児童館を利用する年齢層は幅が広く、その仕事内容もその対象年齢によって違ってきます。

児童館で仕事をしてみたいけれど、仕事内容がいまいちわからない。

自分は児童館の仕事に向いているのだろうか。

などの疑問をもっている人もいることでしょう。

今回は児童館の仕事内容や向いている人の特徴、児童館の求人を探す方法を解説します。

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児童館の仕事はどんな仕事?

児童館は0歳から18歳未満の子どもたちの健やかな成長を図り、情操を豊かにするための遊びや場を提供する仕事です。

また、子育てで悩んでいる保護者の相談窓口になったり、子育てサークルをする場所を提供したりして子育て支援センターとしての役割も果たしています。

さらには放課後児童クラブとして日中子どもを養護できない家庭の子どもを預かり、遊びや生活の場を提供しています。

児童館の仕事の大まかな内容

環境整備

庭の草取りや部屋の掃除をして子どもたちが遊ぶ場所を清潔に保ちます。

また地震に備え高い場所に重たい物を乗せていないか、大型積みが高く重ねられていないかなど安全面にも配慮します。

遊具やおもちゃ、絵本などが壊れていないかも確認し壊れている場合は修理します。

子どもたちの安全を確保したり遊びを充実されるための空間を整備します。

お楽しみ会や行事などの計画作成

学校の夏休みや冬休み、春休みなどの長期休暇期間中に子どもたちが児童館で飽きることなく楽しく過ごせるように、お楽しみ会や行事の計画を立てて実施します。

子どもたちの安全が保障でき、子どもたちが楽しめるような内容を職員で考えて実施するようにします。

おもちゃ作りや夏休みの工作などでできそうな製作物の教材研究

木材やフエルト・毛糸、お菓子の空き箱や牛乳パックなどの廃材を使って子どもたちが楽しく遊べそうなものを考えたり、どのような材質なら子どもたちが扱いやすいかを考えたりして教材研究をします。

そうしてできた工作や製作物で実際に遊んだり飾ったりしていると子どもたちが遊びの中で同じようなものを作って遊ぶ楽しさを味わわせたり、夏休みの工作として子どもたちに作り方を教えたりします。

子どもたちの安全確保や見守り

室内や室外で子どもたちと一緒に遊びながら安全を確保したり、危険なことをしていないか見守ったりします。

子どもが危険な遊びをしていたら即座に声を掛けて安全な遊びへ誘導したり、子ども同士でトラブルがあった時には仲介をしたり理由を聞いたりしてお互いの気持ちを受け止めたりして子どもたちが安全で安心して過ごせる環境をつくります。

子育て相談窓口

近年、核家族家庭や子育て悩みを相談できる人が近くにいないという保護者が増えてきました。

そのような保護者が子どもを連れて遊びに来た時に声を掛け、コミュニケーションをとりながら子育ての悩みや子どもの様子を聞きます。

また必要に応じてアドバイスをしたり講演会の情報を教えることもあります。

子育てサークルの育成

子育て中の保護者が集まって楽しく交流できる場を提供したり、親子サークルのイベントを企画したりします。

親子サークルでは親子でできる手遊びやふれあい遊び、かんたんな製作を紹介したり一緒に作ってみたりします。

天気が良ければ近くの公園に散歩に出かけることもあります。

このような活動を通して保護者同士が交流し子育ての悩みを相談し合える仲間づくりのお手伝いをしていきます。

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児童館の仕事に必要な資格や経験は?

児童館で働くためにはどのような資格や経験が必要なのかを解説します。

社会福祉士

社会福祉士は福祉や医療に関する相談・援助に必要な専門知識やスキルがあります。

一見児童館とは関係ないように思いますが、子育てに悩んでいる人に対して相談にのったり子育てサークルを紹介して子育て仲間を見つける手助けをしたりして子育て相談窓口の役割を担っています。

児童厚生員

聞きなれない方も多いと思いますが、児童厚生員は子どもの遊びを指導する人のことです。

子どもたちを指導するための基礎知識が必要なので大学や短大で社会福祉・心理・教育・社会学などの科目を修得して資格を取得できます。

児童健全育成推進財団が認定する認定児童厚生員資格を取得すると、待遇面で優遇されることがあります。

保育士

子どもが心身ともに健やかに手助けすることに加え、保護者の支援も行います。

児童館を利用している子どもたちの安全を確保し、安心して活動できるような環境を整えたり家庭ではなかなかできないような経験(もちつき大会や地域の人との交流会など)をさせたりしていきます。

また集団で生活していくうえで必要なルールを教えたり子どもたちに考えさせたりして、社会性を身につけられるようにしていきます。

高卒で2年以上児童福祉の仕事をした人

特に資格がなくても、高校を卒業後2年以上児童福祉施設で働いた経験があれば児童館で働くことができます。

資格がないので正職員として勤務するのは難しいかもしれませんが、非常勤や臨時職員として子どもたちを遊びの輪の中に入れ子ども同士で遊びながら協調性や創造性、好奇心を伸ばすための工夫をしたり、子どもたちと一緒に遊んだりして子どもたちの心身の成長を見守っていきます。

