印刷会社にも営業職があるのを、皆さんはご存知でしょうか。

ここでは、印刷会社の営業はどんな仕事なのか、印刷営業の仕事はどんな人に向いているのか?

向き不向きや、その後のキャリアアップについてなど、印刷営業について、身近なようであまり知られていない印刷業界のことも踏まえながら解説していきたいと思います。

印刷営業はどんな仕事?

印刷営業の仕事を簡単に説明すると、お客様に印刷物の作成を営業して受注する仕事です。

印刷物にも色々な種類があり、その種類によって、営業する相手も変わりますし、仕事の進め方も変わってきます。

そして、お客様と打ち合わせをしながら、よりお客様の要望にかなうものを作成していきます。

印刷営業の大まかな仕事内容

印刷営業は、企業やお店などに印刷物の営業をする仕事です。

その仕事内容は、営業だけはありません。

お客様と打ち合わせをして、見積書を作成したり、デザインや校正の手配など、さまざまな仕事があります。

企業の規模によっては、これらの仕事を分業している企業もあります。

また、全てをひとりで行う場合もあります。

お客様の要望を確認して、より実現可能な方法を提案していくことも印刷営業の営業の仕事内容になります。

仕事上の役割とは?

印刷の仕事は、一般的に言う製造業にあたると思います。

どんな製造業でも言えることですが、どんなに素晴らしい技術を持っていても、営業が仕事を取ってこなければ、どうにもならない訳です。

印刷営業の仕事は、企業の運営を左右するとても重要な役割の仕事だと言えるでしょう。

印刷営業の仕事はどんな人に向いている?

印刷営業の仕事は、前項の記事でお分かり頂けたのではないでしょうか。

では、印刷営業の仕事にはどんな人が向いているのでしょうか?

私の周りにいた人を参考にご紹介したいと思います。

皆さんにも当てはまる部分が必ずあると思うので、自分と照らし合わせながら見てみてください。

人当たりの良い人

印刷営業と言っても、営業職には変わりはありません。

選ぶとしては、やはり人当たりのが良い人の方が向いていると言えるでしょう。

人付き合いが苦手な人が営業に向かないのと同じで、やはり印刷営業にも向いていないでしょう。

また、接客の面だけではなく、印刷の仕事では、色々な部署とのコミュニケーションも大切になるので、この点でも人当たりのいい人は、向いていると思います。

物作りが好きな人

やっぱり物作りが好きな人は向いていると思います。

営業職なので実際のところ作りはしませんが、デザイン、校正などさまざまな部分に関わってきますし、作り手の感覚でお客様と話しもするので、物作りが好きなことは、あっていると思います。

