事務の求人は、求人の数より応募者の方が多いと傾向にあります。

その中で、自分の条件にあった会社に採用されるためには、事務の仕事をしっかり理解し、採用される可能性を少しでも高める必要があります。

事務の仕事は幅広くたくさんの仕事を行うことになりますので、事務の仕事についての知識をしっかりと深めて、事務のお仕事に従事してもらえればと思います。

事務の仕事内容とは?

一般事務、アシスタント業務ということでの求人が多いようです。

経営職、営業職、企画職、技術職以外のお仕事はほとんどが事務の仕事の内容だと思っておいた方が良いと思います。

見積・伝票・文書などの資料作成

商品の仕入単価、掛け率などを確認して、見積書の作成を行います。

その際、日付、相手先に名前、納入期限や見積有効期限、支払方法、品名、個数、単価、自社の社名、住所、電話番号、ファックス番号、部署名、担当者名などを記載して作成します。

見積金額に消費税を含む場合は、消費税金額を、含まない場合は、「別途消費税がかかる」旨の文言をいれておきます。

見積書が複数枚になるときや表紙を付ける場合には、製本をします。

見積書はお客様にお渡しするものなので、あとで、問い合わせが来た場合や、請求書を作成するための参考資料にするために、データで保存するか、コピーを取って保存しておきます。

今まで会社で使用してきた見積書のひな型があれば、そのひな型に合わせて、もしも、内容であれば、インターネットで調べると、見積書のひな型が出てきますので、それを参考にして自社に合わせてひな型を作成します。

基本的にエクセルで作成しているところが多いようです。

注文書(発注書)、納品書、受領書、検収書、領収書などの伝票の起票も行います。

基本的には会社に専用伝票の用紙かひな型があるので、それに沿って必要事項を書き込んでいきます。

注文書(発注書)は自社が他社に、商品の注文や仕事の発注をするときに起票します。

納品書は自社が他社に商品などを納品する際、基本的には納品物と一緒に納品書を同封します。

受領書は自社が他社に納品した際、相手方が納品物を「受け取った」という証明書です。

通常は納品した側が作成し、相手方からサインや押印をいただいて、自社に持ち帰ります。

検収書は受け取った商品の商品名や個数などが注文した通り、見積した通りのものであったことを確認したという証明書です。

領収書は納品した商品などの代金を受ったときに入金証明として作成します。

全ての伝票において、発行者、取引日、取引内容、宛名、金額を明記することが大切です。

そのほかに上司の代わりに「通達文」「指示書」の文書や、「報告書」「議事録」などの社内文書を作成したり、「通知状」「おわび状」「案内状」「お礼状」などの社外文書の作成も行います。

特に社外文書に関しては、日付、宛名(社名は略さず正式な社名、役職名や敬称を入れます)、発信者名(住所、社名、部署名、役職名、担当者氏名、電話番号)、件名、前文(頭語、あいさつ文)、主文、末文(あいさつ文、結語)の形式です。

これに、追記、付記、別記などの記載事項があれば記載します。

社外文章は会社の代表として作成しますので、失礼の無いように用件を丁寧にわかりやすくまとめ、敬語を適切に使って、礼儀正しい文章での作成が必要です。

最近では社内においても、社外においても、ビジネスメールの作成が増えてきていますが、こちらも礼儀正しい文章で作成することが大切です。

勤怠管理

会社が従業員の就業状況を把握し、法令を順守して、適正な賃金を支払うために行うのが勤怠管理です。

勤怠管理の方法としては「出勤簿」「タイムカード」「ICカード」「指紋認証」「クラウド勤怠管理」など様々な方法がありますが、1番多いのは「タイムカード」による勤怠管理だと思います。

