工場にも色々な工場があり、食品工場・医薬品工場・精密機械工場、石油化学工場、プラント等様々です。

食品工場には主婦のパートさんや外国人のパートさんなどがいるのが普通ですが、プラント工場には主婦のパートさんは皆無でしょうし、ベルトコンベヤーの前で人が作業している工場もあれば、ほとんど人が作業をしない無人化の工場もあるでしょう。

業種や工場の規模によって全く違うものです。

また規模によっては、家族経営で「エッ?」と思うくらい古い設備の工場もあるかもしれません。

こういった工場では衛生面も覚悟しなくてはならないかもしれません。

トイレ等の設備が古かったり、給湯室なども古くて生理的に厳しい時もあるかもしれません。

この記事では、工場事務の仕事についてご紹介します。

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工場事務とはどんな仕事?

前述のように業種や工場の規模によりますが、大手企業の工場内での管理部門での庶務や技術部門のアシスタント事務、またまた研究部門でのアシスタント業務など様々でしょう。

また、工場見学を行っている企業では見学者対応部門があり社外対応専門の事務もあるでしょう。

また町工場と呼ばれるような規模では清掃業務から金融機関へのお遣い、昼食にお弁当の仕出しなどをとっているような場合は、その準備から片付け、弁当依頼等大企業の工場とはまた違った仕事があるかもしれません。

工場事務の大まかな仕事内容

工場内の事務では一般的に伝票処理や電話応対、業者応対、工場内に役員がいれば秘書業務も行うことがあるでしょう。

また、工場見学などを行っているところでは、見学のスケジュール管理や予約受付もあるでしょう。

意外とどんな工場でも行っているのが工場周辺の地域住民との交流会や清掃活動に事務であっても参加しなくてはならなかったり、参加だけでなく企画する側になる場合もあります。

また工場地帯に組合がありそういったイベントに参加することもあるかもしれません。

工場事務が向いている人の6個の特徴とは?

明るく元気な人

通常のオフィスでのお仕事とは違い、正社員からパートさんまで色々な雇用形態の方がいることが一般的なのが工場です。

また学歴も高卒から院卒まで様々です。

「私は事務だから」などといって「ツン」としていてはコミュニケーションもうまくとれません。

どんな人にも明るく元気に挨拶できる人がむいています。

工場で働く人だけではなく、工場と最寄り駅間の送迎をしてくれる企業バスの運転手さんなどとも気軽にコミュニケーションを図ることはとても大切になります。

チャキチャキで気遣いが得意な人

「さようですか・・・」などとオフィスではあたりまえの言葉も、相手によっては気取っているような印象を与えることがあります。

また、「おっとり」「ゆっくり」といった感じよりも「テキパキ」「チャキチャキ」な性格の人のほうがどちらかといえばこのまれるかもしれません。

発言も回りくどい言い方をするよりは、的確な発言のほうが好印象をあたえるかもしれません。

24時間稼働しているような工場では、出勤時に夜勤を終えて帰宅する人もいますのでそんな人が、事務の人に用事があり事務所に立ち寄る場合などは、テキパキ対応することで相手のストレスを軽減することができるでしょう。

人を外見で判断しない人

パートさんやアルバイトの人の中には、オフィスではタブーとされるヘアースタイルや服装をしている人がいるかもしれません。

作業着がある場合が多いため比較的服装に関しては緩い職場が多いでしょう。

なので、外見で人を判断してはいけません。

茶髪のお兄さんもヒョウ柄をきたおばさんも職場では頼られる存在の人かもしれません。

むしろ自分自身の服装がきっちりしすぎないように気を遣う必要があるかもしれません。

私自身、以前大手企業の工場内の管理部門で派遣として庶務の仕事をしていた経験がありますが、院卒の技術系エリート社員さんは夏はビーサンに短パンというスタイルで出勤していたり、とてもきれいな金髪ヘアーにしている方が、優秀な技術者であったりということがありました。

