突然ですが、看護師の仕事に興味を持ったことはありませんか?

看護師と聞くと、世の中のイメージとしては3Kと言われる「キツい、汚い、危険」といったイメージを持たれる事も多いのではないかと思います。

実際の仕事内容はどうなのでしょうか?

現役看護師である筆者が看護師という職業の実態をご紹介していきたいと思います。

看護師はどんな仕事?

看護師の仕事は「医師の診療の補助と傷病者若しくは褥婦の療養中の世話」と法律で定められています。

この言葉どおり、看護師の仕事は医師の診察の介助を行い、患者様の日常生活の援助を行います。

看護師として働くメリットとは?

一生仕事に困らない

看護師として働く最大のメリットは、なんと言っても仕事に困らない事ではないでしょうか。

看護師免許があれば日本中どこでも働けます。

看護師として働ける就業場所は病院だけではありません。

クリニックや老人施設、訪問看護ステーション、その他にも活躍の場はたくさんあります。

興味のある専門分野を選び自分に合った就業先を見つけられるのも最大のメリットと言えます。

転職に有利

例えば一般企業に就職する場合、就職活動で何十社も面接を受けてやっと内定が貰えたとします。

しかし、やっとの思いで就職したものの何らかの理由で会社を辞めてしまったら、また一から転職活動をしなければなりません。

会社を辞めてしまったが次に就職できる会社はあるのだろうか、内定はいつになったら貰えるのだろうか、職種を変えるべきか、などと不安は尽きない事でしょう。

では看護師の場合はどうでしょうか。

何らかの理由により就職した病院を辞めてしまったとします。

特に專門分野を選ばず、働く場所も選ばなければ恐らくすぐに次の就業場所は見つかるでしょう。

今や看護師転職サイトは数多く存在しており、転職希望と伝えるとその人にあった病院や施設などを紹介してくれる事も可能であり転職の橋渡しをしてくれます。

医療業界は高齢化が進み、ますます需要が増える一方、看護師不足が懸念されています。

このような社会背景もあり看護師免許を所持している事は、転職でもプラスになると言えます。

看護師の道だけではない

看護師免許を持っていると保健師、助産師、養護教諭といった他の職種への選択肢を広げる事ができます。

これらの職種の国家資格を取得するためには4年生の大学で看護学を学ぶか、看護師を経て一定期間専門機関で再学習する必要があります。

どの職種も専門性が高くなるため取得するのは容易ではありませんが、自分のやりたい分野を見つけられるきっかけにもなり得ます。

子育てとの両立がしやすい

多くの病院では看護師の産前産後休業、育児休業の取得が可能であり、尚且つ、復帰を条件に休業を取得出来る場合がほとんどです。

病院に併設された託児所や24時間保育が設けられている場合も多く、働くママさん看護師にとってはとても強い味方です。

実際に筆者も現在育児休業中です。

もちろん育児休業終了後は復帰します。

筆者の在籍している病院も24時間保育が併設されているため、子育てとの両立がしやすい環境にあると言えます。

看護師として出産後も職種を変えることなく働けるのは大きなメリットであると実感しています。

収入の安定

数ある職種の中でも看護師の収入は良く、安定していると言われることが多いのは事実です。

時給換算すると、約1300円~2000円ととても良い事が分かります。

就業先や地域によっても収入の差は多少なりともありますが、看護師免許がある事で全国どこでも働く事が出来る訳ですから、就職に困らないという事実は安定した収入が得られる事だとも言えます。

社会的信頼度が高い

看護師のイメージだけで全てを語ってはいけませんが、看護師と聞いて悪いイメージを持つ人はあまりいないのがこの世の中です。

人のために尽くす仕事であり、白衣の天使というイメージを持たれやすいため、自然と信頼性が高くなるのも事実です。

そして看護師はやはり国家資格という事もあり、社会的信頼度は高くなります。

やりがいがある

冒頭で看護師に持たれるイメージについて「キツい、汚い、危険」ではないかとお伝えしました。

あながち間違いではないように思います。

看護師の仕事は夜勤業務がある場合もあり、体力勝負だと言われることもしばしばあります。

実際に体力的に大変な事は多々あります。

綺麗な仕事ばかりではありません。

危険が伴うのも事実です。

しかし、看護師がこんなに大変な仕事であるには理由があると思うのです。

それは、人の命を扱う職業であるが故の大変さだと筆者は考えています。

筆者がまだ看護師2、3年目の頃に「"ありがとう"って人から感謝される仕事はそうはないよ。人から感謝される仕事ってほんと、素敵な仕事ね。」と言われた事があります。

筆者も新人看護師の頃は、「こんな大変な仕事、辞めてしまいたい。やりがいって何なの?」と思う事もしばしばありました。

ですが経験を積み、患者様が元気に退院し社会復帰をされる姿を見るうちに、看護師として出来る事はとても少ないかもしれないけれど、少しでも誰かの役に立っているとしたら、看護師という仕事は素敵な仕事なのかもしれないと思うようになり、今では看護師としての仕事にやりがいを感じています。

看護師として働くデメリットとは?