事務が携わる勤怠管理のお仕事はまず、タイムカードの締め日までに従業員の名前や会社休日を記入したタイムカードを作成するところから始まります。

社員の人数が多いところはこれだけでも大変な作業です。

名前は間違いのないように記載します。

人の入れ替わりのあるパートやアルバイトは手書きですが、社員の場合は氏名判をつくるところもあるようです。

締め日になったら、タイムカードを回収し、給与計算を行います。

給与計算はタイムカードと届出書(遅刻、早退、欠勤、私用外出願い、時間外勤務、休日出勤)を照らし合わせて確認し、基本給、諸手当(役職手当・職務手当・家族手当など)、通勤交通費、残業手当、休日出勤手当などを計算して総支給額を算出し、そこから、社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・介護保険)や税金(所得税、住民税)などを控除して、差引支給額を計算します。

給料明細書、賃金台帳を作成し、銀行の場合は、給料日にそれぞれの従業員の口座に給与が振り込まれるように銀行手続きを行います。

控除した保険料や税金をそれぞれ納付する。

というのが主な仕事の流れですが、顧問契約を結んでいる労務士に「給与計算」を委託している会社も多く、タイムカードや届出書などの資料を取りまとめておけば、給与計算、給与明細書作成、賃金台帳作成まで行ってくれますので、あとは振込手続きだけ!というところもあります。

アシスタント業務

社外に出ていることの多い、営業や企画などの担当者にかわって、書類を作成したり、取引先への応対をしたりと他部署やほかの職種の人のアシスタント業務も事務の仕事になります。

商品の見積依頼や発注、納品されてきた商品の検品などをすることもあります。

電話・来客応対・メール応対

社外からかかってくる電話を最初に受けるのは事務職のことが多いです。

明るく元気にハキハキと社名と氏名を名乗ります。

相手の方の社名と名前と簡単な要件を確認して、担当の部署や担当者に電話を引き継ぎます。

担当者が席を外している場合には、折り返しの連絡先や連絡方法(電話なのか、ファックスなのか、メールなのか、時間帯は何時くらいが良いのか)などを確認して、メモを取り、担当者へ連絡を入れます。

こちらから、電話をかける場合には「いつもお世話になっております」というクッション言葉の後に、社名、部署名、氏名を名乗り、相手の担当部署、担当者の名前と役職名、簡単な用件を伝えて取り次いでもらいます。

他部署や上司の代わりに電話をかける際には、相手の担当者の方が電話口に出たら、誰の代理で電話をかけているのかを伝えて話を進めていきます。

事務の仕事は内勤で基本的に社内にいるため、来客の対応も行います。

まずは来客者の社名と氏名とを確認し、自社の担当者を確認します。

担当者の指示により、会議室や応接室などにお通ししますが、その際には空調や室内の電気などをつけ忘れないようにします。

部屋とお席にご案内が済んだら、いったん退出し、担当者にご案内が済んだ連絡をいれ、お茶などをお出しします。

来客者の方が帰られたら、部屋を片付け、電気などの消し忘れに注意します。

ビジネスメールは、電話や訪問と違い、相手の時間を拘束することなく、用件を伝えることができます。

送った内容も、送られてきた内容も保存出来たり、データや写真を送ることもできますし、一度にたくさんの人に同じ内容を伝えることが出来るので便利です。

宛先を間違えないようにする、誤字脱字に気を付けるといった点に注意して、応対しましょう。

郵便物やFAXの管理

届いた郵便物やファックスは担当者を確認して、担当者に渡します。

会社宛てに届いたもので事務が管理するものに関しては、受け取った日時を記入してファイリングします。

郵便受けに投函されるものもありますので、おおよその配達時間を覚えて、毎日決まった時間に郵便物の確認をしましょう。

自社から他社へ郵便物を送る場合は、送るものによって発送方法を変えるようにします。

出来れば、配達証明が可能であったり、伝票番号で配送追跡が可能なものだと安心です。

会議の運営

会議室を利用する日時と出席者の人数を確認し、会議室の使用予約を入れます。

上司や担当者の指示で会議資料を作成し、会議に出席する人数分をコピーして準備します。

また、必要があれば、お弁当や飲み物などの準備を行います。

会議が始まる前に、資料やホワイトボードの清掃確認、ホワイトボード用ペンが付くかどうかの確認、プロジェクターの準備、マイクの準備、スライド、レザーポインターなどの機材や備品の準備もしておきます。