また、車好きの青年はイタシャと呼ばれる車に乗っていたりとオフィスではなかなかお目にかかれない方がいました。

仕事の線引きをしない人

工場では事務であっても安全管理は大切な仕事です。

工場で最も避けたいことは災害です。

工場の事務所には「無事故〇〇日」などという掲示をよく目にします。

事務の仕事であっても安全管理は大切な仕事です。

ごみの分別から工場備品の管理まで安全管理や環境管理としてとても大切な仕事です。

机上の仕事だけでなく幅広く仕事をしたいと考える人はとても向いているでしょう。

あわてず適切な判断ができる人

工場内での災害はどんなに注意していても起こってしまうものです。

例えば火災が発生した場合、けが人が出た場合などの初期対応の知識をもち冷静に対応できる人は工場勤務にむいているでしょう。

工場の事務所は災害が起こった時などは、対策本部の機能をもつことが多いのでこれはとても大切なことです。

実際、東日本大震災時に私が勤務していた企業の工場では大規模災害が発生して、工場スタッフは昼夜を問わず対応に追われ大変であったと聞いております。

また災害がおさまったとしても大きな工場などでは警察や消防はたまた管轄の霞が関の役人が入り検証が行われることは当たり前のことで、災害が収束したあとも事務処理や今後の対応策等かなり長い間時間を費やされるものです。

コミュニケーション能力がある人

通常のオフィスよりもチームワークを大切にする職場が多いかもしれません。

車通勤の人が多いので飲み会はそれほど多い頻度で開催されることは少ないかもしれませんが、運動会やサークルがあったりして色々なかたちでコミュニケーションをとる機会がありますので、その機会をいかして分け隔てなくコミュニケーションをとれる人がむいているかもしれません。

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工場事務が向いていない人の6個の特徴とは?

都会的なオフィスに憧れている人

セキュリティカードで執務室に入り、高層階オフィスでパーテーションで区切られたかっこいいオフィスで働き、ランチはワイワイ女性同士でおしゃれな女子受けしそうなレストランで・・・なんて人にはむいていません。

セキュリティはもしかしたらオフィスビルより厳しい場合がありますが、工場内の食事は社食でランチするか、自分でお弁当を持参するか、宅配のお弁当を頼むか・・・といった感じですから。

また、工場の敷地にはいってから執務室までの距離がけっこうあったり、いたるところに注意喚起のポスターや標語が掲示されていたりして「都会的」な環境とはかけはなれているかもしれませんね。

PCを使用した仕事しかしたくない人

工場事務の場合は、宅急便の受取・発送、お弁当の注文、工場内での歓迎会準備(24時間体制の工場などでは、常に誰かが仕事をしている状態なので工場内で歓送迎会を行うことが多々あります)、など多岐にわたった仕事があります。

PCでの仕事しかしたくない人には向いていません。

仕事ってどんなことでもなかなか難しいということがわかるチャンスではあるのですが、そういったことは自分のスキルには必要ないと思っている人には向いていないかもしれません。

駅近で仕事をしたい人

工場で駅近はほとんどないといってもいいでしょう。

最寄駅から企業バスか車通勤がポピュラーな通勤方法です。

みんなと同じバスに毎回のって通勤なんて…という人には向いていません。

また、休憩時間に銀行に行ったり、医者に通院したりすることはロケーション的には難しいでしょう。

休憩時間とはいっても敷地内で過ごすことが余儀なくされるのでそういったことが嫌な人には向いていないかもしれません。

おしゃれな服装で通勤したい人

おしゃれがいけないというわけではありませんが、やはり周りに合わせるということは大切なことです。

事務でも作業着の着用や安全靴の着用が義務つけられている工場もあるので、おしゃれ命!と言って人には少し難しいかもしれません。

しかし、工場によってはシャワールームがあり、事務職であっても使用できたり、仮眠室があって使用できる場合があります。

これは夏などにはいいかもしれませんね。

出社時間がギリギリな人

工場ではほとんどといっていいほど事務職であっても始業時間前にラジオ体操があります。

慣れれば、仕事前に体を動かくことは思いのほか気持ちがいいものなのですが、それが嫌な人は工場勤務は難しいかもしれません。

ラジオ体操は安全管理の一環なのですから。

女性が多い職場で仕事をしたい人

通常のオフィスに比べるとどうしても男性が多い職場になります。

その分工場内の女性同士はとても仲がいいものです。

また、男性の中で仕事をしているせいかサバサバした人が多く人間関係は比較的いい環境がおおいとは思いますが、どうしても綺麗な女性同士で仕事をしたい人には難しい環境ですね。

