますし、反対に生徒数が少ない教室は、5万にも満たないことも多いでしょう。

生徒数は常に変動していくものですので、給与も変動することになります。

教室はグランドピアノでなければならないの?

ピアノ教室といえばグランドピアノが置かれていることをイメージする方も多いと思いますが、実際はアップライトピアノでレッスンしている先生も多いです。

もちろんグランドピアノでレッスンすることが望ましいですが、諸事情によってアップライトしか置けない教室は、少し低めに月謝を設定されていることが多いようです。

どんな服装でレッスンすればいいの?

特に決まりはありませんが、ピアノ講師は生徒や保護者から見られるイメージもとても大切です。

「こんな先生のようになりたい」と憧れをもってもらえるよう、あまりカジュアル過ぎる服装は避けた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ピアノだけ教えている印象のあるピアノ講師ですが、ピアノを教える以外にも沢山の仕事があることに驚いたかもしれません。

また、きらびやかな世界にいるようで、実際は生徒数によって収入が変化するため、収入面では安定しない職業であると言えるでしょう。

しかし、それ以上にやりがいも多く、感動も多く、何より自分の好きなことを仕事にできることに喜びと魅力を感じるはずです。

定年もないため、工夫と努力によって生徒数をしっかりと確保できれば、一生続けることのできる貴重な仕事です。