会議終了後は、会議室の後片付けを行い、次の使用者が気持ちよく使えるようにしておきます。

ファイリングやデータの集計

会社には様々な資料や帳票があります。

種類別、月別、年別、部署別などにわかりやすくファイリングし、保管場所、保管日時、保管内容などを一覧表にしておきます。

保存期間が定められているものはその期間保存します。

保存期間を過ぎたものは、順次、廃棄しますが、シュレッダーを使用しても社内廃棄、廃棄業者の手配も事務の仕事です。

紙媒体での保管は保管場所を取りますし、保管に手間がかかりますので、資料や文書をスキャナで取り込んで、PDFなどの電子データ化して保存することもあります。

また、会社には様々な数字や数値、データがあります。

経営や営業に役立てることが出来るように社内データの集計を行います。

データ集計は必要な時に、確認しやすく、わかりやすいように一覧表にしておきます。

事務の仕事に応募する前に知っておきたいこと

事務の種類

一口に事務といっても、仕事の範囲がとても広いので、一般事務、人事事務、経理事務、総務事務、秘書事務、営業事務、貿易事務、医療事務、歯科事務、介護事務、調剤薬局事務、パラリーガル、など専門別に様々な種類に分かれます。

それぞれに特徴がありますので、自分に向いているものを選びましょう。

一般事務

一般事務のお仕事は資料や文書の作成、郵便物やファックスの管理、資料や帳票などのファイリング、社内データの集計、来客の応対、電話の応対、メールの応対などの業務内容にあります。

基本的に資格は必要ありませんが、他社の方への応対をすることがありますので、正しい敬語で丁寧な話し方、礼儀正しい立ち振る舞い、良い印象を与えるような化粧、髪型、服装などの身だしなみなどのビジネスマナーや幅広い仕事内容に臨機応変に対応するスキルが必要となります。

人事事務

人事事務は社内の「人材」に関するお仕事です。

勤怠管理や年末調整業務、就業規則の整備、健康診断実施のための手配や手続き、福利厚生業務など、社員が働きやすい環境を整備する労務管理の仕事や、アルバイト、パート、正社員などの従業員の募集、面接、採用、研修、社員教育、昇進・昇給・賞与などに関わる査定、従業員の配置転換などの人事管理の業務を行います。

管理職との打ち合わせや、労務士との打ち合わせなどもありますので、労働基準法など労務に関する法律などは、勉強しておくと仕事に活かすことが出来ます。

経理事務

経理事務は会社の「お金」に関するお仕事です。

小口現金の管理はもちろん、勤怠管理の中でも、給与計算は経理の仕事に組み込まれることがあります。

請求書を作成して、売掛金の請求・回収をおこなったり、買掛金の支払い業務を行ったりします。

経費のチェック、精算、仕訳を行い起票をします。

毎月月次処理を行い、会社の規模によって、四半期、半年、1年ごとに決算を行います。

会社の予算を組むための資料を集めてデータ化したり、資金繰り表の作成を行います。

会社に必要な資金の調達を行うために、銀行などの金融機関や融資を受けるための経営計画書の作成のために、税理士や会計士、経営者との打ち合わせもあり、社内で一番経営に近いポジションです。

簿記の資格があると仕事に活かすことが出来ます。

総務事務

総務の仕事は会社の「職場環境」を良くするお仕事です。

会社で使用する備品の在庫や発注などの管理、社内レクリエーションや社内イベントの企画や運営などの福利厚生業務、電話回線やパソコン回線などの通信やITの社内インフラに関する業務、社用車や社員用携帯などの管理、社内で使用する機材やエアコン、複合機などの社内設備の管理、社内施設の管理、冊子やパンフレット、社内報、ホームページ、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどのSNSを使った広報活動などの業務になります。

