スーパーや商業施設の食品売り場などで見かける試食販売。

ソーセージやチーズ、ワインなど様々な試食があり、ついお買い物の手を止めて受け取ってしまう事ありますよね。

試食販売員はそうして商品をお客様に知ってもらい、購買意欲を高めるお仕事です。

今回は私が実際に試食販売バイトのお仕事を通じて知ったことや感じたことをご紹介していきます。

私はこんなところで試食のアルバイトをやりました

私は派遣の試食販売員としてデビューをしたため、勤務日が決まると派遣会社から出向先をメールでもらい指定された勤務地へ出向いていました。

そのため基本的に同じ場所で働くことはあまりなく、毎回違うスーパーの裏側を見る事ができたので新鮮な気持ちで働けました。(もちろん交通費は全額支給されました!)

また、アルバイトの求人であれば大体が勤務地の固定された募集ですので、「同じ場所で働き続けたい!」という方でも安心して挑戦できますよ。

試食のバイトの時給は?

試食販売員のアルバイトの時給は大体850~1200円ほど。

派遣の場合は日給で換算されることが多く、一日約9000~12000円です。

派遣の方が若干高く見えますが、アルバイトとは異なり午前のみ・午後のみという働き方は少なく、大抵は朝から夕方までしっかり働くというスタイルです。

どちらを取るにしても自分に合った勤務形態を選べるといいですね。

試食のバイトでやりがいを感じたこと

試食販売員のやりがいは、なんといってもお客様に商品の良さを伝えられた時です。

試食で実際に味を知ってもらったり、知識を生かして商品をアピールをしたりすることで、「じゃあ買ってみようかな」と言ってもらえた時は自分の力をとても実感できます。

アピールの仕方は様々あるので、自分のアピール方法を身につけていくことができればより接客が楽しくなりますよ。

接客が初めての方は研修がある求人を選ぶと、お客様への声のかけ方や宣伝文句といったアピールの仕方等を教えてもらえます。

試食のバイトをやってて良かったこと

「試食販売のアルバイトってどんなメリットがあるの?」

試食販売員をしていると、そう尋ねられることは珍しくありません。

傍から見れば試食品を配っているだけに見える試食販売員の仕事は、しかしながら意外と様々な利点があるということ、ご存知ですか?

次では私が試食販売をやっていて良かったことをご紹介していきます。

対人能力が鍛えられる

スーパーには主婦の方ばかりと思われがちですが、実際は老若男女様々な方がいらっしゃいます。

小さなお子様から高齢者の方まで幅広く対応しなければならない試食販売では、ウェイター等とは異なりマニュアル通りの接客というものが少ないため、自然と対人能力が鍛えられます。

