看護師だって、やっぱり人間です。

「心象が良い」患者さんなら、頑張ってお世話しようと思ってしまうもの。

では、いったいどんな患者さんが「心象がよい」患者さんなのでしょう。

現役看護師の視点から、詳しくお話ししたいと思います。

人生において一度も病院を受診しない人なんて、ほとんど居ないはず。

これを読んで、心に留めておけば、きっと役立つことがあるはずです。

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看護師の「忙しい!」を軽減させてくださる方

ただでさえ忙しい看護師のお仕事。

もちろん、病状の悪化など、やむを得ない事情なら別ですが、不必要に看護師の仕事を増やし、忙しくさせる患者さんは、確実に敬遠されます。

どうすれば「心象が良い」患者さんになれるのか、ポイントを挙げてみましょう。

必要なことを簡潔に話してくださる方

会話における看護師泣かせのトップ3と言えば

「話の長すぎる方」「要領を得ない方」「本題とずれてしまう方」でしょうか。

これらのタイプの患者さんは「食事の摂取量」「睡眠状態」「病状」など重要なことを質問すると

のらりくらりと交わした挙句、「結局どうなんだ!」と言いたくなるようなあいまいな返答を繰り返します。

それどころか、お嫁さんの悪口や孫の自慢、ドクターの批評などへと、本題はどんどんずれていき、やっと話が終盤にさしかかったかと思えば、再び振出しに戻ったりして、がっくりさせられることも。

その点「心象のよい」患者さんとの会話は、簡潔明瞭。

こちらが聞きたいことに的確に答えてくださるので、時間がない時には、本当に助かります。

根底にあるのは「看護師さんも忙しいだろうから・・・・」などと

こちらの気配を察してくださる思いやりなのだと思います。

ありがたいことですね。

指示をきちんと守ってくださる方

そんなこと当たり前だと思う方、多いかもしれません。

でも、実際の現場では、この当たり前のことができない方、意外と多いんです。

例えば

  • 禁煙なのに自室でタバコを吸って、あやうく火災を引き起こしそうになった患者さん
  • 甘いものはダメだとあれほど言ったのに、隠れてお菓子を食べる糖尿病の患者さん
  • 薬を飲み忘れたのに飲んだと嘘をついて、医師をパニックに陥らせる患者さん
  • 外出許可がおりていないのに、病院を脱走し、スタッフを総動員させた患者さん

など・・・・

先述したようにやむを得ない事情なら、納得もできるのですが、患者さんの責任感やモラルのなさによって仕事が増えるケースは、正直勘弁してほしいと思ってしまいますね。

その点、指示をきちんと守ってくださる患者さんの場合は、トラブルを起こす心配がなく、医療従事者も余計なストレスを抱え込まなくて済みます。

他の患者さんに迷惑をかける心配もありませんし、なにより、適切な治療を受けられて、本人の病気が改善する可能性が高くなります。

こんなに良いこと尽くめなのに、なぜ守れない人が多いんでしょうね?

看護師をほっとさせてくださる方

ハードな仕事の日々において、看護師をほっとさせてくださる患者さん。

看護師の心の支えともいえる貴重な存在でもあります。

そんな患者さんたちの癒しポイントを挙げてみましょう。

いつも笑顔の方

患者さんがいつも笑顔だと、こちらも思わず笑顔になります。

疲れている時、眠い時、辛い時、苦しい時、そんな時でも頑張ろうと思えます。

不謹慎ではありますが、退院が決まると、ちょっと寂しく感じてしまったり・・・・

患者さんを癒すはずの私たちが、逆に患者さんに癒されている面もあるのですね。

素敵な一言をかけて下さる方

「お疲れ様」「ありがとう」などの言葉、嬉しいですね。

清拭や洗髪をした後の「さっぱりしました」の一言、説明の後の「わかりやすかったです」「安心できました」などの一言

本当に励みになります。

「その一言だけで、今日一日を乗り切れる」なんて日も少なくありません。

看護師に余計なプレッシャーを与えない方

採血や注射、痛いですし、毛嫌いする気持ちもわかります。

だからといって「失敗したら末代までたたってやる」と言わんばかりの形相で、人質でも差し出すかのように、恨めし気に腕を差し出される方・・・・正直プレッシャーです(笑)

