介護の仕事をしていくと、時にこんなことを感じたり思ったりするものです。

「このまま介護の仕事をしていいのか」や「ああ、こんな割に合わない仕事なんか、もう辞めたいよ」などあります。

給与の低さから将来のことが不安に感じたり、一番多い原因が職場の人間関係でしょうか。

特に介護職は人間関係がこじれて退職される方が多く見受けられます。

かくゆう私自身も上司の「いじめ」が原因で退職した経験を持っています。

毎日行きも帰りも辛すぎて泣きながら通勤したことがあります。

そこで今回は介護士福祉士のみなさんが辞めたいと感じた理由を挙げ、それをどのように乗り越えていったのかに焦点を当ててみたいと思います。

介護人材が不足している中、退職せざるを得なくなるのは致し方のないことですが、可能であれば参考にしていただき介護の世界でやってみてください。

また退職を決意された方のために今後についていくつか提案させていただきましたので、こちらもご覧になってみてください。

介護福祉士を辞めたいと感じた4個の理由と乗り越え方とは?

辞めたい理由を挙げたらきりがありません。

十人十色で実に様々な理由が存在します。

中でも一番は職場の人間関係が挙げられます。

介護に限りませんが、なぜこれほどまで人間関係が悪くなってしまうのでしょうか。

その人個人の悩みから施設自体の問題まで色々あることが原因です。

しかしどうしてでしょうか。

由々しき問題です。

ここではいくつか挙げてみましたので、ご自身の体験を合わせながらみていってくださいね。

職場の人間関係が悪い

そうですね、これは誠に由々しき問題となっています。

介護業界はただでさえ人材が不足しているというのに何か対策は講じられないのでしょうか。

私自身も上司の「いじめ」原因で退職に追い込まれました。

その頃はヘルパー2級(今の初任者研修)を取ったばかりで、施設に配属されても分からないことだらけで右往左往するばかりでした。

上司が見ているだけで頭が真っ白になって、シーツやおむつの交換さえもできなくなって震えが起きるほどでした。

その乗り越え方とは?

どうして乗り越えたのでしょうか。

事業所トップの方にも相談に乗ってもらいましたが、結局解決にはなりませんでした。

唯一、看護師さんが私の気持ちを分かってくれていつも支えてくれていました。

この施設は介護経験初めてとなるところでしたが、最終的には約5カ月ほど勤務して退職をすることに決めました。

ただ厳しかったおかげで、自分一人でも介助がスムーズに行えるようになり他の施設においては指導できるほどになっていました。

それについては感謝したいと思います。

シフトが不規則で体調管理が難しい

夜勤業務がある施設では早番、遅番、日勤、夜勤など交代制となっているため、職員の体調管理は非常に重要になってきます。

今日は早番、明日は遅番、今日は遅番で明日は早番などということがざらにありますよね。

経験者でしたらお分かりいただけると思います。

その乗り越え方とは?

これは公平性を欠く場合もあるので、一概にはこうしてみなさいとはいえませんが、まず上司と相談してみてください。

相談しても無理なときは多々あります。

大変さはみんな同じと返されたらそれまでですが。

今私が勤務している施設では、シフトについて色々なパターンが用意されています。

雇用形態が変わってきますが、午前中のみ、あるいは日勤のみ勤務している方が何人かいらっしゃいます。

また正社員でも家庭の事情により遅番と夜勤のみ勤務されている方もいらっしゃいます。

体力的、精神的にどうしてもというのであれば、まずは雇用形態を見直すといったところから相談してみることをおすすめします。

その上で、上司と今後どうしていくかを話し合ってみてください。

利用者さんに接するのが苦手・人見知りをする

私も人見知りをする引っ込み思案です。

初めてお会いする利用者さんに対して緊張することもありますよ。

職員とでも人見知りをしてしまうこともあります。

その乗り越え方とは?

どうして乗り越えていったかといえば、これは場数を踏んでいくのが望ましいのですが、まず失敗を恐れないで話をしてみることを心がけてみてください。

うまく話そうとする必要はどこにもありません。

人には得手不得手が必ずあるものです。

あなたにも同じようなことがいえます。

それらを活かすこともいいですし、まずは完璧にやろうとしないことです。

そこで失敗しても、「あ、間違っちゃった、ごめんなさいね」と返して笑いを取ってしまえばいいのです。

初めは誰でも緊張するものです。

焦らずゆっくり行きましょう。

焦るとかえって利用者さんの不安を煽ることとなりますからね。

大丈夫ですよ!