仕事がハード

やりがいがあるとはいえ、やはり看護師業務は実にハードである事は確かです。

看護師業務がハードである事をやりがいとして捉えるか、デメリットと捉えるかは人それぞれです。

就業場所でもハードな職場と、ゆったりした職場と様々ですので自分に合った職場を選ぶ事は可能です。

しかし、人の命は待ってくれません。

時間との勝負といった事も多々あります。

そういった命を扱う現場で働く看護師の仕事をハードであると、デメリットと捉える人は少なくありません。

生活が不規則

総合病院や大学病院など入院施設のある病院や老人施設などはほぼ夜勤業務があると言っていいでしょう。

現在では主に2交代性を導入している病院がほとんどですが、3交代勤務を実施している病院もまだ存在しています。

皆が寝ている時間に仕事をする訳ですから、生活パターンは不規則になりがちです。

人間は朝起きて活動し、夜は寝るように体内に記憶されています。

その記憶を無視して皆が休んでいる時間に働き、明るい時間に休息を取るといった、全く逆の生活パターンをすることになる為、不規則な生活となりうる可能性がある事は言うまでもりません。

しかし、この夜勤業務を必ずしなければならない訳ではありませんし、選ぶ職場によって夜勤業務がない場合もあります。

責任が重い

人の命を扱う職業である為、責任の重さが付きまとうのは仕方ありません。

この責任の重さに耐えられないが為に看護師を辞めてしまう方も中にはいます。

ストレスが多い職業

注射や点滴など出来る事は限られますが看護師も医療行為を実施します。

人相手に一歩間違えると事故に繋がる医療行為を行う事にはストレスがかかります。

それだけでなく、重篤な患者様のケアや人生の最後に立ち合う事もある為、精神的ストレスがかかりやすい職業と言えます。

また、患者様も人間ですから様々な人がいらっしゃるのも事実です。

高齢化が進み病院業務は多忙であるために病院に受診に来られた際にはかなり長い時間待たされることもあります。

そんな時に患者様からのクレームを言われる事もあり、そういった事もストレスに繋がる事もあります。

また、看護師の職場は女性の職場と言われてきました。

男性看護師が増えつつありますが、それでも女性が占める割合の方がはるかに高い為に人間関係に悩まされる事もあります。

そうした対人関係にストレスを抱える事も少なくありません。

看護師の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

筆者は看護師になる前は違う仕事をしていました。

社会人経験をした後に看護師になったのですが、社会人経験は看護師の仕事をする上で生かせる強みとなりました。

接遇スキル

社会人経験で培った接遇スキルは看護師になってからもとても役立ちました。

医療業界もサービス業の一種だと言われます。

患者様は高齢の方も多く、目上の方がほとんどです。

接遇は看護師になる前に身につけておいて良かったと思うひとつのスキルです。

コミュニケーション能力

社会に出ると必ず必要になってくるのがコミュニケーション能力です。

筆者は社会人になりたての頃はコミュニケーションを取るのが苦手でした。

円滑に仕事をするとはどう言った事なのか、言い方ひとつで相手に与える印象が違うなんて事も考えた事もなかったのですが、社会人経験をしていく中で、仕事で最も大切なのはコミュニケーション能力なのではないかと思う程になりました。

看護師になる前にこの様に思う事が出来て良かったと筆者は感じています。

と言うのも、やはりどんな方とも円滑に仕事をする為にはコミュニケーション能力が必要となるからです。

またミスなく質の良い仕事をしようと思った時、円滑なコミュニケーションは仕事の質を上げると断言出来るほど重要とも言えます。

現実を美化しすぎないで受け入れる事が出来る

子供の頃から看護師に憧れてやっとなれた看護師。

でも、実際に臨床の場に出ると、思い描いていたものとは違ったなど、理想と現実のギャップに落胆するケースをよく耳にしますが、筆者は社会人経験を経て看護師になった為か、あまりその様なギャップに苦しむ事はなかったです。

それは、社会とはどういったものなのかある程度の経験があるため、あまり美化しすぎる事がないからではないかと思います。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

看護師として働き、ある程度の経験を積むと先輩看護師として新人教育を任されるようになります。

それ以後はチームリーダーや学生指導といった役割を与えられる事もあり、まさに毎日の業務がキャリアアップに繋がるのは言うまでもありません。

しかし、業務だけこなしていればキャリアアップ出来るのかと言うとそういう訳ではなく、医療は日進月歩ですから、看護師も日々学習していく必要があります。

より良い医療や看護を提供する為には、看護師も一生勉強が必要な職業なのです。

また、ある程度の経験年数を重ねると専門分野に特記した認定看護師や専門看護師といったキャリアアップの道も開けるようになります。

中には助産師や保健師、養護教諭などの職業を目指す方もいらっしゃいます。

看護師だけにとどまらず、こうしたキャリアアップを考える看護師も増えており、その道は様々です。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

私達看護師は、患者様を通して人間としても看護師としても、とてもたくさんの事を学びます。

そういった看護師の経験は自分自身を見つめ直し、自分自身の内面を磨く良い機会となります。

看護師業務は実に専門性が高い為、この仕事を他の仕事に活かす事はとても限られてしまいますが、培った接遇やコミュニケーション能力は他の仕事でも活かす事が出来ると思います。

また、この専門性を活かし、民間団体が行う一般の方への心肺蘇生法やAEDの使用方法などを教える事も可能です。

まとめ

いかがでしたか?

看護師の仕事はやはり、人の命に携わる仕事なのでハードでストレスも多いのが正直な所です。

しかしその反面、専門性の高い知識とスキルを身につける事が出来るとても魅力的な職業でもあります。

どう捉えるかはその人それぞれですが、命を助ける手助けが出来る、とても誇り高い、やりがいのある仕事でもあると筆者は思います。


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