今、注目を集めている認知症ケア専門士という資格をご存知ですか?

今回は、認知症ケア専門士の資格を持っている筆者が、認知症ケア専門士の仕事に向いている人はどんな人かをご紹介しますね。

認知症ケア専門士に興味をもっている方の参考になれば幸いです。

認知症ケア専門士の大まかな仕事内容

認知症ケア専門士は、認知症の実務経験3年以上の方が取得できる資格で、認知症ケアの実践と認知症ケアについて新人教育等行う仕事があります。

認知症ケア専門士の仕事はどんな人に向いている?

認知症ケア専門士として働くのに向いている人を項目に分けてご紹介します。

観察力のある人

認知症の方は言葉として伝えられない反面、表情や行動、身体状況に現れる事が多々あります。

そういう意味で観察力がある人は認知症ケア専門士として向いているといえます。

例えば、排泄に関して失敗される方の場合、トイレの場所がわからないのか、排泄の動作がわからないのか、尿意がないのかという事においても、動作や身体の揺れ等様々な行動において、予測がつき対応する事ができるので、観察力は必要です。

また、認知症の方で歩くと転倒のリスクがあるが、本人は自覚がない事も多々あります。

そういう方が立ち上がってからでは、対応が遅く急に近寄る事になり険しい表情になることもあります。

その立ち上がる手前の本人の表情や動作で先回りする事で、ゆったりと職員が近づく事ができ、入居者さんも穏やかに行動する事に繋がるという事もあります。

相手の心に寄り添える人

認知症のケアの根本は認知症の人として病気中心に見る事でなく、「認知症」という疾患と、その「人」という相手の心を主に見る事が重要になります。

一見、問題行動と思える事でも、相手の心に寄り添うことで、見える事が多々あるため、相手の心に寄り添える人は向いている人といえます。

話をよく聞くことができる人

認知症の疾患を持っている人は、短期記憶がなくなる事は多いですが、感情的な部分で印象に残る事はよく覚えている事が多いです。

話をよく聞くことができる人は、良い印象を持たれ、支援を円滑に行うだけでなく、認知症を持つ本人の悩みの根本解決に繋がることもあるので、向いている人といえます。

切り替えがはやい人

認知症の方は、例えば初期段階ですと、自分が認知症だというのを言葉を知らなくても感覚的にわかっていて、葛藤がある時があり、それを職員にあたり暴力行為等になってしまう事があります。

ただ、少し時間がたったり、次の日になると本人はその職員に暴力をふるってしまった事を覚えていないのがよくあります。

そこで、認知症ケア専門士は、過去の出来事に捉われず、一瞬一瞬を大切に、入居者さんと向き合い支援していきます。

この切り替えができず、いつまでも、この入居者さんは私に暴力をふるったという事を根に持ったり、びくびくして関わると入居者さんに伝わってしまい悪循環になります。

認知症ケア専門士は、極端な話し認知症の方と同じく、その瞬間瞬間に向き合うという切り替えが早い人が向いているといえます。

認知症ケア専門士の仕事で活かせる経験

認知症ケア専門士の仕事で活かせる経験をご紹介します。

地域のボランティアさんを呼ぶ際自分の信頼証明の一つとなる。

認知症ケア専門士は、希望すると、認知症ケア学会に所属する団体や名前等登録し、パソコンやスマホで誰でも見る事ができるようになります。

また、介護支援専門員のように写真付きの運転免許書のような物が配布されます。

ですから、地域のボランティアさんを呼ぶ時に、名刺だけでなく、自分を証明し信頼を得る事になり、ボランティアを呼び行事を行う経験をする事ができ、この経験は初対面の方に会う際の経験として活かせると思います。

様々な事例検討やグループワーク

認知症ケア専門士は、様々な研修や講義に出席する機会がありますので、自分が所属する施設の認知症高齢者だけでなく、様々な事例やグループワークでは、いろんな意見を得る機会になるので、これらの経験はコミュニケーションという部分においても役に立つ経験だと思います。

認知症ケア専門士として働くメリットとは?

経験を積み上級認知症ケア専門士になれる

認知症ケア専門士として3年の実務経験を積む事で上級認知症ケア専門士になれます。

更なるキャリアアップを目指せる事になります。

認知症について最新の情報を吸収できると共に自ら考える力がつく

認知症ケア専門士として働くと、講義や事例検討の場に出席する機会が増えます。

今の認知症ケアを更によくするためには?

という意見交換の場もあり、また、経験を積む事で、論文制作や講義する側の機会も得られるので、今後認知症指導者として講師役として希望がある人にとってもメリットあると思います。

キャラバンメイトとして講義する際に実体験を話す事ができる

キャラバンメイトは、地域に住んでいるが認知症について偏見のない知識を持つボランティアのような認知症サポーター養成講座を開く事が出来る資格を持つ人です。

このキャラバンメイトは、時には、学生や商店街の人や老人クラブの方々等様々な団体や年代の方へ認知症の講義をする役割をもち、認知症ケア専門士として働く事で、その実務経験を話す事でより実体験や、聞く人が身近にいらっしゃる認知症の人との接し方という部分で現実味のあるアドバイスをする事ができるので、メリットがあると思います。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

認知症ケア専門士として働く事で、上級認知症ケア専門士になるのが基本です。

ただ、この資格を通して、論文作成や講義等に興味を持つ人もおり、その後認知症指導者研修を受け講師役としてのキャリアアップを目指す道もあります。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

論文を書いたり、講義する事、またグループワーク等は様々な仕事に活かせるでしょう。

また、これからの時代どこの職場にも、親や親戚、祖父母が認知症という方が多く、仕事とは別に個別にアドバイスする事もでき信頼関係を作る一つとしても活かせると思います。

まとめ

いかがでしたか?

簡単にですが、認知症ケア専門士についてご紹介しました。

どの分野においても、今行っている事が完璧という事はないと思います。

この認知症という分野において、認知症ケア専門士として、認知症ケア学会に関わる事で、現在行われている事だけでなく、今後よりよい認知症介護を追及する者として時代を作る一人になれるといっても過言ではないと思いますので、転職前に取得できる実務経験があるなら、取得しておくのもよいと思いますよ。

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