介護に魅力ややりがいを感じられない

これもどうしても避けられない問題です。

私自身も魅力ややりがいを感じらえれないといったことは未だにあります。

「やる気が足りないんじゃないか」といわれそうですが、そうではないんですよね。

精神論で片付けてしまう人の神経を疑いますが、それはまた別の機会にでもお話ししましょう。

「こんなに一生懸命やっているのに、利用者からひどい言葉をかけられた」あるいは「暴力を振るわれた」といったことが現実問題としてあるのです。

我慢しろということはいえないのです。

私たちだって生身の人間ですし感情だって持っているのです。

虐待を勧めているわけではありませんが、私たちは倫理観を持って利用者に接しています。

ですが利用者から暴力を振るわれることだってあるのです。

私も何度か受けた経験があります。

そんなときは本当にやるせなさや憤り、無情観を感じます。

やり返すわけにはいきませんからね。

私たちはプロフェッショナルなのですから。

その乗り越え方とは?

ニュースやブログなどを見ると、「甘えるな、お前が悪い」などといって片付けられる傾向があるのも事実です。

ではどうしたらいいのでしょうか。

まずは上司や事業所の責任者などと話し合いを持つことが前提ですが、それでも解決に至らない場合は退職することも視野に入れるべきです。

そこだけが仕事場ではないのです。

介護需要が拡大している中、色々な施設やサービスが展開されています。

次の勤務先を探していくというのも選択肢としてあるのです。

感情的にならず冷静に今後どうしていくか自分を見つめていってください。

いろいろ試したけれど、やっぱり辞めたい!辞める前にやっておきたいこととは?

いろいろ試したけれども「もう耐えられない」ということもよくあることです。

私自身ももうどう考えてみても耐えられなくなってしまい、退職を決意したことがあります。

思い切って辞めることは可能ですが、これからも生活もして行かなくてはなりません。

感情的になってしまうことは分かりますが、ちょっと待ってくださいね。

ここでは退職後をどうしていくかについてお伝えしていきたいと思います。

これからどうしていくかある程度は決めておく

では介護職を辞められたあと、どうされますか?

どうして生活をしていくか何か希望なり予定は立てているでしょうか。

まずはこれから自分はどうしていくのかを冷静に見つめてみてください。

「あれをやってみたい」「これに挑戦してみたい」というのであればぜひやってみてください。

またそれをやるために必要なスキルなども出てくることでしょう。

それを身につけるためにスクールに通うのもよいですし、またすでに特技をお持ちでしたらそれらを活かした職種に就くのもよいと思いますよ。

冷静に建設的に考えてみることをおすすめします。

ぜひ挑戦していってください。

次の就職先を確保する

これからどうしていくかということにも関わってきますが、次の就職先を見つけておくことも大切です。

もちろん一旦仕事から離れ、ゆっくり休んだあとに就職活動されることも重要ですよ!

もしまだ介護で頑張ってみたいという方であれば、次の勤務してみたい施設の候補をいくつか挙げておくとよいでしょう。

そして勤務中の施設に迷惑がかからないよう配慮しながら、施設見学など就職活動を進めていってください。

また面接時にはどうして前職を辞めたのか必ず聞かれるので、その対策もしっかり練っておきましょう。

ストレートに人間関係が悪かったのでとは採用側も困惑してしまいます。

人間関係が悪かった事実はあるにせよ、それをよいポイントに置き換えて面接官に伝えるのも大切な自己アピールです。

例)「人間関係が悪かった」 → 「もっと積極的に連絡を取り合い、職員が一つになって利用者に接していきたい、関わっていきたい」などです。

次の仕事に役立つスキルを身につけておく

介護の仕事を別の施設で続けていくにせよ、また別の職種に就くにせよ、その仕事に役立つスキルがあると思います。

パソコンが得意な方でしたら、それに関連した職種に就くのも手です。

資格などが設けられていれば、それを取得するためにスクールに通うといったことも必要になってくるでしょう。

まずは自分が何をやりたいのか、それにはどういったスキルが必要になってくるのか確認してみてください。

その上で、自分がするべきことが見えてくるはずです。

それが分かれば、あとは実行するのみです。

新しいことに挑戦することは勇気がいることですが、その努力が報われたときは何とも清々しい心持ちです。

次の就職に向けて頑張ってみてください。

求職(休職)期間中の生活費などを確保しておく

勤務しながら休みの日に就職活動していくならばそう問題はないと思いますが、一旦休んでからとなると仕事をしない、つまり無収入の期間が発生します。

雇用保険に加入していて、失業手当が支給される場合はじっくり再就職に向けて準備ができるでしょう。

失業手当がもらえない方にとっては問題です。

何せ収入が一時的にせよ途絶えるのですからね。

そういったことのないようにするためにも、計画的に退職、そして再就職に向けて行動していただきたいと思います。

支給された給与をすべて使ってしまうのではなく、生活費と就職活動費などと分けて管理することも大切です。

再就職に向けて余裕を持って臨みましょう。

また施設によって退職の申し出について期間がありますので、今一度就業規則などを読んでおいてください。

退職する際は離職票を発行してもらうことも忘れないでくださいね。

その他、役所において雇用保険や健康保険などの切り替え手続きが必要になってくることもありますので覚えておいてください。

介護福祉士を辞めた後にはどんな仕事がおすすめ?

