映画館でアルバイトをしたい人がいることを結構耳にします。

実際にはどんな仕事内容で、お給料がどのくらい貰えるのか、どんな映画館で働くのが良いか、性格的に向き不向きがあるかなど疑問も多いと思います。

そこで、今回は映画館でのアルバイトについて経験者である筆者がまとめてみました。

映画バイトはどんな仕事?

近年の映画館はシネマコンプレックス(シネコン)と呼ばれる、一つの建物内に二つ以上のスクリーンがある映画館が主流です。

アルバイトの場合、仕事の内容はどこの映画館でも大体同じで、難しい作業はありませんが、時間に追われる忙しい仕事です。

映画バイトの大まかな仕事内容

仕事内容は徹底したマニュアルがあり、大きく分類すると、映写を担当する映写技師、当日券を販売する受付、飲食やグッズを販売する販売員などがあります。

その他には装飾を任されたり、チケットの回収(もぎり)、清掃なども行います。

映画館の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

映画バイトでよくある募集内容とは?

一番多いのはフロアスタッフ、売店の販売員でしょう。(映写の採用枠はめったにありません)

とは言え、慣れるにつれ、任される仕事の内容が増えてくるのが一般的です。

アルバイトではタイムスケジュール管理や次回作の選定、販促会議などに出席することはありません。

募集要項には「アルバイト」として、フロア、販売員(コンセッションと言います)と記載されているのが一般的です。

時給相場

800円〜1,000円前後が相場で、深夜(ナイトショー)になると時給が1,200円程度にアップする映画館もあります。

シフトの入れ具合

土日・祝祭日やGW、お正月や夏休みなど、一般の方がお休みの時期が掻き入れ時期になりますので、基本的には平日に交代制でお休みを取るシフト制になります。

求められる人物像

一番は休日やお正月、夏休みなどにシフトに入れる人、休みを多く取らない人、アクティブに体を動かせる人などが求められます。

筆者が入社した時は視力の良さも求められました。(今は求められません)

それから、接客業ですので、お客様に親身に対応できる人、笑顔が素敵な人などが求められます。

また、映画が好きでよく観る人も知識があるので面接の際は好印象を得られるでしょう。

必要なスキルや資格、経験

特に必要な資格はありませんが、ある程度の社会経験、特に接客業の経験がある人が優遇されます。

当然ながら映画館でのアルバイト経験がある人や映写をした経験がある人は即戦力になりますので、最も優遇されます。

計算力

学歴や賢さは特に影響しません。

ただし、売店を担当する場合は計算力のある人が喜ばれます。

人気アニメや入場者数の多いヒット映画の場合、売店がとても混雑しますので、計算が得意な人は仕事が円滑にこなせるので喜ばれます。

また、機転が利く人も重宝されます。

お客様の中には体の不自由な方や、何年ぶりかに来館して昔とは様変わりした映画館のシステムが分からず困っているお客様もいますので、そういった場合にスムーズに対応できる機転や気配りができる人は喜ばれます。

映画バイトのおすすめ求人の特徴とは?