協調性がある人

製造業の場合、社内での協調性はとても大切です。

印刷業界も同じです。

営業、デザイン、製版、印刷、加工など、さまざまな部署が協力しあって、ひとつの商品を作り上げていくからです。

お互いが協力しあって業務を進むていかないと、決して良い商品は出来ません。

印刷会社では営業だけではありませんが、協調性のある人が向いていると言えます。

柔軟な考えのある人

印刷の営業では、お客様の要望に答えるために、プロとしてさまざまな方法などを提案しながら進めていきます。

しかし、こちらの提案が全て受け入れられる訳ではありません。

そんな時でも、柔軟な考えを持って会社の他部署と相談しながら、お客様の要望に出来るだけ答えられるように創意工夫しなくてはいけません。

ですから、柔軟な考えを持っている人も印刷営業に向いていると言えると思います。

印刷営業の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

印刷の営業には、さまざまな業務があります。

では、実際働いてみた時に、今までの経験の中で、どのような経験が印刷営業に活かせるのか紹介してみたいと思います。

皆さんが今まで経験してきたことが必ず活かせると思います。

自分で考えて物を作った経験

皆さんは、今まで何かしら自分で考えて物を作ったことがあると思います。

小学校の図工の時でといいですし、料理を作るなども同じです。

何を作ろうか考え、調べたり工夫したりして、ひとつの作品を作っていく。

これらの経験は、印刷と同じ作業です。

少しでも物作りをした経験は、印刷業務のどこかで必ず活かせると思います。

接客業で働いた経験

印刷営業も接客業です。

ですから、接客業で働いたことがあれば、印刷営業でも、その経験は活かせると思います。

正社員での勤務経験でなくても、アルバイトでも同じです。

要は対お客様で商品を販売した経験です。

その中でも、お客様に何かを進めたり、お客様の要望を聞いたりしたことがあれば、尚いいと思います。

接客経験がなくても大丈夫では、ありますが、あれば就職には、有利だと思います。

デザインなどの経験、想像力

ここで言うデザインとは、別に一からデザインをするような感じのことではありません。

必要なのは、お客様の要望が頭でイメージできるスキルです。

何かをレイアウトしたり、もちろんデザインをしたことがあれば、イメージもしやすいと思います。

印刷営業で必要なことに、お客様とのイメージの共有があります。

完成のイメージを共有する事から仕事が始まるのです。

そのためにもある程度のデザイン経験が、あると良いと思います。

印刷営業で働くメリットとは?

やっぱり物作りは楽しい

物作りはとてもクリエイティブで楽しいものです。

楽しいことがメリットなのかと思う人もいらっしゃると思いますが、自分のやってる仕事が楽しいことは、働く人間にとって、とても重要なメリットと言えるのではないでしょうか。

いくら給与が良かったり、雇用条件が良くても、働いていて楽しくなければ続けられないでしょうし、頑張ることも難しいのではないかと思います。

仕事が楽しめることこそ、働く人には最大のメリットだと思います。

印刷に対する知識が増える

印刷に対する知識が増えるのは、当たり前に感じますが、皆さんの周りには、さまざまな印刷物がある訳で、その知識が増えることで、将来的にも役に立つと思います。

もし転職したとしても、きっと転職先の会社でも数多くの印刷物を利用することでしょう。

そんな時にも、印刷の知識があれば、何かと役に立つと思います。

印刷だけに限らず、知識が増えることは、とてもメリットになることだと思います。

営業としてのスキルアップ

私は、色々な業種の営業をしたことがあります。

そんな中でも営業としてのスキルが必要だったのが、印刷営業だったと思います。

それは、ただ単に難しいと言う訳ではなくて、印刷営業は、提案営業であり、デザイン、校正など説明の上手さも必要です。

また、納期が厳しいのも印刷の仕事では良くあることです。

納期を守るためにも工程などの管理も重要なスキルです。

印刷営業をやると、営業としてのスキルがアップしていきます。

将来的に見ても営業スキルアップは、大きなメリットだと言えるでしょう。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

印刷営業の仕事にもキャリアアップの道はあります。

私の周りにも、印刷営業の経験やスキルを活かして、大きくステップアップした人がいます。

一生懸命に仕事をして経験や知識を増やして、管理職などになれるのもキャリアアップですし、更なるステップアップを望むのでしたら、転職と言う手段もあると思います。

また、自分で印刷会社を起業することも可能です。

このように、印刷業界でのキャリアアップにも色々な方法があります。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

