シフト制な上に多忙なイメージがある看護師の仕事の一つかと思います。

また、噂によると看護師の有給は取りにくいと言われていますが実際のところどうなのでしょうか?

その実態について私の体験も交えながらお話ししたいと思います。

看護師の有給ってとりやすい?

看護師の有給消化についてですが、調べによると年間の有給消化率が20%以下と答えた看護師が50%にも及ぶというデータがあります。

少しびっくりですね。

与え得られた休みの半分も消化できないなんて・・・と少し残念な気もします。

実際に、私も看護師として働いているのですが年間のに与えられる有給の半分は残ったままということは当たり前の様にあります。

どこの病院も同じ様な消化率で推移しているということが言えるのかと思います。

看護師の有給や休日の仕組み

看護師の仕事というと、基本的にシフト制になっています。(クリニックや外来等はカレンダー通りというところもあります)

その為、前もってシフトが組まれるわけです。

1日に勤務するフタッフの人数が決められておりその中で休みを回さなければいけません。

休日休暇

看護師の場合、月に何日休暇を取りなさいと言った厳密な決まりはなく各施設に託されているところがほとんどの様です。

多くが4週8休を実施している様で、配置されたスタッフで休みを回していく形になります。

多くの場合が週に2日の休みが確保されている様ですが、その部署のスタッフが少なくどうしても業務が回せないと判断した場合は、週に1日の休みのみで残りの1日を翌週に回すということも実際にあります。

休みの取り方

外来やクリニックの様に、その窓口自体が閉まる様な所は休みが決まっているのでシフトではない場合がありますが、基本的に看護師の勤務・休暇はシフト制で回っています。

単純に、勤務か休みかというだけではなくその中で夜勤や夜勤明け、研修や時には出張等も組み込まれてきます。

その為、前の月に自分が休みを希望する日をスタッフ全員が申請しそれを見ながら師長や主任等がシフトを作ると言った流れになります。

スタッフの配置が充実しているほど、勤務できる人数が潤ってくるので休みの希望は通りやすくなりますが、その日の休みになるスタッフの人数に決まりはないのですが7:1看護をクリアするために勤務するスタッフの数は変えることができません。

そのため、スタッフの配置人数が少なければ少ないほど休みの希望が取りにくくなるといったことが起こります。

また、休みの希望が他のスタッフと被ってしまった場合は話し合いをしての調整になるので、必ずしも休みの希望が通るわけではありません。

労働環境の見直しが強く言われてはいますが、現場としては勤務を優先しなければいけない状況があるので、実際は厳しい現状があるのも事実です。

そのため、完成したシフトが出来上がるまでは予定を組むことができないといったとこもよくあります。

有給

有給は施設によって与えられる日数が異なってきますが、私の職場と周辺の病院と見てみると大体20日のところが多い様です。

しかし、先ほどもお話しましたが月に必ず消化しないといけない休み(4周8休の施設の場合、8日の安みは必ず取らなければいけない)を優先して取得するのでどうしても、有給は後回しになってしまいます。

どうしても外せない予定があったり、行きたい研修がある場合は師長と相談し組み込んでくれることもありますがよっぽどのことがない限り難しいのが現状です。

そのため、連休はあっても夜勤明けを合わせてた3日とかになります。

また、看護師の仕事は年末年始やお盆も関係ないので長期の休みというと私の勤務する病院の場合なのですが、夏休みのみとなります。

有給の取り方

一般企業の場合、前日に申請すると休みが取れる場合が多いかと思いますが看護師の場合1日に働くスタッフの人数が決まっているので急に休みをとるということはできません。(何か怪我をしたり不幸があった場合は取れるかもしれませんが。)

なので、先ほどもお話した様にまず翌月の休み希望を前もって出す仕組みになっています。

そこでどうしても連休が欲しいけど月の休みだけではたりない場合に有給を消化したい旨を伝えあとはシフトを作る人の判断になります。

夏休みなどにくっつけてとる施設が多い様ですがそれでも取れて2〜3日程度になるかと思います。

しかし、施設全体で有給の取得率があまりに悪いと労働基準の関係でチェックされてしまう様でみんなが平均して同じ様な消化率になる様に、患者さんの数が少なくスタッフが余っている場合とうは急遽有給消化という形で休みになったり、勤務の途中に具合が悪くどうしても業務に支障が出てしまう場合は、年休消化としてカウントされる場合がほとんどです。

消化する側からすれば、希望するときに休みたいというのが本音ですが看護師不足が続いている施設が多い現状で、とてもじゃないけどそんなこと言ってられない現状があります。

また、こちらも雇用側の都合になりますが師長から週の「ここ年休にしておくね」という風に希望に関係なく、有給が使われると言った実態もあります。

他にこんな休暇や仕組みがある

こんなに少ない消化率でいつ休んでいるの?と疑問にもうかもしれません。

実際、カレンダー通りに働いている方達と比べると休みは少ないのかもしれません。

しかし、看護師にも有給のみでなく「病休」や「介護休暇」「結婚休暇」「産前・産後休暇」など多くの休みがあります。

実際にみんながみんな該当するかと言ったらそうではないのですが、本当にどうしても休みが必要になった場合はしっかりと休みが取れる様な仕組みは存在しています。

それは働いている側の権利なので、しっかりととっていいかと思いますが中にはどの休暇にも該当しないと言ったスタッフもいます。

そう言った方達から白い目で見られることもありますがこれは「権利」として与えられた休みなので、しっかりと休んでいいものとなります。

消化できない有給はどうなるの?