工場事務の仕事経験は、その後どんな職種・仕事に活かせる?

技術系部門の事務

工場には技術系社員や研究職の方がいることが多く、そういった部門の事務をする場合もあります。

その経験はそのまま技術系部門のアシスタント業務に就く場合には大変役に立つでしょう。

大手ゼネコンなどの現場事務

まず、基本的な職場環境に関する安全管理などの考え方が一緒です。

これは経験のない人には面倒なことですが、経験しているひとにとっては当たり前のことなのでとても楽に現場になじむことができることでしょう。

また、庶務業務的な部分も宅急便の受付・発送や経費精算等かさなる仕事も多いですし、職場に勤める人のカラーも重なり違和感なく仕事をすることができるはずです。

ISOの知識

ISOの知識は工場事務でなくなっても社内監査等で役にたつことでしょう。

深い知識がなくても役にたつことはあると思います。

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これから工場事務の仕事をはじめるには、どうしたらいい?

まずはPCスキルが必須です。

特にExcelのスキルは実績管理などがあるので必要です。

また、様々な勤務時間の人がいるのでOutlookでの連絡はあたりまえでしょう。

こういった基本的なスキルは身に着けておきましょう。

工場事務の仕事で就職するために

簿記は経験がないにしても資格はもっているといいかもしれません。

また、とかく交通の便が悪い場合が多いので自力で通勤可能なように、自家用車で通勤できるといいですね。

企業バスを工場と最寄り駅間で運行している工場がありますが、残業がある部署ではバスに乗ることが難しい場合があったり、遅刻早退時にはバスが運行していない時間であったりする場合があります。

資格は必要?

通常のオフィスでの仕事と同じで、エクセル・ワードといったPCスキルと企業が導入しているシステムで仕事を行うことが一般的です。

大手メーカーなどではSAPを導入している企業も多いので、SAPの使用経験があるととても喜ばれるかもしれません。

また、意外とフォークの免許をもっていると重宝されるかもしれませんね。

仕事での資格ではありませんが、通勤するうえで自動車通勤ができるようにしておくといいでしょう。

企業バスもありますが、企業バスでは時間のしばりがあるため少し不便にかんじるかもしれません。

必要なスキルや経験は?

経験は特に必要ないかもしれません。

人懐こく、誰とでも気軽に話せるスキルが一番大切かもしれません。

あとは「若さ」。

工場は工場採用の社員が高卒採用であったりする関係で比較的年齢が低い場合があります。

ですからアシスタントとして事務で働くには「若さ」はとても武器になるでしょう。

また逆に「子育て経験のあるお母さんのような存在」とい武器もあるかもしれません。

若い工場勤務の人たちをうまくフォローしていくスキルがあるのもとても良い武器になるでしょう。

まとめ

どんな仕事にも通じるスキルが必要となる工場事務ですが、守備範囲が広いために向き不向きがあるかもしれません。

また、工場内で働く人も通常のオフィスで勤務する人たちとは見かけが少しちがったり、色々な雇用形態の人がいたりとずっとオフィスビル内で仕事をしていた人には違和感がある環境であることは間違いありません。

しかし、オフィス内での仕事よりも動きがあったり、色々な人と仕事をしたいと考えている人にはとても魅力的な仕事です。

ぜひチャンスがあるかたはトライしていただきたい。

チームワークを大切にする人たちの中で働くことで人と人とのつながりがの大切さや、安全管理の意味がわかるのでとても人間的に成長できると思います。


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