意外とよくあるのが

「私の血管で失敗した人は、今まで一人もいなかった」などとおっしゃる方。

「簡単だから、大丈夫だ」と気持ちを和らげてくださっているのでしょうが、「この血管で失敗するようなら、あなたは看護師失格!」とも言われているようで

余計なプレッシャーがかかります。

その点「心象の良い」患者さんは、泰然自若とされています。

たとえ失敗しても、怒るどころか

「大丈夫ですよ。私の血管はむずかしいんですよ。」などとフォローまでしてくださる方も。

もしかしたら、やせ我慢なのかもしれませんが、そうだとしたら、より一層、ありがたいことです。

失敗したときは、看護師だって、申し訳ないと思うし、いたたまれない気持ちでいっぱいなのですから・・・・

必要な部分は「おまかせ」できる方

ある患者さんに、こう詰め寄られたことがあります。

「私の手術は100%成功しますか?100%でないと手術は受けられません」

もちろん、医師も看護師も全力は尽くしますが、テレビドラマの美人ドクターじゃあるまいし、100%成功するなどと軽々しく口にできるものではありません。

心情としては理解できますが、それを求めるのは、常識的な行動だとは言えないでしょう。

その点「心象のよい」患者さんは「おまかせします」というタイプの方が多いようです。

「おまかせ」とは言っても、それは、投げやりになることや、なんでも医師の言うとおりにするということではありません。

勉強したり、質問したりもするが、治療すると決めたのなら、納得した上で指示に従うということ。

つまり、できることはするが、自分でどうしようもないことは、腹をくくって医師に任せるということなのだと思います。

こちらとしても「信頼していただいている」と感じられると同時に

その思いに報いるよう最善を尽くさねばと身の引き締まる思いがします。

お互い良い関係が築けることが多いようにも感じますね。

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看護師をニンマリさせる人

持参する差し入れなどが好評

「お心遣い」は遠慮するという病院が多いですし、基本的には必要ないものではありますが、患者さんが「どうしても」とおっしゃるのなら、受け取る場合も。

退院時に大量の菓子折りを持参してくださった患者さん。

お気持ちだけでとお伝えしたのですが

「大量に買ってしまって・・・持って帰っても無駄になりますし」

などとおっしゃいます。

ふと見ると、そのお菓子は先日テレビで紹介していた「並ばないと買えない大人気のお菓子」。

口では遠慮しながらも、差し出す手が受け取る体制になっており、こぼれ出る笑みを抑えきれてなかったと

後で他の看護師に指摘されました。

看護師はグルメで、流行に敏感な人が多いようです。

ここだけの話、持参する差し入れが豪華だったり、手に入れにくいものや人気のものだったりすると

一気に患者さんの株があがることも。

ちなみにこの患者さん、その後は「大人気のお菓子を持参された方」として認知され、好印象を持たれていましたね。

ただし、逆のパターンもあるので注意が必要です。

ダンディで紳士的な患者さんとしてファンも多かった50代の男性ですが、クリスマスに看護師のためにケーキを持参してくださいました。

そのケーキが近所のスーパーで購入したらしきケーキだったので、多くの看護師さんががっかりしたという出来事がありましたね。

もちろん、ケーキは美味しかったのですけれども、イメージを壊さないように

オシャレな人気ケーキ店で購入してきてほしかったなどという、なんとも身勝手な(?)意見が聞かれたようです。

せっかく差し入れたのに、お気の毒な話ですよね。

最後に

いかがでしょうか。

でも今ここで「心象の良い」患者さんの名前を挙げて欲しいと言われると、案外、思いつかなかったりするんです。

逆に「心象の悪い」患者さんなら、いくらでも思いつくんですけどね。

「心象の良い」患者さんは、トラブルをおこされないため、案外、印象に残らないという一面もあるのではないかと思います。

病院を久しぶりに訪れた際に、しっかりと顔と名前を覚えてもらっていたという方。

気を付けてください。

もしかしたら、喜ぶべきことではないのかもしれませんよ(笑)

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