秘書事務

秘書のお仕事は会社の管理職や役員などの仕事が滞りなく出来るようにサポートをするお仕事です。

担当役員や担当上司のスケジュール調整・管理、来客応対、電話応対、メール応対、会議の準備、アポイントの手配、出張の手配、配車の手配、経費精算など、多岐に渡ります。

役員や上司と取引先へ同行することもありますので、言葉遣い、身だしなみ、立ち居振る舞いなどのビジネスマナーは特に気を遣わなくてはいけません。

また、自社の会社の事業内容や役員や上司の仕事内容だけでなく、取引先の事業内容や担当の方の仕事内容なども把握しておく必要があります。

菓子折りやお弁当、会食の手配をすることも多いので、上司、取引先の方の食べ物の好みや、お店の格なども頭に入れておく必要があります。

営業事務

営業事務のお仕事は営業担当者がスムーズに仕事を進めることが出来るようにサポートをするお仕事です。

取引先へのプレゼンテーション資料の作成や営業に関する企画書、見積書、納品書、請求書などの書類の作成と管理、営業データの入力や管理、取引先に関するデータの入力や管理、マーケティングデータの収集や資料作成、商品の受注・発注業務、入荷・出荷の手配などの業務を行います。

また、社外にいることの多い営業担当者に代わって、取引先からの電話、ファックス、メールなどの対応を行ったり、クレーム処理を行うこともあります。

そのため、どの営業担当者がどの取引先とどのような商談や打ち合わせを進めているのかを把握しておく必要があります。

貿易事務

貿易事務は少し特殊で貿易に関する事務の仕事です。

輸出や輸入に関する書類を作成したり、取引先との電話・ファックス・メールでの対応を行うのですが、基本的に全て英語で行います。

輸入に関しては輸入後の倉庫や配送の手配も行います。

海外の工場から荷物は届いているけれど、書類に不備があったり、検査に時間がかかったりして、港から荷物が動かせない・・・とか、海外情勢や天候が急に変わって輸出した荷物が相手に予定通り届くか見通しが立たないなど、物流のスケジュールを組むのはとても大変です。

また、海外とのやり取りが時差の関係で、早朝や深夜になることもあり、早出や残業も多いようですが、その分、ほかの事務職よりも給与面での待遇が良く、英語のスキルを磨くことが出来ます。

医療事務

医療事務は医院などの医療施設での事務のお仕事です。

主な仕事は受付業務とレセプト(診療報酬明細書)業務になります。

来院された患者さんから保険証をお預かりして、問診票にご記入をお願いして、カルテを作成します。

カルテは病歴も含めて、患者さんの個人情報が満載ですし、カルテが診療報酬請求のときの元になりますので、取り扱いには注意が必要です。

最近ではほとんどの医療施設にレセプトコンピューターが導入されていますので、カルテも電子カルテですが、レセコンの入力内容をカルテ用紙に印刷して、紙媒体でも保管、管理をしています。