ここでも疑問に思うのが、「未消化の有給」についてです。

与えられた休みの半分も消化できないままで、残った半分はどうなっているのかというと私が働く病院を例にとると翌年までは持ち越せる仕組みになっています。

例えば初年度に20日の有給を支給されたとします。

そのうち10日しか消化できなければ翌年の有給に合算されるので新年度の有給はトータルで40日ということになります。

年に10日しか消化できないのに、倍になったところで・・・という気もしますが、もし病気や怪我などで長期の休みを取らないといけなくなった場合はお給料の心配をすることなく休むことができるので有効かと思います。

実際に、私も妊娠をし切迫早産で仕事を休む様に言われたのですが前年度の有給が余っていたのでしっかりと消化することができました。

では、新年度でも消化できなかった有給はどうなるのでしょう?

大体の病院は翌年にしか持ち越せない仕組みになっている様で消化できない場合は捨ててしまうことになる様です。

大手の病院になると、消化できなかった有給を給料換算し支払ってくれるところもある様です。

とても魅力的な仕組みだなと思います。

福利厚生について

さて、ここまで主に有給についてお話しましたがいかがでしたでしょうか。

やはりどこの施設も消化が難しい現状があります。

しかし、そうとはいえ看護師も休みを取らないと体を壊してしまいます。

しっかりと体を休めるためにどういった福利厚生があるのかをご紹介していきたいと思います。

福利厚生には2種類ある

基本的に福利厚生は法律に基づいて造られる「法定」と法律に基づかない「法定外」の2種類があります。

どういうことかというと、「法定」の中には、健康保険や厚生年金・労災保険・雇用保険があります。

難しく聞こえるかもしれませんが簡単にいうと、国が労働者に対して保障しなければいけないことになります。

看護師の健康を保障したり、勤務中に何かあった場合は保障しますよと言ったことが「法定」の福利厚生になります。

また、反対に「法定外」とはどういうことかというと国が特に決めた決まりごとはなく各自の医療機関によって決められたものになります。

なので、こちらは施設によってかなりバラバラになるかと思いますが、一部例を挙げて説明すると「忌引き」や「結婚休暇」「資格取得のための補助」「社員旅行」「夜勤時の食事代補助」などがあります。

こちらは施設によって大きく異なるので一概にはいえません。

私が働く病院では「結婚休暇」の他に「結婚祝い金給付」や育休から復帰して半年経過すると「復職祝い金」を受け取ることができます。

「法定外」の福利厚生はいわば、そこで働くスタッフをしっかりと保障し辞めさせないための得策でもあるかと思います。

院内保育

これも福利厚生の一部になります。

働きたいけど、保育園の待機児童問題もあってどうしても復職できない方にとってはとても便利だと思います。

朝一緒に出勤して、夕方は一緒に帰宅することができる。

また、急な発熱などを出してしまった場合でも病院なのですぐに受診できると言ったメリットもあります。

また、施設によっては夜間保育をしているところもある様で夜勤をしたいけど(しないといけないけど)子供を見てくれる人がいないと言った時に夜間帯預けることができるようです。

これなら安心して仕事をすることができますね。

寮がある

こちらも福利厚生の一種で、寮が付いている施設も数多く存在します。

実家から出て就職をしたのはいいけど、高い家賃を払うのは・・・という方や土地勘がわからずとりあえずは病院側が提供してくれる寮があれば安心といった方にオススメです。

基本的に独身者向けに作られておりオートロック機能を完備している寮も多い様です。

病院独自の福利厚生

私の病院の場合ですが、医療費を賄ってくれるシステムがあります。

知っている先生に診てもらうのは少し恥ずかしい様な気もしますが、医療費を支払わなくて済むのはとてもありがたいです。

しかし、どんなに高額になった場合でも支払ってくれるのではなく上限額が決まっています。

また、知人が働く病院では提携しているスポーツジムに通い放題や食事券のプレンゼントがあるところもある様です。

その他にも、旅行券の進呈があるところもある様ですよ。

求人の際にはぜひ参考にしてほしいものです。

看護師あるある?経験者が実際あったこんなエピソード

有給や福利厚生のご紹介を私の体験も交えながらお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

ここでは、そういった有給や福利厚生にまつわるエピソードをお話したいと思います。

休暇をうまく使って海外旅行?!

私の知人の話しなのですが、この方は勤勉で普段から仕事を休むということを一切しません。

シフトの交換にも柔軟に対応してくれるとても優しい方です。

そういった真面目さを見かねた師長さんがこの方の結婚を機に、結婚休暇と夏休みそれに有給を足して1週間以上の長期休暇を用意してくれました。

それを利用して新婚旅行も兼ねて海外で息抜きをしてきたそうです。

もちろん、師長さんにもよりますがこういった配慮がスタッフを長く勤めさせるコツにもなるのかなと思いました。

時間を有効活用して筋肉ムキムキに!

これは同僚の話なのですが、元々は細身だった彼。

病院の福利厚生でスポーツジムの利用が可能になったことをきっかけにジム通いにハマり、気づけば筋肉オタクに。

一年間で見違えるほどのたくましい肉体に改造していました。

まとめ

有給の話から入り、福利厚生や私の実体験・身の回りの話まで盛りだくさんにお話ししましたがいかがでしたでしょうか?

有給や福利厚生は、働く側としての権利でもあり大事にしないといけない部分かなと思います。

ただ単に、働いてお給料を頂いて生活をするといったことに加え疲れた時に休ませてもらえる環境や息抜きをすることができる環境はとても貴重で、その人の仕事のあり方も左右されてくるのかと思っています。

実際に私も、有給や福利厚生に何度も助けられてきた今があってそれがあったからこそ今後もこの病院で働きたいと思えているのだと感じています。

皆さんもぜひ、働き先を探している方はそういったことにもしっかりと注目して見てほしいと思います。

今回のまとめが少しでも参考になれば幸いです。


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