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児童館での仕事が得意な人の4個の特徴 

その人によって仕事や業務には向き不向きがあります。

では児童館の仕事はどのような人が向いているのでしょうか。

向いている人の特徴を紹介します。

人とかかわるのが好きな人

児童館には0歳から18歳未満の子どもだけでなくその保護者も利用できる場所です。

また放課後児童クラブで小学校の担任と連絡を取り合ったり、地域の人との交流があったりするため様々な人とかかわる職場です。

さらには子どもの安全を確保しながら安心して過ごせるように職員間同士で情報を共有し、どの職員も子どもに対して同じような指導をしていかなければなりません。

常に人とかかわっている職場なので、人とかかわることが好きでコミュニケーションをとれる人が向いています。

子どもが悪いことをしたらきちんと叱れる人

子どもとかかわる仕事なので子どもが好きなことは前提です。

しかし子どもがかわいいからといって好き放題させていてはいけません。

児童館は集団活動や集団生活の場です。

ルールを守らなかったり他人に迷惑をかけるようなことをしていた時は毅然とした態度で叱るようにします。

子どもに嫌われたくないという理由で全く子どもを叱らない職員もいますが、職員全員がルールを把握し、ルールを守らなかった時の対応を統一することで子どもたちはルールを守るようになっていきます。

他の職員にきちんと報告・連絡・相談ができる人

児童館は育児相談の窓口になっており育児で悩んでいる人の相談にのることはすくなくありません。

特に顔見知りや親しい利用者に相談を受けた時につい感情移入してしまい、誤った対応をしてしまったり必要以上に悩んでしまう職員もいるようです。

育児相談を受けた時にはその場では相談者の気持ちを受け止め、他の職員に報告しその悩みについて話し合いの場を設けて適切なアドバイスや対応をすることが大切です。

アイディアが豊富な人

放課後児童クラブは毎日同じ遊びで飽きてしまうことがあるようです。

そのような時に新しい遊びを考えて紹介したり、子どもたちと一緒に新しいルールを考えたりして遊びを広げていくことも必要になってきます。

またイベントを企画する時もそれまでしたことのない新しいことを取り入れることで、子どもたちの楽しみにつながります。

新しいことをするには職員間での話し合いが不可欠ですが、色々なアイディアを出し合い子どもたちの楽しみを増やしていくことができます。

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児童館の仕事をするメリットとは?

子どもの成長を感じながら楽しく仕事ができる

子どもたちから遊びに誘われたり、困ったことがあったら必要にされたりして自分が必要とされていることを実感できます。

また一緒に遊びながら「この子はこんなことができるようになったんだ。」と子どもの成長を感じることもたくさんあります。

子ども同士のトラブルや子どもの問題行動を対応するのに大変なこともありますが、子どもから頼りにされたり、子どもの成長を感じたりして楽しく仕事をすることができます。

子育てについて理解がある

子どもが急に熱を出したりして仕事を休まなければならない時や早く帰らなければならない時に、快くそれを聞き入れてもらえなかった経験がある人はたくさんいると思います。

児童館は子どもと保護者のための施設なので、そこで働いている職員の子育てに対しての理解があります。

子育てをしながら働いている人にとっては働きやすい職場です。

平日に振り替え休日がある

施設にもよりますが、多くの児童館職員は土曜日に出勤した時の振り替えが平日にあります。

土日は混んでいてなかなか行くことができないテーマパークに行ったり、銀行や役所、病院などで時間を気にせず待ったりして平日にしかできない時間の過ごし方をすることができます。

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児童館求人の仕事の探し方とは?

私が住んでいる地域では市の子育て支援課で運営をしている児童館がほとんどですが、他の地域では民間企業が運営していることもあるようです。

市で運営している場合は市の広報で職員募集を知ることができます。

では民間企業が運営している児童館の求人はどのように探せばいいのでしょうか。

調べてみたので紹介します。

ハローワーク

自宅のPCやスマートフォンでハローワークインターネット検索して探すことができますが、ハローワークの紹介状が必要になるのでハローワークに行き紹介状をもらってから応募することになります。

Indeed

PCやスマートフォンで検索可能です。

Indeedから直接応募することができる情報もありますが、中にはハローワークや他の求人サイトが掲載元になっているため直接応募することができないこともあります。

どのように応募すればいいかはその掲載元によって違うので詳細をよく読んで応募するようにしましょう。

求人ボックス

PCやスマートフォンで検索可能です。

Indeedと同様で掲載元がハローワークや他サイトになっているのがほとんどなので、詳細をよく読んで応募するようにしましょう。

知人からの紹介

児童館で職員の欠員や職員数を増やす予定がある場合、まずはそこで働いている職員が働けそうな知人を探して声を掛けるケースもあるようです。

声を掛けられたらその職場がどのような雰囲気なのか、給与や待遇はどうなのかを事前に聞いておくといいでしょう。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

児童館は子育て支援の相談窓口としての役割があります。

悩んでいる人に適切な対応ができるようにカウンセラーの勉強をしたり資格を取ったりすると児童館内で担当できる幅が広がります。

また、発達障害がある子どもが放課後児童クラブにいることも少なくありません。

発達障害の子どもが安心して過ごせるような環境をつくったり、子どもが活動できるように支援したりできるように講習会に参加してみるといいでしょう。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

児童館で手遊びやわらべうた遊びなどをして遊んでいることは少なくありません。

例えば勤務している児童館が保育園や老人ホームなどの福祉施設を経営している企業であれば、保育園に異動になった時に児童館で遊んだ手遊びやわらべうた遊びを子どもに教えることができます。

また老人ホームでもレクリエーションとして昔ながらの手遊びをすることができます。

また児童館で直接発達障害児を支援した業務経歴が10年以上ある場合、児童発達支援管理責任者として放課後デイサービスなどの児童福祉現場で働くことができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

児童館は利用者の年齢層の幅が広く、それぞれの利用者に合わせた対応が必要とされます。

そのためたくさんの知識や技術を求められますが、関連する資格を取ったり講習会に参加するなどしてキャリアアップのしがいがある仕事だと思います。

資格を取得することで資格手当がもらえたり、他の仕事へ転職できたりするチャンスに恵まれたりすることもあるので、知識や技術を高めていきましょう。

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実際に児童館指導員の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!