診察内容のカルテ入力は基本的にはドクターが行いますが、ドクターによってはカルテに手書きして、事務がその内容をレセコンに入力する場合もあります。

診療内容を入力すると、保険点数が自動的に計算されます。

レセコンから領収書を発行して、会計を行います。

薬が出ている場合は処方箋をお渡しして、近隣の調剤薬局のご案内をします。

診療終了後には、患者さんの個人負担分の診療費のレジ締を行い、経理伝票を起票します。

入院施設がある病院では入院手続き業務も受付の仕事です。

また、医療施設の中には、訪問診療を行っているところもあります。

訪問診療の場合は、通常の診療報酬と保険点数が違い、レセプトの書式も違いますので、別途勉強が必要となります。

レセプト業務は1か月分の診療内容を月末で締めて、まとめて、翌月の10日までに診療報酬を請求するお仕事です。

内容に不備があると「返戻」といって書類が戻ってきて、その分は診療報酬が支払われません。

不備があった箇所を訂正して、再提出して認められれば支払われますが、その分入金が遅れるので、医院の経営に支障が出ることがあります。

また、あまりにも返戻が多いと医院の運営状況を疑われることになりますので、医療事務の担当者とドクターとで、レセプトに不備がないかをチェックします。

レセプトを印刷して、綴り、郵送して提出したり、オンラインで提出する方法があります。

提出先は国民健康保険の場合は「国民健康保険団体連合会」で社会保険の場合は「社会保険診療報酬支払基金」となります。

それぞれ、医院のある都道府県の窓口への提出です。

歯科事務

歯科事務は歯科医院で医療事務と歯科助手のお仕事を兼任ですることの多いお仕事です。

通常の医療事務のほかに歯科助手としての仕事も覚えなくてはいけません。

医療事務と同様に受付業務やレセプト業務を行います。

歯科医療では保険適応外の自費治療も多くあります。

自費治療の場合は診療費が全額患者さんの負担になるので、診療費が高額になりますので、カードでの支払いを受付ているところもあります。

カード支払いの場合はカード機器の操作やカード会社への支払い請求などの手続きも行います。

また、歯科治療は続けて何回か通院してもらうことが多く、また、ほとんどの歯科医院が予約制になっているので、会計後は次回の予約の打ち合わせを患者さんと行います。

歯科助手の仕事は患者さんを診療室にご案内して、うがい用カップのセットや治療用エプロンの装着などを行います。

ドクターや歯科衛生士の指示のもと、口腔内の水をバキュームで吸わせたり、治療で使用する薬品の準備や歯の型どりをするための印象材を練ったりして、ドクターや歯科衛生士の治療の補助を行います。

治療終了後は、使用した診療台を消毒し、薬品を片付けたり、器具などを洗浄、消毒、滅菌します。

忙しいときは、受付と診療室を行ったり来たりして、受付業務と歯科助手業務を両方しなくてはいけないので、動きっぱなしです。

また、予約の電話などで、電話がかかってくることも多く、その際には助手についていても、電話を取って応対しなくてはいけないので慣れないうちは大変です。

受付業務と治療補助の合間には、定期検診のお知らせのハガキを作成したり、グローブ、マスク、うがい用の使い捨て紙コップや治療用の使い捨てエプロン、などの消耗品や治療に使用する薬剤、薬品、トイレットペーパーやティッシュボックス、洗剤、コピー用紙、販売用の歯ブラシや歯磨き粉などの備品の在庫管理や発注、複合機やファックス、プリンター、パソコンなどの管理と一般の会社で行う総務的なお仕事も行います。

介護事務

介護事務は介護関連施設でのお仕事です。

医療事務と同様に介護給付費明細(レセプト)を作成し、介護報酬請求を行うレセプト業務を行ったり、窓口業務や一般的な事務業務や介護補助業務を行うこともあります。

窓口業務では施設の利用者のへ方の施設のサービス内容や手続きなどの説明を行ったり、施設の利用者が支払う自己負担金の会計などを行います。

介護補助業務は、食事の調理や配膳、清掃、ベッドメイクなどの生活補助を行います。

食事介助、排せつ介助、入浴介助など、身体に触れる介護の仕事は資格が無いと出来ないと法律で定められています。

窓口業務業務と介護補助業務に加えて、施設の売上管理や支払手続きを行う経理業務、スタッフの勤怠管理や給与計算、保険などの手続きなどの労務業務、施設の備品の管理や発注などの総務業務、施設内書類の作成や伝票入力、データ入力、電話応対などの一般事務業務なども併せて行うので、仕事のペース配分やスケジュール管理は大切です。

