看護師と聞くと皆さんどのような事を思い浮かべるでしょうか。

「一生の仕事」「高給与」「きつい仕事」と言うイメージが強くあるでしょう。

看護師の資格を取ったからと言って、必ずしも看護師の仕事を続ける人ばかりではありません。

それは、やはり看護師の仕事内容が辛いものであったりきついものであったりする事が理由となるでしょう。

ここでは看護師の仕事の中できついと感じた事や、辛い事があっても看護師を辞めないやりがいはどのような事なのかをご紹介しましょう。

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看護師の仕事がきついと言われる4個の理由とは?

看護師の仕事がきついと言われる理由は人それぞれあると思いますが、一般的にこの作業は辛いだろう。

これはしたくないと思われる看護師の業務をいくつかご紹介します。

トイレ介助やオムツ交換等の排泄介助

看護師となれば病院に入院する患者さんのすべての情報が必要となります。

排泄の情報もその1つです。

便の色や回数。

尿の色や回数も必要な情報になる事がありますし、高齢者となれば日常的にオムツでの排泄を行っている人もたくさんいらっしゃいます。

昼も夜もオムツの交換やトイレの介助は行わなければなりません。

しかし一般的に他人の排泄物を見る事も触る事もほとんどの人は無いでしょう。

もちろん臭いもありますし、手袋を着用していても、手に付着する事はあまり良いものではありません。

しかしこの作業も慣れてしまえば、特別に嫌だと感じる事もなくなります。

日常的に血を見る

怪我をしたり、健康診断に行ったりする事以外で多量の出血を見る事が病院以外ではあまりない事でしょう、しかし看護師はたくさんの血の作業を行います。

採血はもちろん、手術室の看護師ともなれば、たくさんの出血を毎日見る事になります。

「血が苦手」と言う人もたくさんいらっしゃるでしょう。

看護師の中には昔は血を見るのが嫌だった。と言う人もいらっしゃいます。

交通事故にあった人や出血が止まらない人も病院にはたくさん治療にきます。

その看護をする事が辛い・きついと感じる人もいらっしゃいます。

これも排泄物の処理と同じく慣れる事が出来ますが、少々時間がかかるのが現状です。

人の嫌な所を見る

これは私の体験ですが、人間は良い所と嫌な所がもちろん皆あります。

入院が長くなると「閉じ込められている」と感じてしまう人も少なくありません。

また、たくさんの依存症の人が入院すると、病院を抜け出してギャンブルをする人もいらっしゃいました。

入院するという事は、治療の場ですが、やはり人の嫌な部分も見て行かなければなりません。

イライラしている時も、不安で興奮している人の事も看護師は精神状態として観察しなければなりません。

私は、夜勤帯にアルコール中毒の酔った患者さんが1晩だけ入院する事になり、点滴をしなくてはならないのに、暴れたり、トイレに閉じこもったりと、治療なんて出来ないような患者さんでした。

若い男性だった為、力も強く、夜勤中の仮眠も出来ず大変な思いをした事があります。

人の死を間の当たりにする事が多い

病院では看取りの看護がつきものです。

看取りは出来る事なら私は携わりたくないと思っていました。

人が亡くなる瞬間を見ておかなければならない為です。

初めて看取りの看護に携わったのは看護師になってからではなく、看護助手として働いている時でした。

またその時に初めて見た御遺体は自分の大叔父にあたる人でした。

初めて御遺体を見た時は、マネキンの人形に見えました。

とても衝撃的に思え、それから看護師になりたくさんの人を看取ってきましたが、初めて見た御遺体は今でも忘れません。

それほど、人の御遺体を見るという事は衝撃的なものです。

その人が亡くなる瞬間を間の当たりにする事がたくさんあり、自分は何のために看護師になったのか分からなくなってしまう事もあります。

また、先輩看護師は人の死を見るのが辛くて、耐えられなくなってしまい看護師の仕事自体を辞めてしまいました。

この人の死に慣れるという事はとてつもなく長い時間がかかります。

たくさんの人の死に関わらないと慣れる事はありません。

そのとてつもない時間とたくさんの人の死に耐えられる精神を持っていないといけません。

看護師とは人を助けるだけではなく、人の死も乗り越えなければならないのです。

これを精神的に辛いのではないかと感じる人がたくさんいらっしゃるでしょう。

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キツい時もあるけど、それ以上にやりがいを感じる3個のポイント