また、商品の良さを宣伝するためにどうすれば良いかを考える必要があるので、日々試行錯誤しながら自分に合った接客を見出していくようになります。

そのため、見知らぬ人の前で臆せずプレゼンを行う力も身に着くことでしょう。

商品に詳しくなる

言わずもがな、自分が販売する商品については詳しく知っておく必要があります。

値段、味、レシピ方法、栄養価など…

そうした知識を増やしていくうちに、その商品に愛着が沸いてくるようになります。

「へ~そんな食べ方があったの!」と驚いてもらえればやはり嬉しいですし、逆に、お客様から「うちではこうやって料理してるのよ」と教えてもらうこともしばしば。

そうしてその商品の知識人になることができれば、「次はあの豆知識でアピールしてみよう!」とやる気にも繋がりますよ。

試食を食べられる

食べられるといっても、もちろん自由につまみ食いしていいわけではありません。

試食販売員の仕事の1つに、商品の味見があります。

商品の鮮度や熟れ具合、どんな味かをお客様に伝えるために必要な仕事です。

その日の商品を一番に食べることができるのは、試食販売員の特権でしょう。

また、フルーツなどの生鮮食品の場合は定期的に味のチェックを行う必要があるので、好きな商品の販売員になることができれば味見も楽しくなりますね。

ただし、あくまでも味見。

食べ過ぎには注意が必要です。

試食のバイトをやっている中で嬉しかった瞬間

仕事を行う上で給料の高さと並んで求められるのはやはりやりがいです。

自分の仕事に喜びを感じることができれば、モチベーションアップに繋がりますよね。

それでは、試食販売員は仕事のどんな瞬間に喜びや嬉しさを感じるのでしょうか。

自分の接客で商品が売れた時

前述した通り、自分の接客でお客様の心を動かせた瞬間は、試食販売員としての喜びを感じることができるでしょう。

そのためには、より多くのお客様を効率良く対応することも大切ですが、お客様一人ひとりに丁寧な対応を心掛けることも必要です。

売り場の人に褒められた時

売り場で働く従業員の方は、売る物は違うとはいえ同じ場を盛り上げる仲間です。

試食販売でお客様の購買意欲を湧きたてるほど他の売り場の活性化に貢献できますので、従業員同士の間ではしばしば声かけが行われることがあります。

試食販売員もその内の一人です。

「今日もよく売れてるね!」と褒められたりすることもあり、そうした日は一層気合いを入れて接客ができますよ。

お客様が商品を美味しいと言ってくれた時

自分で作った試食品を美味しいと言われることは、例えその商品の生産者ではないとしても嬉しいものです。

試食品を購入する上で「味」は大きな判断材料とされます。

そのため試食品が美味しければ美味しいほど商品の売れ行きが上がりますし、販売する側の私たちのモチベーションも上がります。

「料理したことないからちゃんと作れるか不安…」という人でも大丈夫。

試食品は簡単に作れて手軽に素材を味わえるものが良いので、調理方法は至ってシンプルなものが多いです。

そのため大抵は、焼く、切る、混ぜるといった単純な作業だけでOK。

これなら料理が苦手な方でも安心ですね。

試食のバイトはこんな人におすすめです!