映画館で働きたい人へのおすすめの特徴ですが、映画が好きな人にとっては嬉しい求人でしょう。

何故なら一般の人より映画の情報が先取りできるからです。

その他にもメリットは色々とあります。

どんな点がおすすめか簡単にご紹介します。

制服が支給される

映画館アルバイトの制服は決まっています。

しかも大抵は動きやすいTシャツ類です。

マネージャークラスになるとスーツを着用することもありますが、アルバイトは常にアクティブに行動する必要があるので、ポロシャツとパンツルックが多いようです。

地方の個人経営をされている映画館の場合はカッチリとした制服が支給されることもあります。

常に映画の情報で溢れている

映画好きにはたまらない職場でしょう。

邦画・洋画を問わず、常に最新の映画情報に溢れている劇場内にいるので、自ずと情報を入手できます。

しかも映画雑誌などより早く情報を仕入れることができるので、ワクワクします♪

忙しいので時間が経つのが早い

売店、チケット回収、清掃や装飾など、時間に追われながら様々な仕事内容をこなすので、あっという間に時間が過ぎます。

特に夏休みやGW、最近ではシルバーウィークなどの大型連休はバタバタと作業をこなす内に一日が終わります。

福利厚生が良い

働き出して一定の日数が過ぎると、映画を無料で見ることができたり、グッズや飲食物を社員価格で購入することも可能です。

もちろん仕事中は映画を見ることはできませんが、映写技師なら多少映写窓から眺めることもできます。

その他、交通費支給や、映画館によっては接客態度が良いアルバイトには特別なサービスを設けている映画館もあります。

比較的綺麗な仕事

肉体労働ではありますが、汚れたりケガをしたりといったことが少ない仕事です。

ホールや館内の掃除をする必要がありますが、埃や砂まみれなんてことはありませんし、多少汚れが付いても制服なので安心です。

募集がかかりやすい

映画館のアルバイトは若いスタッフが多く、大学生のアルバイトや就職活動の合間の人などが短期で辞めることもあるため、募集がかかりやすい傾向にあります。

時期にもよりますが、映画館でアルバイトをしてみたい人は2月~3月頃に直接スタッフにアルバイトの募集がないか尋ねてみると良いでしょう。

映画バイトはこんな人に向いている!

映画館でアルバイトをするには、以下のような人が適しています。

行動力があり、機転がきく人

とにかく一日中動き回る仕事ですので、行動力は必須です。

また、先述しましたが、様々なお客様がいらっしゃるので臨機応変に対応できる機転のきく人が向いています。

実際にアルバイトをしていた人に聞いた話ですが、5分後にはもう違う仕事をしていることが殆どだと言っていました。

常に次は何をするか、手が必要なところはどこか、考えながら仕事をしていたそうです。

体力のある人

受付以外はずっと立ちっぱなしの仕事ですので、体力に自信がある人に向いています。

またどこの職場でも同じですが、急な体調不良や風邪や持病を持たない元気な人が向いています。

そして、搬入される荷物も意外と多いので、思っていたより重労働だと感じることもあるかもしれません。

パンフレットや関連書籍などは一箱でも重いんです。

高所作業が平気な人

意外に思われるかもしれませんが、映画館のホールを思い出して下さい。

高い天井から最新作や次回作の大きなタペストリーが吊るされているのを見たことがありませんか?

これらもアルバイトの仕事です。

他にも壁面やショッピングモール内の目立つところにタペストリーやポスターを飾ることもあるので、高いところが平気な人が適しているんです。

映画が好きな人

当然のように思われがちですが、スタッフが映画のことに関してお客様から尋ねられるケースは意外と多く、「どの映画が面白い?」とか「おすすめの映画は?」といったアバウトな質問から「この映画の○役をやっていた俳優、何て言ったっけ?」「○○さんが出ている、CMでやってる映画何だっけ?」など映画の知識を有する質問まで様々です。

映画好きで知識がある人ならすぐに答えられることが多いので、向いていると言えます。

接客が好きな人

映画館のアルバイトは接客業が中心です。

上映の合間にポスターの貼り替えや商品の補充などを行ったりもしますが、常にお客様がホールや通路などにいらっしゃいますので、笑顔で対応できる人が望ましいです。

時にはお酒に酔ったお客様が来館することもありますが、笑顔で上手に対応できる人が向いています。

映画バイトに向いていないのはこんな人!

どこの職場でも同じですが、責任感の弱い人や人との関係が円滑にいかない人は向いていません。

映画館の仕事は接客業なので、コミュニケーション力も必要になります。

具体的に向いていない人は以下のような人です。

無愛想な人

映画館の仕事は接客業です。

お客様から質問された時に、無愛想な態度を取る人はアウトです。

気持ち良く映画を鑑賞していただくには、笑顔で接客できることが大切です。

頑固な人

マニュアルを守るのは正しいことですが、臨機応変に対応できないとお客様を怒らせてしまいます。

数分程度遅れただけで入場できません!などと頑なに拒んだり、融通が利かない人は向いていません。

急に休んだり、すっぽかす人

どんな仕事でも同じですが、急に休まれるとその穴埋めを誰かがしなくてはなりません。

映画館は少ない人数で回すことが多いので、一人でも急に欠けてしまうと他のスタッフにとても迷惑がかかってしまいます。

体力に自信がある人が向いていると言ったのは、そういう理由です。

時間にルーズな人

映画館は時間単位で行動します。

特にシネコンなどは数種類の映画が上映されるため、分単位で入場が開始されたり上映が終わって清掃が始まったりと時間に追われます。

時間にルーズな人や、まして遅刻魔さんは向きません。

映画バイトのやりがいとは?