人に感謝される①

看護師に仕事のやりがいを感じるポイントはやはり人に感謝されるという事でしょう。

ここでは私が体験した人に感謝されたエピソードをいくつかご紹介します。

1人目の患者さんは、私の近所に住む2人暮らしの高齢者でした。

転倒した時に腰の骨を折ってしまったのです。

トイレに行く事も出来ませんし、歩く事も出来なくなります。

その時に近所の高齢の患者さんは「あんたがいる病院に運ばれて良かった。迷惑をかけるけど私の事をお願いね」と言われました。

もちろん看護業務の中でその人の看護をしていました。

しかし、私たちには当たり前の事も入院している患者さんとしては非日常の世界です。

私たち看護師のちょっとした一言をしっかり覚えていらっしゃいますし、ちょっとした一言で救われる事もあります。

その人は私が勤務しているという事だけで、少しは緊張が解け、入院生活を過ごす事が出来たと言ってくれました。

私も患者さんのその一言に救われました。

人に感謝される②

私が今感じている事ですが、高齢者施設の看護師をしていますが、退去してしまった要介護者の家族から、転居先になじむ事が出来ず、要介護者が弱っているように見える。と相談を受けました。

私はその要介護者にちょくちょく会いに行く事にしました。

私の顔を見ると安心する。

顔を見るだけでもホッとすると言って貰う事ができました。

私はその一言だけでもとても嬉しい気持ちになる事できました。

家族にも「ありがとうございます。あなたのおかげで久しぶりに笑顔を見る事ができました。」と言って頂きました。

もちろん私も会いたくなって軽い気持ちで退去した要介護者に会いに行っていました。

ちょっとした事でも人の助けになる事がとても嬉しかったです。

自分の看護師としての能力が上がる

看護師として長く勤務する事で、看護師としての能力が上がる事が自分の身にしみて感じる事があります。

病院ではもちろん、高齢者施設でもたくさんの看護師として学ぶ事が出来ます。

私は病院や高齢者施設で看護師として勤務していますが、クリニックでも勤務した事があります。

病院ではもちろんたくさんの看護業務が身に付きましたが、高齢者施設では高齢者の観察の仕方を学び、勤めているクリニックでは、病院では学ばなかったレントゲンの撮り方を学ぶ事が出来ました。

看護師としてたくさんのスキルが身に付く事は自分のスキルが上がっていると感じる事は新しい仕事がしてみたい。

看護師として新しい事にチャレンジしてみたいと感じる事が出来ます。

そして自分の看護師のレベルが上がってくると、より詳しく患者さんの観察が出来たり、患者さんの為に出来る事が増えてきます。

自分が患者さんの為に何か出来る事が増えるという事は、看護師として、自分の目に見えるやりがいとなるでしょう。

他にも看護師がやりがいを感じることは、こちらの記事を参考に!