調剤薬局事務

調剤薬局での医療事務と同様に、窓口業務や調剤報酬明細書(レセプト)作成し、調剤報酬請求などを行います。

薬の発注や、薬剤師の補助などを行うこともあります。

窓口業務では保険証と処方箋とお薬手帳をお預かりして、受付を行います。

受付の際には「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」の希望も確認します。

新患の方の場合は問診票も記入してもらいます。

保険証と問診票を元に「薬歴簿」を作成します。

薬剤師に処方箋の内容を確認してもらい、処方する薬の内容をレセプトコンピューターに入力します。

入力した内容で薬の説明書や領収書、レセプトなどが出来てきますので、入力は慎重に行います。

調剤報酬請求はほとんどのところで、オンライン請求となります。

処方箋や調剤録などの書類を整理、ファイリング、保管します。

窓口で患者さんが支払う自己負担金の管理や売上の入金、釣銭の両替などの銀行業務や支払い業務などの経理業務も行います。

薬の在庫管理や発注業務は薬剤師が行うところもありますが、事務の仕事でもあります。

そのため、薬の名前や在庫の場所などを覚える必要があります。

発注した薬が届いたら、数量や薬が間違いないかどうかの検品を行って、それぞれ入庫(補充)をします。

薬だけでなく、処方箋袋やコピー用紙、輪ゴム、などの消耗品の管理も行います。

また、調剤薬局にはマスクなどの衛生用品や栄養ドリンクなどを販売しているところもあります。

そういった販売品の在庫管理や発注業務も行います。

パラリーガル

パラリーガルは一般的に法律事務所などで、弁護士の指示の元、弁護士の補助業務を行うお仕事です。

特に資格は必要ありませんが、実務を行っていく上で、法律の専門的なことを覚えていかなくてはいけません。

電話応対、来客応対、郵便、ファックスなどの管理、弁護士のスケジュール管理、売上、支払、経費精算などの経理業務、所内の備品や消耗品などの管理などの一般企業での事務仕事とパラリーガルならではの専門的な事務仕事があります。

専門的なお仕事としては、弁護士が行う法律相談前の氏名や住所などの依頼者への聞き取り、弁護士が行う法律相談、依頼者との打ち合わせに同席し記録を行う、相談内容に関連する資料の収集と調査、裁判所に提出する書類の作成・起案・準備・提出、裁判所で行われる弁論の準備や、弁護士に同行して裁判所での裁判手続き、傍聴席での記録を行う。

支払督促、強制執行、民事保全、差押えなどの手続、債務整理等における相手方業者(債権者)と和解交渉を行ったり、和解契約書の下書きの作成、契約書などの書類作成、裁判所・法務局・市区町村役場・弁護士会への資料の請求や提出などがあります。

また、企業法務に携わっている弁護士事務所の場合は、顧問先の会社の定款、株主総会・取締役会議事録、会社規則などの文書作成なども行います。

専門的なお仕事に関しては、必ず、弁護士の指示、管理、監督の元で行います。

人気のお仕事なので倍率も高め

事務の仕事は体への負担が少なく、長く続けられて、資格が経験がなくても就職できるため、人気のお仕事です。

また、専門的に行う業務もあり、やりがいがあるのも人気の理由です。

そのため、求人倍率は高くなります。

ですが、比較的女性が多い職種ですので、結婚や出産、子育て、ご家族の転勤などによる欠員のため、求人募集は一定数あります。

また、正社員だけでなく、パートやアルバイト、派遣社員としての雇用の道も比較的多いお仕事です。

企業によっては専門分野の扱いもある

中小企業に関しては、1人であれもこれもと事務の仕事を幅広く行わなければならない会社が多いですが、大きな企業に関しては、それぞれ専門分野で部署が分かれているので、より専門的な事務を学ぶことができ、より専門的な知識や経験を積むことが出来るので、専門職として給与にも反映されますし、転職やスキルアップがしやすくなります。