時間に追われながら忙しく動き回る仕事ですが、充実感があります。

また、映画が好きな人は、映画館の雰囲気だけでも充分に満足できるでしょう。

では実際にどんなやりがいを感じるかご紹介しましょう。

お客様に感謝された時

どの接客業でも同じですが、お客様に「ありがとう」と言われた時はやはり嬉しいものです。

お客様の中には開場時間に間に合わず、上映が暗くなってから訪れる人もいます。

そのような人を席までご案内したり、質問にお答えしたりした時に笑顔で「ありがとう」と言われると、良い仕事だなと思います。

映画通のお客様の相手

これは実際によくありました。

映画ファンの中には情報や感動を共用したいお客様も結構いらっしゃいます。

映画のキャストや監督、映画の内容などを把握しておくと話し相手になることができ、話がはずむと常連になってくださり次回の来館でお声を掛けてくださることもあります。

スタッフとの絆が生まれる

人気アニメやヒット作は事前に込むことが予想できます。

準備を万端にしたつもりでも、実際に上映が始まると戦場のような光景になることも。

売店ではポップコーンが飛び散ったり、ドリンクはどれが誰のものだか分からなくなったり、映画が終わった後の清掃も骨が折れます。

そんな中でもスタッフが助け合い、その過酷な時間を共有し乗り越えることで絆が生まれます。

映画バイトの面白いポイントとは?

一般の人より優先的に情報が得られる

面白いと言うよりメリットなのかもしれませんが、グッズや前売り特典が一般の人より先に分かるのはポイントが高いです。

陳列しながらグッズを眺めたりパンフレットをチラ見したりできるのは意外と面白く、ワクワクします。

格好良く見られる

映画館に限らず、遊園地やアトラクション施設など長蛇の列ができる場所でお客様を誘導したり、インカムでスタッフ同士が話をしている姿がカッコイイなと思ったことはありませんか?

映画館でもインカムを付けて連絡を取りながら仕事をします。

並んでいるお客様から見たら素敵だなと思われることもしばしばありますよ。

有名人が来館する!

スタッフは芸能人、有名人が来館してもお客様として接する必要があるので、浮かれてはいられませんが、それでも近くで有名人の姿を見られたら嬉しいですよね。

舞台挨拶や撮影時などに立ち寄ったり、映画好きでお忍びで来る有名人もいますので、ちょっと得した気分になります。

子どもの反応

お子さま向けのアニメ映画の場合、入場者プレゼントを配ることがありますが、それを貰った子どもの反応が様々で見ていて面白いなぁと感じることがあります。

同じ物を貰っても、子どもはアイデア次第で使い方が違うのです。

また飲食でも大人しく食べている子もいれば、ポップコーンを投げたりヤンチャしたりと子どもの反応を見るのは楽しいひと時です。

小劇場や単館系でのバイト

大手シネコンでは上映しない、マイナーな映画は小劇場や単館系と呼ばれる小さな映画館で上映されます。

あまり目にしない外国の映画や一風変わった映画が観られるのは、面白いポイントだと思います。

まとめ

映画館のバイトは肉体的に疲れることも多いのですが、大変やりがいと充実感がある仕事です。

筆者の経験では、映画の情報は常に半年以上先のものを念頭に置いて動きました。

チラシやポスターなどの販促物は2ヶ月~3ヶ月先、中には半年先や1年以上先のものもあります。

そのため、一般の人と時間の間隔がずれることが多かった気がします。

また自然と監督の名前や俳優の名前も覚えることができ、知識も豊富になり、楽しい仕事だと思います。