さあ介護職を辞めました。

気分も晴れて次はどうしましょうか?

新しいことに挑戦するのは気持ちがいいものです。

では次にどういった仕事に就くのがよいのでしょうか。

「これにしなさい」いうわけではなく、こういった仕事はいかがでしょうかという感じにご紹介させていただきます。

これにはいくつかのパターンがあります。

順を追ってみていきましょう。

社会福祉士など福祉系の仕事に就く

介護職は辞めたけど、やはり人のために尽くしたいと考える方もおられるでしょう。

そこでこういった仕事はいかがでしょうか。

介護福祉士などの国家資格を保有している方でしたら、社会福祉士を目指してみてはどうでしょう。

これになるためには別途学習する必要がありますが、取得することで社会福祉事務所などの勤務が可能となります。

もちろんなくても勤務は可能だと思いますが。

主に事務仕事が中心となりますが、これまで現場で培ってきたスキルを十分に活かせるのではないかと思います。

大学や専門学校でも通学コースや通信コースが開かれていますので、各学校に問い合わせてみてください。

ケアマネジャーや相談員

こちらは敢えて別項目に書くことにしました。

こちらも現場で培ったスキルなどを十二分に活かせる仕事ですね。

ケアマネや相談員になるにはある程度の要件を満たす必要がありますが、「縁の下の力持ち」となって現場を支えていく仕事です。

自分の裁量一つで利用者の生活を左右するので責任は重いのですが実にやりがいのある仕事といえます。

看護師を目指す

こちらもよくある事例です。

第29回の介護福祉士試験でも必須科目となった医療的ケア。

介護士でも看護師などの指導のもと、経管栄養や吸引の処置ができるようになりました。

ただ看護師ではないので、介助をしていてもどかしい思いをした方もいらっしゃると思います。

そこで出てくるのが看護師を目指すということです。

准看護婦になるか正看護師になるか分かれるところですが、一度取得しておけば介護福祉士と同じように一生ものとなります。

また将来、介護施設で働くとなったときも介護士ではなく看護師として勤務することができるようになります。

看護師だと給与もいいですしね。

一般企業でも福祉の仕事や資格が活かせる

その他、福祉関係の仕事でしたら一般企業でも役立つものもあります。

リフォームや住宅機器メーカーに勤務を希望するのであれば、福祉住環境コーディネーターの資格を活かすこともできます。

介護需要の高まりとともに、ご自宅をバリアフリーにするなどリフォームする方が増えてきました。

そこで役立つのがこの資格となります。

福祉に関して専門知識を有していることで顧客に対し色々とアドバイスができるのではないでしょうか。

全く畑違いの職種に就く

「もう福祉や介護のことは考えられない」という方も中にはいらっしゃるはずです。

それはそれでよろしいことです。

ご自身を卑下する必要も全くありません。

むしろ新たな選択ができることに誇りと自信を持っていただきたいと思います。

これまでお知らせしたように保有するスキルや経験を活かす仕事以外にも、全く違った職種に就くことも素晴らしいことです。

こちらも何かスキルをお持ちでしたら活かせる職に就くのもいいですし、休職期間を利用してスキルアップを狙うのも手です。

失業手当が支給されている方など、ハローワークに行ってみてください。

一定の要件を満たす必要がありますが、無料でスキルを身につけられる講座を開催していることがあります。

語弊がないように申し上げますが、最新のパソコンソフトを無料で使用できたり、学習しながら場合によってはお金ももらえるという講座もありますのでぜひ確認してみてください。

まとめ

これまで辞めたい理由やその対策についてみてきました。

正直なところ相談して解決できるものでもないことは事実としてあります。

どうしても解決しないのであれば第三者を入れて相談することもできますし、新たに就職先を選んでいくという手段もあるのです。

働くところは一カ所ではありません。

そして職員も、優しい人もいればキツイ人もいます。

自分に合う人もいればそうでない人もいますよね。

どこにでもある光景です。

次に退職をする前にするべきことや退職後の仕事についていくつか提案させていただきました。

お伝えした以外にも様々な方法がありますので、まずはご自身がこれからどうしていきたいのかを見極めてから前に進んでみてください。

焦らなくて大丈夫ですので、じっくり悩んで最善策を見出してみてください。


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