企業によっては外国語でのやりとりもある

貿易関連の企業や海外事業部がある企業、外資系の企業、また、そういった企業と顧問契約を結んでいる法律事務所などでは、電話、メール、書類などを英語を軸にして外国語でのやりとりが必要となる場合があります。

そういった企業への就職の際には英語をはじめとする外国語能力を見つける必要があります。

事務職に求められる能力

企業によって、配置される部署によって、事務職に求められる能力は違いますが、共通して必要とされる能力があります。

関連取引先、官公庁などの社外はもちろん、各部署や上司、同僚など社内での「コミュニケーション能力」、上司、他部署、同僚などを献身的に支える「サポート能力」、言葉遣い、身だしなみ、立ち居振る舞いなどの「マナー能力」、突発的なことが起こっても冷静に対応できる「トラブル処理能力」です。

専門的な事務職にいても、1人で社内のすべての事務処理を行う場合にも、必要とされる能力です。

事務の仕事はどんな人に向いているの?

期日を守れる人

事務の仕事は、1日、1週間、1か月、1年と期日内に作業を終えて、提出や手続きをしなければならないものが多いです。

それも、社外や公的機関に対するものが多いので、時間や期日などスケジュールをしっかり守ることが出来る人に向いています。

データを正確に処理できる人

事務はデータを操るお仕事です。

必要なデータを調べ、入力し、資料として活用できるようにまとめ、保存・保管・管理をしなくてはいけません。

そして、それは正確でなくては意味がありません。

データを正しく取り扱い、処理できる人が望まれます。

【事務の転職を考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください】

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事務仕事に関するコラム

事務の仕事内容12個の業務。経験者が教えます!

「仕事は事務をやっています」という人がいたら、みなさんどのようなイメージをもたれるでしょうか。ずっと座っていられていいなとか、なんだか楽そうだなと思っている方もいらっしゃるかもしれません。逆に、ずっと事務所や同じ場所にいないといけないなんて、大変そうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。今回は、イメージだけでは分からない、事務の仕事内容についてお話しさせていただきます。事務の仕事の経験がない方にも分かりやすいように、説明したいと思っております。この記事を読んで、事務の仕事内容や魅力について、多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。事務の仕事は大きく5個の役割に分けられる書類作成や書類整理事務

事務仕事が向いてない人の5個の特徴。向いていない場合の乗り越える方法も紹介

正社員等の仕事をする上で、大切なポイントとなるのが事務のお仕事と思います。ただ、事務のお仕事が向いていないと思われる特徴があります。ここでその特徴をあげ、更に対策を考察していきます。事務仕事が向いてない人の5個の特徴様々な特徴がありますが、ここでは大きく5点に絞ってみます。おしゃべりな人事務の仕事はどうしてもパソコンや書類など物体に向かって作業を進めていきます。そして当然期限があります。ここでおしゃべりが好きな人は、つい他の社員の方に話しかけたくなったり、確認の対話が必要以上に長くなったり、その結果き期限に間に合わないという事態を招きかねないことになっていしまいます。その乗り越え方とは?これは

事務員の仕事内容21個の業務。色々な事務員の仕事を経験者が教えます!

事務のお仕事は求人数も求職数も多いお仕事です。どの職場でも事務作業は発生しますし、人気もある職業ですね。ただし、離職率も高い職業でもあるんです。今回は事務員の仕事内容について経験者である筆者がまとめてみます!事務員の仕事は大きく5つの役割に分けられる事務員の仕事は一日の中でも多くあります。時には電話応対だけで一日が終わった…なんていうことも。事務員の役割を大きく5つに分類してみました。接客来客があれば適切な場所までご案内し、お茶やコーヒーなどをお出しします。お帰りの際に玄関まで見送る会社もあります。補助作業会議の資料を作成したり、コピーをとったり、書類をファイルに綴ったりといった補助作業はどの