もちろん他の仕事にも活かせます。

まず、営業職は潰しがきくと言われますよね。

言葉の通り営業経験と言うのは、一度経験すれば、営業職に限らず活かすことができるものです。

印刷営業も例外ではありません。

特に印刷営業は、提案営業であったり、納期などで決まった時間内での業務など営業職の中でもスキルが必要な営業です。

ですから、印刷営業の経験は、他の仕事でもきっと役に立つと思います。

独立起業

印刷の仕事でのキャリアアップとして、独立起業もそのひとつではないでしょうか。

印刷業界は現状厳しい状況にあります。

倒産してしまった企業があるのも事実です。

しかし、ちゃんと運営出来ている企業もあります。

印刷営業をして印刷の仕事について色々と学べば、きっとうまい運営の方法が身に付くかもしれません。

その経験やスキルを活かして独立起業を目指すのもひとつの道かもしれません。

自分にあった印刷営業の求人の選び方や注意点

印刷営業への就職を考えた時に、いかに自分にあった求人を選ぶかが、大きなポイントになってくると思います。

雇用形態や給与、エリアや雇用条件など、色々な視点から選び方のコツや注意点などを紹介していきたいと思います。

自分の就職する目的と比較しながら確認してみてください。

【選び方①】雇用形態から探す

営業職で見ると、正社員の募集が多いと思います。

契約社員や、派遣社員の求人もありますが、そのような募集は、大手の企業がほとんどです。

印刷営業として考えた時に、やはり専門的な知識が必要になると思うので、企業側も契約社員や派遣社員よりも、正社員として雇用して、育てていきたいと言う意向もあるのだと思います。

ですから、正社員としての求人を探した方が見つけやすいと思います。

【選び方②】職種から探す

営業職から求人を選ぶ時に注意しなければいけないことがあります。

それは、印刷と言ってもいくつか種類があると言うことです。

いくつか紹介すると、出版印刷、商品印刷、事務系印刷、特殊印刷などです。

ここでは、ひとつひとつ紹介はしませんが、一般的なものでも、これだけ種類がある訳です。

営業についても同じで、印刷の種類が違えば、相手にする会社、お客様も違ってきます。

相手が違えば営業方法と違ってくるので、求人を選ぶ際にも、この点に注意しなくてはいけないでしょう。

【選び方③】会社の業態から考える

印刷業界では、大手の数社がシェアの大半を占めていて、中小企業などは、倒産に追い込まれているところも少なくありません。

そんな印刷業界ですので、求人に関しても注意が必要です。

大手の企業に就職出来れば良いのですが、競争率が高いのも事実です。

また、中小企業が全てダメな訳でもありません。

きちんと頑張っている企業もあるので、情報を収集して慎重に選ぶことが大切です。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

給与が良いところを選ぶなら、それなりの大手の企業になると思います。

雇用条件にしても同じではないでしょうか。

では、中小企業などでは、ダメなのでしょうか?

決してそんなことは、無いと思います。

中小企業では、大手の企業と違って、頑張って実績を上げれば、大手企業よりも早く管理職や役職に就けると思います。

そうなれば、良い給与をもらうことも可能になると思います。

どちらにしても自分にあったやり方を選ぶと良いと思います。

【選び方⑤】エリアから考える

インターネットなどのコンテンツが普及してきて印刷業界でもエリアに関係なく仕事のやり取りが出来るようになって来ました。

インターネットのみで運営している会社もあるくらいです。

しかし、まだまだエリアによる違いは残っています。

特に企業からの仕事で成り立っている印刷会社は、企業の多い都市部に店舗を構えている方が有利です。

エリアで選ぶのでしたら、そういった面で企業を見てみると良いと思います。

まとめ

印刷の仕事は、正直なところあまり身近に感じませんよね。

ですが、皆さんの周りには、沢山の印刷物があります。

雑誌や単行本、マンガなどの出版印刷や、お店の梱包用紙や、手提げ袋、お店のメニューやチラシ、ポスターなどの商品印刷、会社や事務所などで使う、名刺や伝票、封筒やカレンダーなどの事務系印刷、さらには、プリントシャツや記念品の名入れなどの特殊印刷、このように、身の回りには印刷物だらけなのです。

印刷業界も他の業界と同じように不況ではあります。

しかし、先ほど挙げたように、今のところ必ず重要があるのも事実です。

まだまだ十分に将来性があると言える印刷業界で、その会社でも重要な営業職をやって見るのも楽しいものです。

そんなことを考えながら身の回りの印刷物を見てみてください。