近年、ブラック企業という言葉を社会でよく聞くようになりました。

政府の発表した「働き方改革」など、人が働くことについての意識が再認識させられる時代となってきているようです。

ここでは、飲食店を取り上げ、店長の仕事がブラックと言われている理由について解説していきたいと思います。

飲食店の店長の仕事がブラックだといわれている3個の理由

ここでは飲食店店長の仕事がブラックだといわれている理由をご紹介します。

1日にこなさなければならない業務が多く忙しすぎる

飲食店には、時間帯売上といって1時間内に売り上げなければならない目標の売上高があります。

時間帯売上は1日の損益の分岐点から算出されるものであり、簡単に説明すると1時間以内に目標売上高を達成しないと飲食店が損をするということです。

つまり、この時間帯売上をもとに従業員のシフトを組むため、目標売上を達成しそうにない場合は従業員のシフトカットをせざるを得なくなります。

よって、場合によっては従業員に運営を任せて店長は自身の業務を行うことがあります。

しかし、目標売上に達することのない場合はシフトカットしたことで、店長自身の業務に加え、シフトカットした従業員分の負担を強いられることもあり、悪循環となることも少なくありません。

よって、業務が間に合わず、忙しすぎると感じることが多々あります。

1日の労働時間が長すぎる

飲食店に店長は原則1人であることから、営業時間帯は店長が常勤しておかなけらばなりません。

よって、店舗によっては8時間を超えて労働することもあり、負担を強いられることがあります。

8時間を超えた分の給料は残業として支払われますが、労働時間だけみると飲食店はお客様商売のため、集客状況によっては長くなる場合も少なくありません。

希望通りの休日がもらえない

飲食店店長の休日は基本的に平日の集客の少ない日に設定されることが多くみられます。

しかし、飲食店は食材管理が徹底されていなければならず、集客状況で予想外の食材の出数があると出勤して食材の調達や、ヘルプに入らなければならないケースも多々あります。

また、お客様からの予約状況から、予定していた休日を変更しなければならないこともあり、飲食店店長の休日希望はほとんど通らないのが現実です。

実際に、飲食店の店長の仕事がブラックだなと思った瞬間

ここでは、飲食店店長の仕事がブラックだと思った瞬間をご紹介します。

営業時間内に1人営業の時間帯がある

飲食店は、時間帯売上という1日の目標売上があります。

しかし、その目標売上を達成しそうになければ従業員のシフトカットをしなければならないこともあり、場合によっては1人で運営しなければならないこともあります。

飲食店の来客が少ないアイドルタイムの時間帯は店長と従業員の2人で営業する場合があります。

しかし、時間帯売上によっては、唯一店長と二人三脚でシフトインしていた従業員をシフトカットしなければならないこともあり、その場合は1人営業となります。

1人営業とは、運営中の接客、調理の全てを1人で行うことです。

すべての流れを1人でこなさなければならず、負担は大きなものとなることからブラックだと思うことがあります。

稀に休日サービス出勤がある

飲食店には食材の出数がおおよそ決まっていますが、場合によっては予想外の出数により食材が足りなくなることがあります。

食材管理も店長業務の1つであることから、休日でも食材が足りなくなると調達に走ることがあります。

しかし、食材管理についての急な出勤については給料が支払われることもなく、休日サービス出勤扱いとなることからブラックだと思うことがあります。

月末処理になると業務過多により残業

飲食店の月末処理は、従業員管理、給与計算、食材の棚卸し、備品管理など数多くの業務があります。

しかし、その多くは月末当日に行わなければならない業務であり、事前に行うことができません。

特に食材の棚卸しについては、月末当日の閉店後に在庫数を確認しなければならず、通常の締め作業に加え、食材の棚卸しで相当な負担を感じることがあります。

月末当日になると、飲食店店長は実際運営どころではなく、ほとんど月末処理に追われます。

その業務は膨大で、売上や食材の棚卸しなどで数字が合わないことがあると残業を強いられることも少なくありません。

このことから、ブラックだと感じることがあります。

現役店長が語る!それでもこの仕事を選ぶワケとは?

ここでは、飲食店店長がこの仕事を選ぶワケをご紹介いたします。

お客様と接することが楽しい

飲食店の醍醐味はたくさんのお客様と楽しく接することができることです。

お客様から地域のイベント情報の交換をしたり、他飲食店の話をしたりと世間話をする機会が多々あります。

常連客になると、お客様から話しかけてくることもあり、話すことが好きな人ならやりがいを感じることも少なくありません。

さまざまなお客様と色んな会話ができることから飲食店の仕事は楽しいと思えるのです。

調理作業にやりがいを感じる

飲食店の調理作業中、味付けや盛り付けがしっかり決まると気持ちが満足します。

思った通りの味や盛り付けができると、自信に繋がり、やりがいを感じることがあります。

また、お客様がおいしそうにニコニコしながら食事している光景をみると気持ちの良いものです。

これらを総合的に判断し、飲食店の調理作業は店長にとってストレス発散となり、お客様のおいしそうな姿をみると、心が和やかになるのです。

1日終わりの達成感

飲食店の1日は大変ハードなものです。

お食事時のピークを乗り越えた後の達成感以上に、1日終わりの達成感は気持ちの良いものです。

閉店後の締め作業が終わり、帰宅しようとお店を出た瞬間の解放感は何ともいえない心地よさを感じることができます。

まとめ

ここでは、飲食店店長の仕事がブラックと言われている理由について解説してきました。

飲食店店長の業務は大変多く、時間帯も不定期で業務が終わらなければ定時を過ぎてでも完遂しなければならないことからブラックといわれることがあります。

しかし、店長の業務を効率よく行えればそのようなことにはなりません。

要するに、捉え方によって良し悪しが分かれるのです。

飲食店に興味のある人、これから店長を目指している人の参考になれば幸いです。


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