アルバイトを始める上で、自分にその仕事が合っているかは誰しもが気になる点です。

「いざやってみたら求めていたことと違っていた…」

そんな思いをしないためには、自分の適性や仕事に求める事を見つめてみることが大切です。

そのはじめの一歩として、次では試食販売員とはどんな人におすすめな仕事であるかをご紹介していきます。

おしゃべりが好き

先程もご紹介した通り、試食販売では多くの方とコミュニケーションを取ります。

試食を配る前、配っている最中、お客様が試食をされている時など、細かなシチュエーションの違いでコミュニケーションの取り方は全く異なります。

それをスムーズに行うためには、まずは人とコミュニケーションを取る事が好きである事が強みとなります。

そのため、試食販売員には初対面の人にも積極的に話しかけていける人が望まれています。

普段から人とのおしゃべりが好きという方は、試食販売の仕事にもその力を活かせる事でしょう。

少ない日数で稼ぎたい人

派遣の試食販売員の日給は前述した通り、大体約9000~12000円ほど。

土日だけの勤務を希望する方や、平日のこの日だけ!という方のように、短い期間でしっかりと稼ぎたい方にはぴったりです。

しかも短期アルバイトとは違い長期雇用の求人ばかりですので、身につけた事を長く生かしていけますよ。

自分で物を売ってみたい人

試食を配っている最中は、その商品が売れるかは自分の手腕にかかってきます。

自分の接客や宣伝で商品を購入してもらうことはとても大変ですが、その分やりがいはあります。

レストランのウェイターやカフェの店員など食品を扱うアルバイトはたくさんありますが、直接自分で食品を売る仕事はなかなか多くはありません。

レジ打ちだけでは味わえない喜びを感じたい方にはおすすめです。

職場の年齢層が気になってしまう人

働きたいという気持ちはあるけど、職場の年齢と自分の年齢に差があったらどうしようと考えてしまう方には、試食販売員がぴったりです。

なぜなら試食販売員の年齢層はとても幅広く、学生もいれば主婦もいます。

試食販売の仕事は特に年齢によって左右される業務がありませんし、働く時間も比較的融通が利くからです。

周りの年齢を気にすることなくしっかりと働きたいという方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

試食のバイトで私が得たもの

仕事を行っていると、常に学ぶことがたくさんあります。

お金を稼ぐことを目的に始めた試食販売ですが、お金以外にも様々なものを得ることができました。

次では、私が試食販売を通じて得たものをご紹介します。

接客マナー

例えば商品を見ているお客様に声をかける時、注意することは何でしょうか。

答えは、お客様との距離感です。

人は侵入されると警戒する距離間をそれぞれ持っており、これをパーソナルスペースといいます。

そのため商品について説明をする際は、お客様のパーソナルスペースを侵さないよう適度な距離を保って話しかけることで、警戒心を持たせることなく話を聞いてもらえるように心掛けています。

もちろんこのような接客マナーは試食販売の時だけではなく、日常生活の中での対人マナーとしても活用できますよ。

人前に立つ勇気

私は試食販売員になる前まで、人前に立って話すことがとても苦手でした。

それこそ発表やプレゼンといった説明的なことを行ったことがなかったため、最初のうちは1人のお客様に「ご試食いかがですか?」と声をかける事さえ躊躇するほどです。

しかしながら、だんだんと不特定多数のお客様に届くほど大きな声で宣伝を行えるようになりました。

なぜならそれが試食販売員として当たり前の行為になったからです。

大勢に向かって大きな声を出せるようになれば、1人のお客様への声かけは簡単でした。

気が付けば日常生活の中でも人前に立って話す勇気を持てるようになっていました。

日常で私が人前に立つのは、お客様ではなく知り合い。

緊張の度合いは段違いに減りました。

今も苦手な事に変わりはありませんが、「できない苦手」から「できる苦手」に変わったことはとても大きな事だと思っています。

試食のバイトのデメリット

これまでいくつか試食販売の良い事を紹介してきましたが、良い面もあれば当然悪い面もあります。

もし、これから試食販売に挑戦してみようと思う方がいるのであれば、次に紹介するデメリットも知っておきましょう。

常に立ち仕事

試食販売の仕事は常に立ちっぱなしです。

指定の休憩時間以外は基本的に座ることができません。

また、業務中はお客様の前に出続けて接客を行わなければいけないため、「バックヤードでちょっと一息…」なんて事も難しいです。

そんな仕事なので、長時間気を張れる体力のある方や立ち仕事が苦でない方が好まれます。

少人数制

実際に試食販売員として同じ売り場で働く人は、多くても2、3人。

大抵は1人で販売をする形態です。

売れた喜びはもちろんのこと、売れない焦りも自分だけで抱えなければいけません。

また、お客様が大勢試食を求められた際にも落ち着いて行動できる臨機応変さが必要となります。

そのため一緒に働く人は多い方が良いという方にはあまり向いていないかもしれません。

しかし、これはあくまで試食販売員だけの話。

何かトラブルがあった時は周りに他の従業員の方が必ずいますので、気兼ねなく頼りましょう。

いつも優しいお客様ばかりではない

お客様とのコミュニケーションこそ試食販売の楽しいところであり辛いところです。

接客業にはつきものですが、時にはお客様から厳しいお言葉をかけられることもあります。

「さっきからずっといるんだけどいつ配ってくれるの?」と言われてしまったり、「まずい」と顔をしかめられてしまうことも。

そんな時でも感情を左右されることなく、冷静に対応することが大切です。

最初は傷つくこともあるかもしれませんが仕事を重ねる中でクレーム処理も落ち着いてできるようになりますよ。

まとめ

いかがでしたか?

試食販売の仕事について少しでも興味を持っていただけましたでしょうか。

今回ご紹介した以外にも試食販売の魅力はたくさんあります。

もし今後スーパーや食品売り場で試食販売員を見かけた際には、今回ご紹介したことを思い出してみると印象がガラリと変わるかもしれませんよ。