看護師を辞めずに続けられる人に共通すること

看護師の仕事に辛い事とやりがいを感じる事を私や、先輩看護師の体験からご紹介してきましたが、これは多くの看護師が体験する事でしょう。

その辛い体験や自分が辛いと感じた事を乗り越える事が出来るかは、その人その人でて違ってきます。

ここではどのような人が辛い事やきつい事を乗り越える事が出来るのかをご紹介していきましょう。

自分の失敗に前向きに考えられる人

看護師の仕事に関わらず、どんな仕事でも必ず失敗する事はあります。

その失敗を自分のせいだと感じてしまい自分の追い込んでしまうと、看護師の仕事自体が辛くなってしまいます。

失敗してしまった事に対して客観的に自分を観察し、次は同じ失敗をしないようにしようと、前向きに考えられる人が看護師として長く勤務する事が出来るでしょう。

「まあ、いっか」ときっぱり思う事が出来る人

看護師の仕事はたくさんの仕事内容がありますが、高齢者施設では看護師の仕事と介護の仕事と両方を行わなければならない職場があります。

しかし看護の仕事をしていると介護の仕事が出来なかったり、他の介護者に、仕事を任せなければならない時があります。

そんな時に「迷惑だと思われたのではないか」「介護の人が怒っているのではないか」と感じてします事が多々あります。

しかし「まあ、いっか」とあっけらかんに諦める事も看護師の仕事を行う上で必要な時もあります。

人間関係は大切ですが、人間関係を気にしすぎて自分の気持ちを追い込んでしまっては、看護や介護の仕事が辛くなってしまうでしょう。

人の役に立つ事が楽しいと感じる事が出来る人

看護師や介護士は「人の役に立つ事」が好きな人が向いているでしょう。

人の役に立つ事ではなくお金の為だけや、自分の自由な時間が欲しい為だけに看護や介護をしていると、仕事で辛い事があった時や、きつい事があった時に、乗り越える事が出来なくなってしまいます。

ここで、私の体験をご紹介しますが、高齢者施設で働いている時に自分の仕事ばかりして全く動かない人がいて、介護福祉士の資格を持っているからと、書類整理しかしない人と、資格は初任者研修しか持っていないが、要介護者の為にたくさんの会話をし、1日楽しく過ごしている人がいましたが、書類整理ばかりしているは職員からも、入居している要介護者にも信頼関係が全くできていませんでした。

もちろん、たくさんの会話をし、1日楽しく過ごしている人は、入居している要介護者にも職員にも信頼関係が出来、仕事もしやすい環境を作る事ができていました。

要介護者の事を考えて人の役に立つ事が好きな人は仕事に向いている人であり、他の職員にも働きやすい環境を作る事が出来る人でしょう。

責任感がある人

看護師は自分が背負う責任が大きい仕事の一つです。

点滴の管理や内服の管理など、管理する事も多い仕事です。

医師の指示を聞いて他の看護師に伝達する事もあります。

自分が仕事を忘れてしまったり、伝達のミスがあると患者さんの命に関わる事ももちろんあります。

たくさんの責任と自分の仕事と、病院の看護師となると業務の中で患者さんにたのまれた事もこなし、新しい入院のカルテ作成もしなければならない時もあります。

たくさんの仕事をしながら何かを行う事が多い為、自分が行わなければならない仕事を確認し、責任を持って業務を行う事が出来る人が看護師として向いていると言って良いでしょう。

逆に「忙しいから」「自分は仕事が詰まっているから」と突発的な業務が出来なくなってしまっては信頼関係が築く事が出来ませんし、看護師としての能力もなかなかアップする事は無いでしょう。

病院に勤務しているという責任感・看護師としての責任感・仕事に対しての責任感が看護師にとって大切な事と言えるでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

看護師としてたくさんの辛い事や、やりがいのある点についてご紹介していきましたが、看護師の仕事は皆さんの想像する所と想像が出来ない所とがあることでしょう。

人が死を迎える瞬間を見なければならなかったり、排泄の介助を行わなければならなかったりと、たくさんの辛い事がありますが、もちろんそれよりもたくさんの良い事はあります。

人に感謝される事や、何か患者さんから貰った言葉だったりと自分のモチベーションが上がる事はたくさんあります。

自分自身の看護師としての能力が上がる事も看護師の仕事を続けないと絶対に出来ない事です。

これから看護師の免許を取得しようと考えている人もたくさんいらっしゃるでしょう。

看護師の仕事は想像できない程の非日常な事が日々起こります。

これは自分が想像できる範囲以外の事が起こるという事です。

辛い事や心が折れそうになる事もたくさんありますが、それ以上の良い事を実感する事が必ずあります。

看護師として、仕事をしながら人の役に立つ事で得る物はたくさんあります。

その看護師としてのやりがいをたくさん経験出来るようになりましょう。

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